燕が飛んだら【第14回】

石山本願寺

 石山本願寺。そんな寺があることを、あなたはご存知だろうか。
 スワローズファンは9回の守備になると、こぞってこの心の総本山に祈りを捧げる。野球は9回2アウトから、最後まで何が起こるかわからないからだ。

 ちみにその昔、織田信長の激しい攻撃にあった浄土真宗の寺院ということで石山本願寺という名は歴史に残っているが、その寺のことではない。 

 石山泰稚という投手がいる。今シーズン、ク

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燕が飛んだら【第13回】

父と娘

 岩下守道。
 川上哲治の控えの一塁手。

 当時の多くの少年がそうだったように、少年時代の私の父も巨人軍のファンであり、なかでも川上哲治のファンだった。

 彼はいつしか、華のある川上選手とは対照的に、試合の後半になると守備固めとして登場する岩下選手に心惹かれるようになった。川上が引退してようやく岩下が正一塁手になる日が来たかと思いきや、ルーキーの王貞治にそのポジションが奪われてしまう

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夢へと続く道~♪
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燕が飛んだら【第10回】

リベンジ対決

 ラッキーセブンの7回表、日ハム3番手投手の公文克彦から青木が3塁打を打ち、バレンティンに対する申告敬遠(投げない敬遠)を含む2つの四球で満塁となりチャンスを広げるも、無得点。どんなスポーツにも〝流れ〟があるもので、この回はそれを自ら断ち切ってしまった。点を取れるところできっちり1点でもとっておかないと、後々苦しむことになるのになあ。イヤな予感。

 7回裏、スワローズも投手を入団

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夢へと続く道~♪
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手助けが必要な家族と一緒に遊ぶ喜び

父が野球(巨人)が好きだった影響もあり、母もかなりの野球(巨人)好きで、
わたしが、球場に観に行っている試合は、ラジオで聞いていて、帰宅すると試合の話しを楽しくしていました。

思えば、家族の共通言語に『野球』(巨人)がありました。

母と一緒に野球を観に行ったのは、まだ、東京ドームが後楽園球場だった頃、、、東京ドームに連れて行きたいな〜と思い、
施設入居をする年の夏に、一緒に野球観戦に行く事が出

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スキって素敵ですね❣️ありがとうございます😊
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燕が飛んだら【第8回】

揺れる思い 

……と思ったら、西浦の打球はセンター正面のライナー。惜しい、当たりは悪くなかった。西浦は今季ショートのレギュラーに定着しつつあり、課題の守備力もかなり改善した(まあ、まだヒヤヒヤするけど)。バッティングも悪くないのだが、今のように野手の正面ということが少なくない。ぜひ、坂口のエロさや青木の状況に応じたクレバーなバッティングを吸収してほしいものだ。

「どうしよう、飛行機間に合わない

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燕が飛んだら【第7回】

チャンステーマ

 6回の表、打席には4番バレンティンが立った。バレンティンは集中していると破壊力抜群のバッターなのだが、変化球でうまく躱(かわ)され続けたり、雨が降ったりすると(ドーム球場ではそれはないけど)途端に無気力なパフォーマンスになる、ちょっと困った子でもある。でも今日は第1打席でヒットを打っているから状態は悪くないと思いたい。頼む。

 2球目でファウルとなったスウィングのフォロースル

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ヨイヨイヨイ♪
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燕が飛んだら【第6回】

ドキッ

 周囲の皆さんは、試合の合間にばんばん売り子さんを呼んで、がぶがぶビールを消費していく。札幌ドームは傾斜がきついので、重いビールの樽を背負い、カップなどの備品を首から下げ移動する売り子さんたちがひっくり返ってしまわないかと余計な心配をしてしまう。私は試合に集中したいし、トイレに行く回数が増えるのが嫌でいつもお茶か水しか飲まないが、仲間と飲み食いしながらワイワイするのもまた球場観戦の醍醐味

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辻タダオの三多摩だより22

過去の記憶を思い起こして何か書こうって時に、
ああつくづく日記書いとけばよかった、と
たまに思うんだけど、なくてよかった、
って気分の時もあるし微妙なとこだけど
やっぱ書いておけばよかった気持ちのほうが勝るかな。
特に野球の試合で「実況と解説誰だったか」とか
「審判誰だったか」とか逐一書いてあったらなあ
と、自分のブログ読み返しても時々思う。
酒飲み時代の酒の席のこととかは
そんなの酔っぱらっちゃ

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リード論

今夜はリードついて私なりの考え方をまとめました。

リードの考え方‬
‪①状況を整理する‬
‪どのくらいの失点していいか、はたまた失点を0にしなければならないのか。
‪→最低限のライン設定‬をする!!

‪そのうえで‬
‪①打者重視‬
‪②自軍の投手重視‬

‪基本コントロールの良い投手は①になるだろう。‬
‪②は藤浪投手のようにコントロールに不安があるが球の力はが超一級品な投手やそもそも力のない

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燕が飛んだら【第1回】

銀色の屋根

 パンプスをスニーカーに履き替え、予め必要なものすべてを詰め込んだリュックを担いで私は急いでいる。

 休日の渋滞をジリジリと抜け、ようやく到着したシャトルバスを降りると、早歩きで銀色に膨らんだ屋根を目指した。

 時刻は13時50分、試合開始まであと10分。

 駆け出したい気持ちを抑え、バス乗り場から入場ゲートへ続く通路の途中に建つトイレに入る。誰もいない洗面台の大きな鏡の前で素

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ありがとうございます!
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