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ひっそりと読書記録を続けて思うこと

読もうと思って待機している本なら、自宅の本棚に山のように積み重なっている。少し中を読んで手にした物、人にお勧めされた物、はたまた表紙の好みで買った物。文庫に実用書、画集。たくさん私を待っていると知りつつも仕事帰り、久しぶりに本屋へ寄った。私はジュンク堂ユーザーだけど、通う店舗はとにかく広く、品数がめちゃくちゃ多い。だから一度足を踏み入れてしまえば長い時間滞在することとなり、気がつくと私は両手で本を抱えている。誘導・戦略にまんまとハマってしまう、これは本屋さんが悪いです。ということで、新たな本達を本棚に迎え入れた今日。

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立派な物ではないけれど、せっかく読んだ本を忘れたくなくて「読書記録」をつけている。小説であれば「タイトル・著者・発売日・購入日・出版社」と感想を。実用書であれば、読んでいるタイミングで付箋を付け、自宅に戻ったときに簡単にまとめて記録する。いつから始めたのかは覚えていないけど、これは子供の頃からの習慣ではなくて、自分の無能さや無力さに恥ずかしさを覚え、何かしなくちゃいけないという焦りによってとりあえず手を出してみたことだったような気がする、だから20歳とか21歳だったような。


そんな曖昧な始まりは、正直自分自身のことだから何か大きく成果が出ているかと問うと実感はない。けどふとした時に自分の中にストックされていた解決方法の一つの提案として出てくるそれは、記憶に残るほど共感や意識付けが出来た物だからこそ、時に偉く目の前にいる人の言葉よりも遥かに有効で、自分が何より信じられる提案だ。

ずっとスマホを触る時間を減らしたいと考えていた。それはスマホを触った後に達成感や満足感が薄く「時間無駄にしたな」という後悔が残ることが増えたから。その代わりに本を読む。通勤時間・休憩・帰宅後自宅で。合計したら約3時間。それは独り身・実家暮らしだから可能なことなのかもしれないけれど、自分で選択した人生の中で、自分で時間を作り有効に過ごすことは時間の大小あれど可能なことだろう。だって事実、スマホ触る時間があるのだから。


なんだか本を読むようになってから、変な苛立ちが減ったように思う。心が充実しているようにも思う。これが読書マジックなのかもしれないなと、これまた本の戦略にハマりながらも、私は明日も本を読む。

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