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本の棚 #ビジネスコーナー

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ビジネスを通して人間は形成される。そういっても過言はないかもしれません。本の棚のなかでもかなりのボリュームを占めるビジネスコーナーは古典的なもの〜最新の情報まで幅広く並べていきま…
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2021年8月の記事一覧

本の棚 #134 『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』

本の棚 #134 『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』

『3年に一度は「勝利の方程式」を変えなさい』
寺田和正

みなさんは勝利の方程式をおもちだろうか?

「勝ちパターン」とも言い換えられる。

ゲームで言うと攻略法?裏技ではない。

ぼくはパターン化するのが好きで

うまくいくパターンを見つけるために

たくさんの時間を使っている気がする。

しかし、たとえ1つ見つかっても

それが永遠に使えるパターンではない。

変化の激しい、ス

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本の棚 #133 『UAの信念〜すべてはお客様のために〜』

本の棚 #133 『UAの信念〜すべてはお客様のために〜』

『UAの信念〜すべてはお客様のために〜』
ユナイテッドアローズ編著

「お客様のために」

「お客様第一主義」

この考えが大切ではないという企業は

少ないのではないだろうか。

しかし、その考え方を具体的な行動として

日々体現し続けている企業もまた

少ないのではないだろうか。

考えれば考えるほどに「お客様のために」

ということばは深みを増すばかり。

それでも考えれば、

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本の棚 #130 『バカになれる人はバカじゃない』

本の棚 #130 『バカになれる人はバカじゃない』

『バカになれる人はバカじゃない』
小宮一慶

「バカって言ったほうがバカなんだ」

どこかで聞いたことがあるケンカの声が

夕飯前の我が家に響く。

そのとおり、人をバカにするのはよくない。

けれども、自分はバカなんだ、

だから失敗するし、勉強するんだ。

そうやって謙虚でいることは何ら問題ない。

自分はバカなんだ、だからダメなんだ。

このパターンはよくない。

自分の可能

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店長あるあるなあなあ日記〜「いい質問」が人を育てる〜

店長あるあるなあなあ日記〜「いい質問」が人を育てる〜

「人を育てる」というと

ちょっと言い過ぎかもしれない。

「人が成長するように働きかける」

のほうがしっくりくる。

育つか育たないかは…正直わからない。

いろんな会社で人材育成のための

プログラムがあって、研修があって、

現場でのOJTがあって…

そうして教えてもらったことを

アウトプットしていくわけだが

なかなかうまくできないこともある。

店長や先輩に確認してにいくと

「あ

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本の棚 #127 『リーダーのための「レジリエンス」入門』

本の棚 #127 『リーダーのための「レジリエンス」入門』

『リーダーのための「レジリエンス」入門』
久世浩司

以前こんな記事を書いた。

耐力と表現しているのが

レジリエンスに近いのかなと思い

本書を手にとったが…すごい。

ここまでロジカルに表現されると

「これからはレジリエンスだ!」

とか、言ってみたくなる。
(本書は2014年刊行)

レジリエンスとは、そしてその力を

トレーニングするステップとは?

さらには、習慣で身につけることも

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本の棚 #126『ビジョナリーカンパニー①』

本の棚 #126『ビジョナリーカンパニー①』

『ビジョナリーカンパニー』
時代を超える生存の原則
ジェームズ・C・コリンズ
ジェリー・I・ポラス

『7つの習慣』に引き続き

「これは読んどいて損はないランキング」

があるとしたら上位にランクインする。

特に起業家、経営者、コンサルタントなど

組織を扱う人々にとっては

もはやバイブル的な存在だろう。

しかしあなどってはいけない。

この著書は、ただのサラリーマンが読んでも

多くの学

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本の棚 #125 『すいません、ほぼ日の経営』

本の棚 #125 『すいません、ほぼ日の経営』

『すいません、ほぼ日の経営』
聞き手:川島蓉子
語り手:糸井重里

もともとフリーのコピーライターであった

糸井重里さんは

実はほとんど組織に身を置いたことがない。

それでも「株式会社ほぼ日」を上場させ

100人以上の社員を率いる。

ほぼ日の経営の姿とは?

