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種麹屋の日常思考記

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発酵に関係ない日常思考はこちらに入れていきます。
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#コミュニケーション

『気を遣う』ことを求める人

『気を遣う』ことを求める人

shinshinoharaさんのnoteで『気を遣う』と『気が利く』の違いを書かれています。

どう違うかについては、リンク先を見ていただくとして、『気を遣う』と『気が利く』は、意外と相手にばれてるものだとも思いました。

例えば、旅館だったりレストランでサービスを受けたり、あるいは、仕事場などで「気を遣わせちゃったな」と思うときも、「お、気が利いてるね」と思うときもあると思います。

ということ

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”変えても良い”がデフォの人、”変えてはいけない”がデフォの人

”変えても良い”がデフォの人、”変えてはいけない”がデフォの人

あるやり方やルール、慣例があるとして、

何も言われてなければ
「”変えて良い”とは言われてないから、前例通りにやろう」
がデフォの発想の人と

何も言われてなければ
「”前例を守れ”とは言われてないから、自分のやり方でやろう」
がデフォの発想の人

同時にチームにいると、やり方が噛み合わなくなる。

コミュニケーションは「何を言ったか」も大事だが、『何を言われていないのか』その言われていない部分

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『相手の立場に立つ』とは、『相手の状況や立場に立ったときに、自分だったらどうする?を考える』ことではない。

『相手の立場に立つ』とは、『相手の状況や立場に立ったときに、自分だったらどうする?を考える』ことではない。

『相手の立場に立つ』とは、『相手の状況や立場に立ったときに、自分だったらどうする?を考える』ことではない。

たとえば、何かひどく落ち込んでいるときに『自分だったら、こういうときに、一緒に食事とか連れて行って欲しい』と思って、良かれと思って、落ち込んでいる人を誘ったら、その人は、『一人の時間が欲しい』と思っていて、却ってエネルギーを消耗させてしまうかも知れない。

 その逆もある。何かひどく落ち込

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具体例を出した方が分かりやすい人、例えた方が分かりやすい人

具体例を出した方が分かりやすい人、例えた方が分かりやすい人

最近、当社ではMBTIというタイプ論を社員研修に導入しています。

細かい理論については専門家ではないので詳述しませんが、上記テキストに出てきた比較として

話を分かりやすくするために「詳細な具体例」を用いた話した方が分かりやすい人と、「全体的な比喩や例え」を用いた方が話しが分かりやすい人がいる、と言う話でした。

私は、比喩や例えを用いた方がわかりやすい側の人間です。

もっといえば、「全体的な

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発達障害を「治してあげよう」の善意の人

発達障害を「治してあげよう」の善意の人

今日は、発達障害ネタです。

先天的に聴覚が不自由な人に出会った時、「頑張って耳が聞こえるようになりましょう!」とはならないだろう。

その時のサポートは「手話を覚える」とか「筆談を取り入れる」とか、「聴覚が必要な仕事は避けるよう配慮する」とか、代替手段や、周辺環境の整備を想起するのが一般的だと思う。

しかし、先天的にコミュニケーション能力がないアスペには「頑張ってコミュニケーション能力を身につ

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『縦の多様性』と『横の多様性』の分断、そして、処方箋

『縦の多様性』と『横の多様性』の分断、そして、処方箋

昨年来『分断』ということばが世間を賑わしています。

『分断』の生々しさとして長崎県諫早市の女子高生『山邊 鈴』さんのnoteが秀逸なので、まだの方は是非お読みください

さて、今日は結論から書きます。『多様性』には『縦の多様性』と『横の多様性』があり、その分断が、社会の分断になっていると、私は考えます。

※今日は、割と長文になります。リンク先は必要に応じてどうぞ!

