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2024年 アジアの気候危機
日経新聞が FINANCIAL TIMES (https://www.ft.com/)の記事を紹介しています。 この記事によりますと、国連の世界気象機関(WMO:World Meteorological Organization…
「剥き出しの生」に抗して~贅沢は敵か!? 介護施設の課題Ⅳ-4
1.超法規的な目的合理性の貫徹 介護施設で、なぜ人権が安易に抑圧されることがあるのでしょうか。介護施設で働く人たちに問題があるからではないでしょう。そこには、何らかの構造的な要因があるはずです。
國分功一郎(哲学者)さんは官僚制(bureaucracy)を、その語源から官僚支配(bureau: 事務所; cracy: 支配)と訳し直したうえで次のように指摘しています。
さらに、ハンナ
函館市・北斗市・七飯町が「人材の奪い合い防止奨励金制度」導入 ― 介護・保育領域で
函館市・北斗市・七飯町が連携し、介護及び保育領域で、企業間・事業所間での「人材の奪い合い防止」に向けて奨励金を出すといいます。
具体的には・・・
介護施設では
介護職として新たに就労した人には最大で20万円
就労後は年に10万円を3年間あわせて最大50万円を支給する
保育施設では
保育士などとして新たに就労した人には20万円を支給
3年、6年、9年と継続して勤務するごとに10万円ず
未来より今でしょ!高齢者介護の時制-介護施設の課題Ⅳ-3
1.コンサマトリー/インストゥルメンタル 大澤真幸(社会学者)さんはコンサマトリー(consummatory:即自充足的)という概念を紹介していますが、この「コンサマトリー」という概念は介護における「必要-目的-手段」・「ニーズ-自立-介護計画」思想を解析するために有効な概念だと思います。
コンサマトリーとは、それ自体で充足的な価値を持つという意味で、その反対語はインストゥルメンタル(inst
ブリコラージュとしての自炊と介護
実に面白い!
國分功一郎(哲学者)さんと、三浦哲哉(表象文化論)さんとの対談です。
三浦哲哉さんの『自炊者になるための26週』(朝日出版社)を題材に、二人の哲学者、評論家による自炊にまつわる対談なのですが、とても刺激的、魅力的な対談になっています。
1.味わうこと 國分さんがアガンベンの次のような考え紹介していますが、これは、「そうだったのかぁ!なるほど」と思いました。
語源的に知が
気候変動の影響で屋外労働者が年86万人死亡!これはヤバいでしょう!
2024年4月22日に発表された、国際労働機関(ILO)の報告書『気候変動に伴う職場の安全と健康の確保』によると、世界の労働者の70%以上が気候変動に関連したリスクに晒されており、毎年数十万人が死亡しているとのことです。
その中でも、大気汚染によって、屋外労働者が年間約86万人が死亡しているといいます。
また、特に貧困地域の労働者が気候変動による影響による危険に晒されているとも指摘されていま
介護事業者突然の倒産で戸惑う利用者!
福井県の「デイサービスいしずえ」(2018年4月開業、定員20名、宿泊定員9名:福井市和田2)が、突如、宿泊の利用者の引き取りを親族らに求め、行き場をなくした利用者や親族らに動揺が広がっているといいます。
どうやら、「デイサービスいしずえ」を運営する「サンサン」(鯖江市幸町2)は訪問介護事業と通所介護事情、居宅介護支援事業を営んでいるようですが、現在、破産手続きを申請しており、実質的に運営
ZENウェルネス運営の「アシステッドリビング宮前」に行政処分
1.行政処分を受けた施設 川崎市は介護付き有料老人ホーム「アシステッドリビング宮前」(定員80名・川崎市宮前区水沢2-8-60)に対して6か月間、新規利用者の受入停止及び介護報酬の請求上限を7割に制限する、指定の一部の効力停止処分を行ったとのことです。
報道発表資料によると、処分の理由は以下のとおりです。
(1) 不正請求
ア 看護・介護職員の員数が基準を満たしていなかった期間について、本