新しい会社の「在り方」に近づける

そんな感覚の一冊。

−−−−−−−−−−−−−−

たぶん人は、「映画を見たい」というよりも

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店長あるあるなあなあ日記〜次の店長に渡すバトンは〜

店長あるあるなあなあ日記〜次の店長に渡すバトンは〜

同じ店舗の店長を一生続けるわけではない。

いつかやってくる「そのとき」

他の店舗へ異動するとき

新規出店で異動するとき

昇格、降格のとき

退職、転職するとき

オーナー店長なら後継者が見つかったとき

この他にもいろんなパターンがあるだろう。

次の店長へのバトンは?

そんなことを考えたことがある。

優秀な販売スタッフを育てて残すこと?

きれいで整ったお店や商品?

顧客様との良好

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店長あるあるなあなあ日記〜センターピンをはずさない〜

店長あるあるなあなあ日記〜センターピンをはずさない〜

ボーリングにおいて

「ストライク」をとるために

一番大切なことはなんだろうか?

球が重いからといって

スピードが速いからといって

カーブさせることができるからといって

全てが倒れるとは限らない。

なんなら女の子が投げた

へなちょこゆるゆるボールが

ストライクになることだってある。

だからボーリングはおもしろい!

という話がしたいわけではなく

ストライクをとるために大切なこと

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本の棚 #124 『すごい会議』

本の棚 #124 『すごい会議』

『すごい会議』
大橋禅太郎

これまでに数々の会議に参加してきた。

「あの会議でチームが変わり成果に繋がった」

心からそう思える会議は、

残念ながら1%もないかもしれない。

先日久しぶりに本社に集まり

この「すごい会議」の形式で

チームの今後について丸一日かけて

議論する機会があった。

いつもと違う感じで新鮮だったので

興味が湧いて、この本を読むに至る。

この著

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本の棚 #123 『社員が惚れる会社のつくり方』

本の棚 #123 『社員が惚れる会社のつくり方』

『社員が惚れる会社のつくり方』
〜エンゲージメント経営のすすめ〜
舞田竜宣

会社に「惚れる」

そんな経験はあるだろうか?

あるとしたらそれは素晴らしい出会いだ。

でも、惚れるってどういうことだ。

依存したり、ぶらさがるわけではないだろう。

タイトル的には、惚れたほうが

経営者としても、働く側としても

幸せを感じられるようなニュアンス。

「エンゲージメント」とは耳に

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店長あるあるなあなあ日記〜率先垂範の罠〜

店長あるあるなあなあ日記〜率先垂範の罠〜

日本海軍の名将・山本五十六が残した言葉。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」

ビジネス本を読んでいる人は一度は

目にしたことがあるのではないか。

どうすればチームのみんなに動いてもらえるか

まずは「やってみせる=率先垂範」が基本。

そして、この言葉には続きがあり

「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

人を育てるためにはコミュ

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店長あるあるなあなあ日記〜「10−1=11」を成立させる〜

店長あるあるなあなあ日記〜「10−1=11」を成立させる〜

あれもやって、これもやって…

あっ、これも成果につながりそうだ!

やることをどんどん増やしていく。

気づけば「やらなければならない」たちに

追われ追われ、やがて終わる。チーン。

目的に向かっていた視線は

いつしかどちらに向けていいのかわからなくなり

そのうち目の前の、いや後ろから

追いかけてくるTODOに追撃される。

「足し算ではなく引き算で考える」

あれもこれもつまみ食いする

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本の棚 #122 『デキる人は敬語でキメる』

本の棚 #122 『デキる人は敬語でキメる』

『デキる人は敬語でキメる』

日本語力向上会議

「適切な言葉遣いができる」

そう自信をもって言えるだろうか?

ぼくは、言えない。

未だによくわかっていないまま

曖昧にして何となく使っている言葉が

たくさんあるからだ。

特に敬語という分野については

「失礼だ」とお叱りを受けることも数知れず

そのたびに「あっ、これはだめなのか」と

一応学習して同じことはしないように

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