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日々の記録

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2021年9月の記事一覧

お守りの本・お守りの言葉

お守りの本・お守りの言葉

「困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。3時間後の君、涙が止まっている。24時間後の君、涙は乾いている。2日後の君、顔を上げている。3日後の君、歩き出している。」

声を大にしないだけで皆人知れず、自分の救われた言葉を抱えている。私にとってその言葉は間違いなくこの言葉で、お守りのようにすら思っている。

本日は、お日柄もよく/原田マハ

とんでもなく泣いた日は、いつ

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ひっそりと読書記録を続けて思うこと

ひっそりと読書記録を続けて思うこと

読もうと思って待機している本なら、自宅の本棚に山のように積み重なっている。少し中を読んで手にした物、人にお勧めされた物、はたまた表紙の好みで買った物。文庫に実用書、画集。たくさん私を待っていると知りつつも仕事帰り、久しぶりに本屋へ寄った。私はジュンク堂ユーザーだけど、通う店舗はとにかく広く、品数がめちゃくちゃ多い。だから一度足を踏み入れてしまえば長い時間滞在することとなり、気がつくと私は両手で本を

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同じような言葉ばかり溢れててつまらない

同じような言葉ばかり溢れててつまらない

「人に合わせて生きてきた。」この文章をよく見る。そう思う事自体は本音で正直な事なのかもしれないけれど、なんとなくこの反対の人達って出会ったことがないなと、ふと思った。このnoteでありInstagramであり、己を自由に発信する場所でも自己紹介のページには「学生時代は周囲に合わせて自分の本音を言えなかった」と書かれていることが多い。勿論、善悪は存在しないし、類は友を呼ぶ状態でこのnoteに集ってい

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「そういう言葉が欲しかったんじゃないのに」

「そういう言葉が欲しかったんじゃないのに」

「なんか心が疲れちゃった」と彼女は言った。

私はその言葉を聞いた時、頷くしかできなくて「何かあの時良い言葉をかけてあげられれば良かったのかな」と今更思い、眠りにつけなかったのはきっと、ワクチンでボヤボヤとした頭の中でのたくさんの後悔のうちのたった一つの後悔。そう全てワクチンのせいだ。

〜〜〜

心が疲れちゃった・・・いや分かるよ、分かるけどさ。逆にいつも心がハートフルな武井壮みたいな人の方が少

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お金と向き合って新たな自分を知る

お金と向き合って新たな自分を知る

今月は引っ越しもあり、今年一番でお金が流動中(現在進行形)。勿論実家に戻るということは実家にお金を入れつつも、個人で支払っていた家賃・光熱費等々の負担が多少減るということで。来月にはまた財布が潤ってくれると信じているけれど今は致し方ない。と言いつつも、もともと外食せず、買い物も衝動的な物はしないタイプだから、今回ばかりは自分の慎重な性格に感謝したい。

それでもやっぱり生活環境がガラリと変わるから

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人間関係は選択自由だと思った

人間関係は選択自由だと思った

そう、約3年半ぶりに実家生活に戻った。アパートの中を片付けてみると、乗用車2回でほぼ全てを出せてしまうほど実際荷物は少なかった。初めての親元を離れての暮らしは快適でもあり、それでも今振り返ると圧倒的に辛さの方が優っていたと思う。友達がすぐそばにいるわけでもなく、だからって両親に電話をしてしまえば必要以上に心配かけてしまうと分かっていたから一人で我慢をし続けてきた。

でもいつの間にか「戻りたい」が

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眠れない夜、祖母の言葉

眠れない夜、祖母の言葉

眠れない。月の綺麗な夜、そんな時間を今過ごしている。

布団に入る前から「あ、今日眠れないかもな」という予感がしてたから、温かいお茶を飲んでお気に入りの香りを纏って、マッサージをして布団に入ったけど、とにかく眠れない。なんでかなと考えると環境の変化もあるけれど、何より祖母の言葉だった。