横の多様性・縦の多様性『多

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What型とWho型:都市型人材と地方社会がコミュニケーションで気を付けること

What型とWho型:都市型人材と地方社会がコミュニケーションで気を付けること

前回、こちらの記事でWhat型とWho型について書きました。

今回は、より細かく、それぞれが留意したいコミュニケーションについて書いていきます。

(※この記事は早い人で10分、平均15分、読了にかかります。)

What型はIメッセージを心掛けるI(アイ)メッセージとはなんでしょうか。それは、主語が「私」という形で発せられるメッセージです。「私は楽しい」「私は怒っている」「私は悲しい」「私はや

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なぜ文系は科学を無責任と捉えてしまうのか:書評 「理系のための文章教室」

なぜ文系は科学を無責任と捉えてしまうのか:書評 「理系のための文章教室」

コロナ禍で科学者のコミュニケーションが話題になっています。10年前、東日本大震災でも、原発の危険性の評価において科学者の説明が市民の不安を煽るように受け取られていました。

一般的に、科学者(ざっくり理系と表現します)は、理系でない人から見ると、説明が無責任とか冷たいとか言われることが多いように思います。そんな中、藍月要さんの「理系のための文章教室」という本がその疑問に答えてくれました。

この本

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Whatに熱くなる都市、Whoに熱くなる地方

Whatに熱くなる都市、Whoに熱くなる地方

都市と地方のコミュニケーション作法の差ということを、何度も取り上げています。先日、愛知県三河地方出身で東京で修行をし、また三河に帰ってきた料理人の方と話す機会がありました。

そこで、仰っられていたのが

ということです。

『美味しい店』か『友達の店』か具体的には、

と。この『美味しい店』と『友達の店』は分りやすい選択肢だと思います。

休日の夜に時間がある時、『人間関係は特にないけど美味しい

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若いとき腰の低かったあの人が、なぜ、年をとると尊大になるのか

そのこと自体の是非はさておいて、日本は年功序列が根強く残り、年上を敬う文化、習慣を持っています。語弊を恐れずに言えば、年をとるほど相応に態度を大きくして良いということ。

もちろん、『実るほど頭を垂れる稲穂かな』という言葉もありますが、一方で、地位のある人、立場のある人には、そこは役割として、どこか、それなりの偉そうな態度をとってもらった方が、組織や社会自体が安定するということもあるのではないでし

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上司世代と部下世代の「何でですか?」の意味違い

上司世代と部下世代の「何でですか?」の意味違い

年輩経営者から、よく「最近の若者は素直そうに見えて権利意識が強い」的な話を聞きます。そして、よくよく聞いてると、実は若者側はとても素直だからこそなんじゃないかというケースがあります。特に発端になりやすい言葉があるので、そこについて考えてみましょう。

その言葉とは「何でですか?」という言葉です。実は、そもそも教育方法の前提が違うんですよね。上司世代(50代以上)、先輩世代(30代以上)、部下世代(

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「やりたいこと」と「出来ること」のアンバランスが攻撃性を生む

「やりたいこと」と「出来ること」のアンバランスが攻撃性を生む

昨今、社会全体にストレスがかかる中、世の中に色んな言説が出てきています。

それぞれの立場で、見えている範囲が違っていたり、受ける影響の大小があったり、それまでの社会に対する関わり方やスタンスがあったりで、正義と寄って立つものが違っている。

私は、人ってそこまで悪人に出来てなくて、責任感とか優しさってのがあって、みんな『世の中に何かしたい』という気持ちがあると信じています。

これまでの世の中は

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コロナが露わにした、『テレワーク出来る村の住人』と『出来ない村の住人』の分断

コロナが露わにした、『テレワーク出来る村の住人』と『出来ない村の住人』の分断

先日のLINEと厚労省が実施した調査で、テレワーク実施率5%と言う数字が出ました。LINEという手軽な媒体を使ったことで、『この手の調査に参加する人はそもそもIT親和性が高い』という偏りは、スマホ回答ではあるものの、比較的弱いですし、おそらく、これに回答していない人(LINEをやっていない人)を加えると、実態のテレワーク率はもっと低く出ると予想されます。

5%は正規分布だと偏差値66ぐらいに相当

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京都造形芸術大修士課程に合格しました&志望理由

京都造形芸術大修士課程に合格しました&志望理由

今日は、ご報告を。このほど、京都造形芸術大芸術研究科(通信制)芸術環境専攻学際デザイン研究領域に合格し、合格通知を頂戴しました。シンプルに言えば芸術大の大学院生になります。と言っても、通信課程ですので、仕事や子育てをしながら家庭で学びを進めます。

『発酵』×『デザイン・芸術』というキャリアだと、発酵デザイナー小倉ヒラク君に、なかじ君、醤油ソムリエの黒島慶子さんなど、たくさんいらっしゃいます。『発

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