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#今を生きる
絶景 全てが重なるその一点 自然体って
絶景の裏返しは 絶望だと…
由実おばちゃんに
埃祓いを してもらい
身も心も軽々
昭和の香りの宿の女将さんに言われる。
“由実さんの スパルタリハビリ
三時間 熟せたんだから
雪山なんて 足慣らしみたいなものよ”
どうせなら 朝一から
ドラゴンドラで かぐら山へ 行きなさい”
…….,
昨夜は 女将さんも 当日券で
おばちゃん達の中に居たそうだ
とは 言っても….
ゲレンデまで
サンタクロースに 招かれて 旅は 突然 始まった
クリスマス気分に どっぷり浸る
エンドレスなクリスマスソングを鼻歌に
どうやら師走の愉しみ方が 変わったようで….
“やっぱり 旅に出よう”
クリスマスの景色を切り取りに
どうせなら いつもの景色と
全く違う世界感に 身を置くのも
リハビリ リハビリ
宿のチェックインまでには少し時間がある
気になっていた場所へ
そう 灘の酒蔵巡りである
車から降りると漂う 酒の香り
幼少期過ごした 同じ
ほんのり秋の気配...回復期リハビリテーションにて
”どうでした? 一週間?“
目の前の主治医は ニコニコしながら
呟く
いっぱい いっぱい 話す事があるけど
先ずは 良かった事を.....
“先生 陶芸家の友人所へ行って 窯を焚いて来ましたと 写真を魅せる”
驚きながらも 喜ぶ先生。
ギランバレーになって一年 俗世間との
関わり方を 忘れていたいた 浦島太郎。
“良かった 良かった”と ......
“先生 やっと寝れるように なって来ま
センスについて 想う事….
“直ぐに来てください”って 言われて
直ぐに向かった…
ただ ….
頭の中 高校生の二人のおっさんは
その事を 忘れていた
昨夜の酒が抜けた頃 窯場に向かう
そう
溶接の指導のために….
先ずは やって魅せる…
御手本は 美しく魅せなければならない
溶接は出来て当たり前
そこに至る過程を ….
“何だか難しそう”…..
いえいえ 溶接に関しては センスで
あると 思っている。
何年もやって
え? マジか?…. 座敷童達の呟き…
“え? マジか?”
大きな袋に 御寿司を手にした
着物姿の学級委員長は 呟く。
“あ 溶接するの忘れてた”
おっさん二人は 美尻な車に
良い音色のバイクを
愛でていたら すっかり忘れていた….
“…,,,,,” (お前らな〜)って…..
ハードな溶接仕事でお疲れかと
寿司盛りと 忍び寿司を 奮発して
くれたようで…..
お酒もたっぷり....
”明日 朝 五時から溶接やります“
“…
“直ぐに来てください”
メールの主は 庵主からだった。
“溶接って 出来ますか?”
“出来るよ”....
道具は 有るけどやり方が分からないと…
直ぐに出かけた。
何処にも 寄らずにノンストップ
二時間程 ひた走る。
“今日は?“
”今日は?“
返事は無い.....
座敷に上がると 庵主は ソファーで
爆睡をしている。
”…….”
買ってきたビールを冷蔵庫に詰め込む。
寝ぼけまなこで 語り出す庵主。
待ちくたび
永平寺に招かれて 秋を見つける
目の前の景色を 切り取る
ただ それだけ
初めて 訪れる
ただ 何処か懐かしく
なんだか ホッとする
回廊にハマる 窓に 感動し…
そこから観える 景色を また切り取る
神社仏閣を 眺めているのが好きである
美しいなって 思いながら….
旅はやっぱりいいなって
ふらっと出かけた 信州湯田中温泉♨️
隣の渋温泉の景色は昭和
走ってみたら なんと 遠い遠いと
思っていた 志賀高原や野沢温泉まで
すぐのところ
たった 数十分の近旅でフラフラだったのに
戻ってから グダって寝込みそうだけど
この旅は 何だか
不思議な感覚に包まれて
数時間しか寝れないけど
夜明けを 愉しみに
明日は 善光寺 前立本尊のご開帳へ
旅は続く…
ギランバレーに 恋をして
湯田中 湯上がりそして 東の横綱の湯へ
池大雅の大作には 逢えなかった
隣の渋温泉にするべきだったのか?
カーテン開けたら 解体中の建屋が目の前
“.......”
頭で考えるより そんな時は.....
温泉♨️へ
メインの桃山風呂は ご婦人時間
小さな 方へ
“いい湯だー”
リセットのかかった身体は 正直である
風呂上がり お休み処
冷えた飲物 どうぞ御自由にと
宿の前に ある共同浴場
此処は 入っても良いらしい.....
旅は突然やって来る….え?
梅雨明けのある日
“善光寺の御開帳 明後日までやよ”
え?
聞いてはいたが
人混み苦手
並ぶの無理
体力気力無し
でも
何かが 呼んでいる????
1.5日で 長旅…..
果たして 行けるのか
冒険気分で出かける事に
そんな 旅
不思議な不思議な事は
当たり前に
流れて行く
いつものこと
宜しければ お付き合いください
ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
旅は突
竜宮城へ 招かれた日….. そんな景色を….
こんなところに あったんだ
少し寂れた繁華街の真ん中
暖簾を潜ると….
そこには 乙姫様が立っていた
じっと眼の奥を覗き込まれる
“あ 全て観られた”...
“浮世雲さん お待ちしておりました”
乙姫様は こちらへと
暖簾を潜った瞬間に 空気感が変わる
神社仏閣にいるようで....
竜宮城だし....
気がつくと喉が渇いている
“ビールください…..”
泡が 美味しい....
旅のきっかけは夢物語 …. 墨絵の中から….
目の前のエイは 呟く
浦島太郎さん お待ちしておりました
そう 旅のきっかけになった
御軸のエイの呟き
今 目の前で 同じポーズでいらっしゃる
不思議なもので 御軸を観ると
これ 家に来るな...って
思う時がある
異様に惹かれてしまう。
何故にエイ????って ウイットさに
招いた.....
小さな小さな漁港の 片隅
まるで 御軸から抜け出てきたような
小さな小さな エイ
周りの空
雨上がり…. 車に積んで…
旅に出る…
久々に 自転車を車に積んで
ギランバレー発症前は 普通の景色
今は ドキドキしながら ワクワクしながら
大丈夫?かなって 思いながら…
積めるのか?
小さなフレームの自転車を選び....
クリートはSPD
フラットペダルでリハビリしたから
大丈夫かなと…
もっと小さな二人乗りのSMARTに
自転車を 積んで旅してたのに....
天気は 曇り….
まだ 家に居る…..
電話口のば
鮎の季節 川沿いを遡り そんな自転車旅を
って 家の前からサイクリングロード
田舎町だから
晴天
兎に角 自転車で走ってなさいって
言われたから…..
え?もう 鮎やってるんだ。
あと10日で 鮎の友釣りの解禁
でもある
夏に賑わう 店
川を眺めながら鮎のフルコースを
愉しむ事ができる。
ヤナ場だったのだろう。
水槽には 鮎がいっぱい
(もちろん まだ 養殖鮎だけど)
お客さんは 居なかったけど
鮎漁師は なんだかとても嬉しい