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自作の文たち 創作
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#私の作品紹介

口

簡単な言葉はより簡単にわかるように
気難しい言葉は噛み砕いて簡単になるように
伝えてみたけど受け取り方がどうにも違って
理解できないの一言で他人事のように終わりました
あなたからすれば他人事でも私からすれば私ごと
これわからないと先に進めません
私からしたらあなたは他人事
じゃあ勝手に進めたい出来事
知らないじゃわからない先のこと
理解できないで断ったあなたはここまでで結構
わかる人だけついて来て

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朱く

朱く

くだらない知識がそうさせた
朱に交われば赤くなる
気付いた時には
手遅れで
周りにはもう君はいない

蓼食う虫も好き好き
だから君は僕を好きになってくれた
僕が君を好きになったのはどうして
思い出そうとしても
もう思い出せないや

あー、好きだった
愛に近かった
会いにきてよ、もう気軽に言えない
あの温度にあの香りに触れられないんだ

手を染めた
己は友に似るなんて
もう前には戻れない自分は
一体

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絡まる

絡まる

前に髪を染めたのは半年前くらいだっただろうか
そろそろ染め直して切ったりしようか

ブリーチしてカラーした、もう色が抜け切った絡まる髪を両手で解きある程度解けたら片手でとかし、もう片方の手でよく見るパッケージのキャラメルを口に放り込む。チョコレートは苦手で口の中の温度で柔らかくなるキャラメルのあの口にまとわる感じが大好きだった。

この甘い口の中で誰かにキスをしてそのまま絡まるように時間を過ごした

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バンド

バンド

あのバンドの子みたいに髪振り乱して全身で歌って汗まみれ想いまみれで演奏できたらどれだけいいの。溜めに溜めた暗い思いも誰かの為に響かせたい。なびかせるくらい光る言葉を歌詞にしてその場盛り上げて感情と感情で抱き締め合いたい。好きが嫌いになる悲しさを分かり合えたら少しは為になるの?

ボタン

ボタン

リセットボタンがあるなら簡単に押す今日ならば。
ゲームみたいな人生何度もやり直しできたら終わりがなさ過ぎてやっぱり今日みたいな日があっていいのだろう。

ほんとう、が、ほしい

ほんとう、が、ほしい

君の本当はどれ

僕には君が創り者に見える時がある

それが今でこれまでは何の意味があったのか

君の本当を知ってみたい

がそれを知ると今までが全て崩れるように僕は思う

君は君を演じて創り本当と向き合えば壊れてしまうのが本当ならば君が前に僕に言った弱いという言葉はそのまま君に返したい

僕は僕と向き合うし泣くし笑うし悩むし怒る悲しみも全て心と打ち解けている僕は僕の弱さも強みも知っている
誰にも

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フィクション〈会話〉

フィクション〈会話〉

ねぇ、これってずっと?永遠?

ん?

男女の仲の話。

あー、なんとなく想像つく。

男と女の友情はありえない。

あー、はいはいはい。

あり得ないわけ?今私と君は普通に話していて会話も続くからたまに会ってお茶したりするわけで。

まあ、そうだよね。一般的に男女の仲といえば恋愛関係か身体の関係、俗に言うあれね穴と棒の仲でしょとか、言いたいのはそういうことでしょ?

それ、本当それ、それしかない

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何者

何者

何も出してないから何も生まれていない

中にとどめて表に出すことをしていない

実際、見て触れて聞く

それすらしてない自分は何者

ネットの中で宙に浮いている

なぞる、指先。

なぞる、指先。

見ない

言わない

聞かない

真っ白なノートを開く

人差し指で伝えたい言葉をなぞる

「  」

「   」

「    」

本当は

見て

言って

聞いてほしい

伝えたい事がたくさんある