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スキ数関係なく、思い入れのある記事をまとめました.
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#熟成下書き

滲み出るものは嘘じゃないから

滲み出るものは嘘じゃないから

言葉で伝えられないってことは自覚してないってことだと思っていた。

言葉はいくらでも嘘を吐ける。言葉はいくらでも取り繕うことができる。それに比べて行動は嘘を吐かない。

そう言われることは知っていて、それが現実になることがあるってことも知っていて、でもその上で、行動はサルにでもできるけど言葉を尽くせるのは人間だけなんだから、言葉で行動の意図を伝えたり、伝えた言葉を嘘にしないよう行動すればいいのに、

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大丈夫、私たちだって大人になれるから。

大丈夫、私たちだって大人になれるから。

「ごめん、まだ家だ。
 誕プレでも決めて待っといて。」

「おけ」

「遅れてごめん」

「いいよ、6分じゃん。」

私が住むマンションの前からアヤネの家まで徒歩3分の距離に住んでいるのに、待ち合わせをするとどちらかが遅れるか、同時に到着するかになる。

きっと「18:00に待ち合わせ」は私たちの中では「18:00に家のドアを出る」で、その結果3分後には会えるのだし、その3分で何ら変わりはしないか

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子どもだけだと思ってた

子どもだけだと思ってた

とある日曜日、久しぶりの家族での外出。

その目的は年末に行くスキー旅行のために妹のスキーウェアを新調することだった。何軒か店をまわりながらも、退屈さに痺れを切らした私はショッピングモールにて単独行動を開始した。

しばらくきていない間に改装に入ってしまったイトーヨーカドーエリアを横目に見ながら、エスカレーターで下の階にくだっていると、目の先にガチャガチャコーナーが現れた。

近づいてみて驚いた。

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集団の中のグラデーションを見逃さない

集団の中のグラデーションを見逃さない

学校(小中高)、というのは大きな声が作る支配的なストーリーに組み込まれやすい場なのだという。そう聞いた時、誰もが想像するであろうスクールカーストやいじめは、必ずしも当事者たちの気質・性格がその原因というわけではない。例えば、成績、所属している部活。そういったもので位置付けられている場合があるという。

かき消されそうになる小さな声に気づくときはありますか。それをどのように活かしたらよいでしょう。あ

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それさえできればもう、怖くない。

それさえできればもう、怖くない。

ドキッとした。

読んでいてここまで嬉しくなったエッセイは初めてだった。あまりに私が言いたいことを的確に伝えてくるものだから、私の脳内を覗いてパクったのではないかと思ったほどだ。(もちろん冗談です)

この記事の書き手は安原健太さんという。

私が記事の更新を楽しみにしているnoterさんの1人で、彼のnoteは1記事の文字量の多さも密度の濃さもかなりのものなのに、それを一切感じさせられることがな

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キミに読まれたら恥ずかしすぎるな

キミに読まれたら恥ずかしすぎるな

一昨日は彼とデートだった。

付き合う前に2人で遊びに行こうと約束していたときに候補としてあがって、付き合ってからも何度もあがったけれど、情勢的に行けていなかった約束の地のうちの1つだ。

周りにはいろんな施設があるのに、ららぽーととVS PARKだけで終わってしまった。特にVS PARKは、スポーツ好きの血が騒いで本気で楽しんだ。終わった後は疲れたけど、その後も家具を見たり、212 KITCHE

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"普通の人生"なんておもしろくないと思ってた

"普通の人生"なんておもしろくないと思ってた

虐待なんて考えもしない父母の下に生まれ、保育園/幼稚園、小学校、中学校、高校、名の知れた大学に通い、小さい子どもが職業名で表せないような職に就き、結婚して、子供を産む。子育てして、孫が産まれ、年老いて、やがて死を迎える。

私が知っていた、私が考える"普通の人生"。

つい数年前までは、そんな人生ってつまらないなと思っていた。

何度か話しているけれど、物心ついた頃から高校生くらいまでずっと歌える

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愛情を定義した。

愛情を定義した。

「付き合っているパートナーの愛情深さを知りたい。愛情の概念的定義と操作的定義をそれぞれ簡潔に提案しなさい。」(一部改)

数日前、私は心理学研究法のレポート課題で、愛情を定義した。

この問題を見たとき、正直問題として成立していないと思った。(残念ながらこの授業ではそういうことが多いのだ。)

そもそも愛情なんて定義するものじゃないだろう。人によって愛情の与え方、受け取り方は様々で、それを客観的指

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