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信州松本の夜空に描いた放物線|中日ドラゴンズ
7月2日、信州松本の空に逆転の2ランホームランを放ったのは、福永裕基さんでした。
【中日】福永裕基、今季チーム初の逆転アーチ「勝ちに貢献できる1本」68年ぶり松本市内で勝利(日刊スポーツ) - Yahoo!ニュース
天気予報は、雨になったり曇りになったり、晴れになったり。気分屋な空と睨めっこしながら迎えた遠征当日。湿気は高いものの、標高640mで吹く夏風は心地よかった。
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バンテリンドームは、試合開始30分前にバタバタ到着することが多いけど、ビジターの醍醐味は、なんてったってアイドル……ではなく、打撃練習。
今季初、開場と共に入場。仕事でもこれほど用意周到に行動したいものだ。入った瞬間、本塁に向かって颯爽と歩く福永裕基さんを発見。近い……福永裕基さんが近い。
バンテリンドームでは掴み切れないディテールが見て取れる。「バンテリンドームは広い」福永くんのディテールで、その意味がよく分かった(そこか)
福永くんの打撃練習、すごく良い打球が飛んでて、2時間前に来て良かった…と心から思った。ちなみに、俺たちのカリステ(たぶん)柵越え連発で、10点くらい取る気がしてきた。
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実は、7月2日どうしても現地に行きたかった理由は他にもあって、それは小笠原慎之介くんが先発だから。
昨年ドアラさんにハマって、導かれるようにドラゴンズファンになり、自然と公式YouTubeに映る慎之介くんの姿が目に留まった。カメラの前だととても明るくてサービス精神旺盛、試合では感情モロ出しの姿が、すごく人間味溢れていて、応援してる選手のひとり。
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平日のカード頭に投げる慎之介くんの登板、年に1回はなんとしても現地で観たい。その想いを叶えてくれた7月2日。
ちなみに、アップする慎之介くんのディテールも良く見えた、やはりバンテリンドームは広い。(そこかて)
1打席目は9球粘ってセンターフライ、2打席目は見逃し三振、祈るような思いで見ていた福永くんの3打席目。打った瞬間、レフトスタンドに向い描く放物線、フェンス超えてくれぇぇ…そんな思いを抱きながら見守る白球は、その勢いを落とすことなく、多くのドラゴンズファンが待つレフトスタンドに届いた。
あの瞬間の映像は、瞼の裏に焼き付いて離れない。これ以上、最高な瞬間はあるだろうか…と本気で思った。ダイヤモンドを一周する姿、ドラゴンズファンの声援に応える姿(帽子取ってペコってする姿、大好き)すべてが最高過ぎた。
開幕2軍の悔しさを晴らして、4月下旬に1軍昇格。最初は代打の一打席が主戦場、持ち前の選球眼も活かしながら出塁を重ねて、やっと掴んだスタメン出場。慣れない外野での出場が続き、慎之介くんが登板する日にバンザイエラーもあり(むしろ頑張ってる姿に元気貰ったよ、ありがとう)それでも結果を残し続けて、今ではサードでポジションを掴みつつある。
ちょうど、三塁後方の席から試合を見ていて、守備につく時のルーティンひとつ取ってもカッコいいのよ。屈伸して、股割りして、右ポケットのロジン握ってフッと吹く。文字に起こすとシュールになってしまうけど、とにかくカッコいい。
人生を賭けて真剣に取り組む姿は、何にも代えがたい。それはあまりに素敵で、見ている私たちが「明日を生きる元気」を貰っている。彼らの人生で最も濃いであろうプロ野球選手として刻む時間を見せて貰えることに感謝しかない。いつも元気な姿を見せてくれて本当にありがとう。(親戚か)
福永裕基さん今季初ヒーローインタビュー
1‐2で勝ち切れば、きっとヒーローインタビューは福永くんだろう…と思っていたものの、実際に登場した時は、よくぞ悔しさをバネに、ここまで登り詰めたなぁ…なんて思いながら、彼の力強くも謙虚な言葉を聞いていた。
いつだって直向きで全力な福永くんだけど、力強くも爽やかな彼には「這い上がる」という言葉が似合わない。
これから夏本番、ご本人が言うように、たくさん食べてたくさん寝て、シーズン後半も元気に乗り切って、今シーズンは最後まで一軍で躍動する姿を見せてほしい。
慎之介くんは悔しい登板になってしまったかもしれないけど、さすがエースの投球でした。彼のものすごくストイックな姿勢は、毎日「嫌だ、辛い、帰りたい」のお囃子で盆踊りしてる自分を律してくれます。
メジャー挑戦の意向があることは重々承知ですが、来年も慎之介くんを現地で観れますように。
当日の朝まで迷いに迷ったのですが、昨日はバンテリンドームに行ってきました。
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大瀬良くんかぁ…打てるかなぁ…と思いながら向かった現地で、福永くん先制の犠牲フライで1打点!とはいえ昨日は、なんと言っても、9回表の1アウト2、3塁からの守備ですよ。
代打 松山選手のファールフライを背面でキャッチ!まずはそれだけで、5階席から転げ落ちそうになったのに、ふと3塁に目を向けると、羽月選手がぁぁぁ…走ってるぅぅぅ…‼
福永くん、ドンズバなコースに返球。見事ダブルプレー成立、試合終了。「ご覧いただきました通り、本日の試合はドラゴンズが勝ちました。勝利投手 梅津、敗戦投手 大世r……」
ご覧いただきましたけど、最初は何が起こったかよく分からず(おい)気付いたら、ニコニコな福永くんが1塁線に並んで挨拶してた。あなたの超特大ファインプレーが無ければ同点になってたよ、本当にありがとう。
福永裕基さん 今季本拠地初のお立ち台
1週間で2度、福永くんのヒーローインタビューを現地で観るなんて、そんな幸せなことがあって良いのか。今年の徳、全て使い果たした説ないかこれ。明日から道に咲いた花にさり気なく笑いかけたりして、徳を補充せねば。
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大好きなドラゴンズのおかげで、最高の1週間になりました。
思い返せば、昨年7月5日。髙橋宏斗くんが足に打球を受けて1回表で降板、その後マウンドを託されたのは岡野祐一郎さんでした。スクランブル登板だったろうに、4イニング跨ぎで見事に試合を立て直してくれた。
当時、仕事終わりで帰社するとき「宏斗くんだから投手戦になっているだろうなぁ…」と何気なくスポナビを開くと、そこには2回表でピッチャー”岡野”の表示。
会社の通用口で「はぁぁいぃぃぃ?!」と、声にならない叫び(嘘です、特大の声出た)を上げて、一刻も早く家に帰らねば…と、気付いたら走り出してた。
残念ながら、試合には負けてしまったけど、バンテリンドームでのおかたかの共演を観れたことが嬉しくて、向こう1週間くらいその余韻に浸っていたことを、未だに覚えています。
わたしにとって、7月の始めはボーナスステージかもしれない。今年も、最高な夏の予感がする。今年はスカウトに転身した岡野祐一郎さんの主戦場である、甲子園予選も見に行ってみたい。都市対抗も見てみたい。
夏はまだ始まったばかり、ううん、本当の夏はこれからだ。今年も「夏を過ごした」と言える、そんな夏を過ごしたい。
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