報告
2020年6月13日
僕らはあることで悩んでいた。
それは、『いつ妊娠したことを互いの両親に報告するか』ということだ。
色々と2人で話し合った結果、
妻の両親には『心拍が確認できてから』
僕の両親には『安定期に入ってから』
ということになった。
なぜ報告するタイミングが違うかというと…僕の母親は『心配性だから』だ笑
きっとこの『子どもを授かった』という報告をすれば、僕の両親は喜んでくれるけれど、たくさん心配もしてくれるはずだからだ。
おそらく、毎日妻の体調を気遣ったLINEが届いたり、早々にベビー服を作ろうとしたり…そんな光景が目に浮かんできた。
さすが心配性、僕の母である。
一方、妻の両親には、ちょうど心拍確認が終わった次の日に泊まる予定があったので、タイミングが良いからと思い、父の日のお祝いと共に家族が増えたこと伝えた。
妻の父はとても頭が良く、仕事もできる人、そして妻の母は誰よりも優しく愛情深い人だ。
そんな父の日のプレゼントに合わせて、こっそりと僕らが一緒に忍ばせていた『おこのエコー写真』を見て、妻の父はすぐに気づいて『おめでとう!』と言ってくれた。
妻のお母さんも微笑みながら、『おめでとう、よかったね』と声をかけてくれた。
たくさん質問を矢継ぎ早にしてくれる両親を相手にに、なんとか2人で受け答えをした。
『ドキドキしたけど、良い報告ができたね』
僕らはそんな満足感に満たされた夜を過ごしていた。
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