〜〜〜

祖母が電話口で「しいなちゃんも、みんな(従兄弟達)も頑張って仕事をしていて、頑張って生活していて偉い

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人の息抜きにいちいち文句言うな

人の息抜きにいちいち文句言うな

マニキュアの剥がれた自分の爪を見てあまりにも悲しくなった。何か最近は自分を蔑ろにしていて、その結果手先を見ることがなくボロボロなことに。自分で「きっとこうした方が良い」って悩んで考えて決めたはずなのに、ある時ふと「この選択間違ったんじゃないか」と不安になる。まさに今がその状況で。

①実家に戻ってきたこと

②寂しくて酔った勢いで親しい人に連絡してしまったこと

そういうことに加えて

③お金の使

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心の中のコップの容量を見つめる

心の中のコップの容量を見つめる

人には心の中にコップがあってその大きさは一人一人違う。喜びを入れるコップと悲しみを入れるコップ。そりゃ、喜びのコップが溢れることが理想的だけど不思議なことに、よく溢れ出してしまっているのは悲しみのコップの方だ。むしろ少しガラスが割れて水漏れしてしまうくらい。

喜びはその場で想いに浸るけれどそう長くは続かない。反対に悲しみはその場で感じて長く長く続いてしまう。「自分の機嫌は自分で取る」という言葉を

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ノートを使い終わる今、思うこと

ノートを使い終わる今、思うこと

去年の10月末、3泊4日で札幌へ行った時に購入したノートには、このnoteで書くメモを細々と残してきた。決して人に見せられるものではなく、家でも出先でもての届く場所に無意識に置いておくほど、無くてはならいものだ。紙の表紙は捲れ上がり、カラフルなイラストは少しだけ褪せて使い込んだ感じが出ている。そしてもう直ぐで最終ページへ辿り着くその様を見ると、1年間よく頑張ってくれたな、と感慨深い。

大体のこと

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多分、恋をしていた。

多分、恋をしていた。

夢を見た。私は友人の結婚式でスピーチをしていた。そこで私は小学生の時に見た「プロポーズ大作戦」の山Pのように、スピーチの場で彼に告白をしてしまったのだ。「あなたのことを最終的に幸せにするのはずっと私だと思ってました。でも叶わなそうにないから、どうか誰よりも幸せになってください。」と、いかにも現実の私が言いそうな言葉とともに。基本的に見た夢は覚えていないタイプだけど、この部分だけはかなりしっかりと覚

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「あなたはあなたと付き合いたいと思う?」

「あなたはあなたと付き合いたいと思う?」

もし、あなたがもう一人いたらその人のことどう思う?あなたはあなたと付き合いたいと思う?

この問いは、4月から放映されていたドラマ”大豆田とわ子と三人の元夫”のEP6で出てきた問いだ。もちろんドラマ上の、そして話の流れがある中でのこの言葉だけど私はこれを初めて聞いた時正直、自分に言われているのかと思うほど背筋がゾワっとした。「しいなさんは、しいなさんと付き合いたいと思う?」と聞かれたら、私はとても

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同期のあの人が苦手だったけど

同期のあの人が苦手だったけど

こうしてほぼ毎日自分と向き合う時間を作っていると、自分の考え方を基準にしそうになっていることに度々気がつく。当然としてしまい自分を正当化し続ければ人とすれ違うことがたまにある。私はこう思うたびにいつも元同期の顔を思い出す。

〜〜〜

今の職場の同期だった彼女は、良く言えば主張上手、悪く言えば絵に描いたように我儘な人だった。社会人は楽しいことだけじゃない。多くの壁にぶつかりその都度信頼しあえる人間

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一人、家で飲むビールの寂しさ

一人、家で飲むビールの寂しさ

10月中旬に予約していたホテルをキャンセルした。7月からブッキングしていたけど、現況飛行機に乗れないだろう。だから仕方ないと割り切っても、心の支えの一つとして私の中で存在していたそれがなくなったことに動揺している。幸せな時間を買うために仕事をしている私からしたら気力を失うほどの悪い出来事。

結局2021年はキャリーケースを引きずったのはたった一度だけで、長い間クローゼットの隅で静かに待機している

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