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外国人労働が提起すること

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日本の少子高齢化、人口減少により生産年老人口が激減している中で、外国人労働者に期待がかけられています。この外国人労働者を通して世界の日本の立ち位置、日本の課題が透けて見えてくるの…
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記事一覧

大きな一歩!技能実習機構が違法行為を認める

 仙台けやきユニオンというコミュニティユニオンが、技能実習機構による「団結権侵害」に関す…

祐川尚素
2日前
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ゴミ分別が事件に!~「モラルゼロ!?」~

 ゴミの分別を巡ってここまで話がこじれるとは・・・少々理解に苦しみます。しかし、この事…

祐川尚素
3か月前
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経団連が「外国人政策委員会」を立上げ

 経団連(日本経済団体連合会)が「外国人政策委員会」を立ち上げたとのこと。以下の記事によ…

祐川尚素
4か月前
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外国人介護人材もヘルパーができる

 2024年6月26日、外国人介護人材の業務の在り方に関する検討委員会(以下「検討委」と略。)…

祐川尚素
4か月前
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「外国人労働者受入れ制度」の創設を求める声明ー日本労働弁護団

 この日本労働弁護団の声明は、外国人技能実習制度及び新バージョンである育成就労制度の問題…

祐川尚素
4か月前
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育成就労制度と移民社会-移住連声明

1.是非読んでほしい移住連声明  2024年6月14日、改悪入管法が国会で成立しました。 これ…

祐川尚素
4か月前
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日本は優しいか?

 去年、2023年6月に成立した出入国管理及び難民認定法(入管法)で「監理措置制度」や「3回以上難民申請をしている人の強制送還」「制止等の措置」が導入されました。  そして今年の入管法改正では「永住権の取消」が国会で審議され可決されようとしています。  安田菜津紀さんの『入管法はどう変わるのか(高橋済さんインタビュー)』を是非ご一読いただきたいと思います。    6月10日から施行される改正入管法には要注意です。  「制止等の措置」(改定入管法55条51Ⅱ)では、たとえ

バイデン大統領の「外国人嫌悪(xenophobia)の国」発言

   バイデン大統領が5月1日、ワシントンでの演説で日本を「外国人嫌悪(xenophobic)の国」…

祐川尚素
6か月前
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介護人材の争奪戦ー介護労働の国際化ー介護労働Ⅴ-1

1.介護現場の国際化は必然 日本の介護人員不足は誰でも知っていることです。  2025年に…

祐川尚素
8か月前
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多様性尊重 vs 同化-介護労働の国際化(2)-介護労働Ⅴ‐2

1.介護の国際化は介護施設を変える 私は、介護に外国人労働者が就労し、介護現場が国際化…

祐川尚素
8か月前
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マイクロアグレッション・外国人労働者への差別と連帯ー介護の国際化(3) 介護労働Ⅴ‐…

1.スティグマ(1)多様性とスティグマ-あの人たちは違う-  多様性を尊重すべき価値とし…

祐川尚素
8か月前
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そもそも、なぜ介護人材が不足するのか- 介護労働の国際化(4) 介護労働Ⅴ‐4

1. 生産年齢人口減少の衝撃 外国人労働者が介護現場で働くようになってきています。これは…

祐川尚素
7か月前
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グローバル・ケア・チェーン(Global Care Chain) 介護労働の国際化(5)介護労働Ⅴ…

1.グローバル・ケア・チェーン(Global Care Chain) 国内の介護人材不足への対応として、…

祐川尚素
7か月前
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もう「不法滞在」と言わない

 日本で働く外国人は200万人を超えたと言います。  「日本の将来推計人口(2023年)」(国立社会保障・人口問題研究所)出生中位推計によりますと、2024年の生産年齢人口推計は7,346.6万人ですが、10年後の2034年では6.811.1万人となり、10年間で535.5万人も生産年齢人口が減少(7.2%の減少)します。  10年間でほぼ北海道の人口と同じだけ生産年齢人口が失われてしまうのです。  少子化に歯止めがかからない、歯止めをかける気にもなっていない日本は今後、さ