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また読み返したいなと思った記事集

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また読み返したいと思った記事を集めたマガジンです。
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2021年3月の記事一覧

稀人ハンター版・お金の学校初日 新しい本の売り方「行商」の結果は?

稀人ハンター版・お金の学校初日 新しい本の売り方「行商」の結果は?

坂口恭平酋長の『お金の学校』は、ほんとにシビれた。書籍の初版印税を辞退するなど奇想天外なお金の稼ぎ方に仰天し、「畑部」など考えたこともなかった発想にまた仰天し、酋長の稼ぎの多さにもまた仰天し、思わず、山崎豊子さんの名著『沈まぬ太陽』に出てくる仰天四郎を思い出した。

この本のなかで、酋長は繰り返し「経済とは流れ」「流れてないと滞る」「流れてる時は心地よい」と書いていて、自分の稼ぎや稼ぎ方など「情報

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7歳が読む「おすすめ本」を聞いたら、一気に集まったのでまとめてみた

7歳が読む「おすすめ本」を聞いたら、一気に集まったのでまとめてみた

先日、Twitterでこんなつぶやきをしました。

すると多くの方から「この本」おすすめ!と多くの方から教えていただきました。

有用な情報なので、みんなに知ってもらいたい!

しかし「まとめるの大変!」「私はツイートや題名調べてコピペとか苦手!」と、葛藤していたら

オンライン秘書さんがまとめてくれました(優秀)

このnoteは、小学校2年生男児に「文字が多い本が読みたい」と言われた母の元に集

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地方移住してみたら意外と平気だったこと。

地方移住してみたら意外と平気だったこと。

 溜池山王で5年働いたあと、静岡市に移住、2年半が経ちました。
 入社3年目あたりから漠然と東京を離れたいと思っていましたが、あまり現実感もなく不安も大きいし、と、行動するまで2年かかりました。でも、いざ引っ越すと意外と平気だったな、と思うことがあります。
 誰彼構わず移住すべきなんて思っていません、ただ、例えば、ビル街で働いてはいるけど、渋谷の雑踏が苦手で、神楽坂にほっとして、喫茶店ではソファに

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「女なんかに負けるな」に声をあげてくれた、”彼ら”へのリスペクトを込めて

「女なんかに負けるな」に声をあげてくれた、”彼ら”へのリスペクトを込めて

母は、私の発信をよく追いかけているようだ。

母の姉妹ラインでは定期的に情報がシェアされているようだし、実家に帰省すればインタビューが掲載された雑誌や新聞がそれとなく本棚にしまってある。

この歳になると、親に発信を追いかけられるのはやっぱり恥ずかしいと思う自分がいたりするものである。

・・・

先日、久々に実家に帰った。夕飯を食べ、みんなで食後のコーヒーを飲みながら団欒しているとき、ふと母が切

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歳だからと自分から老けていくな★ピンクビキニ★

歳だからと自分から老けていくな★ピンクビキニ★

2021年3月25日。誕生日おめでとう自分!

「赤いちゃんちゃんこの代わりに、オレのお気に入りのピンクで祝おうね」

私の2021年誕生日の祝い方について、夫はそう言い続けていた。

昨年の今ごろ、癌宣告を受け闘病がはじまった直後には、「来年もピンクビキニの姿が見たいから、オレ諦めないから、頑張るから」と希望を持っていたけど、残念ながら7カ月後に力尽きた。

願いは叶わなかった。

子どもたちが

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それでもママが、料理を手作りする理由

それでもママが、料理を手作りする理由

単身時代の私はいつも不思議に感じていた。
「なぜ、冷凍食品や惣菜がこんなに充実しているのに、世のママたちは日々料理に奮闘し、作り置きなど工夫してまで手作り料理を提供しようとするのか」と。
もちろん一般的な回答は把握している。健康的な味付けとか安心できる食材で作りたいとか節約のため、作ること自体が楽しい‥など。

でも、理由はそれだけではないと思う。というのは、
「自分で作ったほうがベター」という優

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東日本大震災がきっかけで自分の弱さに気づいた

東日本大震災がきっかけで自分の弱さに気づいた

「書くことと写真を取ることが好きだから」

高校で新聞部に入ったのは、そんな理由だったと記憶している。部活動を3年間やりきった僕は、マスコミ学を専攻する学科のある大学に入った。さらに入ったサークルは大学のスポーツを取り上げる新聞を作る編集部。ゼミは元大手新聞社で記者の経験がある教授のもとでジャーナリズムを学んだ。夏休みの間は新聞社のインターンに参加して、記者さんの取材に同行させてもらう経験もした。

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いつも心の中に、インド人と猫を住まわせるようにしている

いつも心の中に、インド人と猫を住まわせるようにしている

人間、生きているだけで十分に偉いはずなのに、それに見合わないくらい苦しいことや腹の立つことが往々にしてあったりする。

こちらとしては普通に生きさせてくれればいいのに、余計な面倒がふっかかってきたりする。

別に致死に値するわけではないので、深手ではない傷を負いながら生きている。
常にどこかから何らかのダメージを受けつづけていて、傷一つない状態でいることはまずありえない。
それらのダメージは基本的

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「学校教育は創造性を殺してしまっている」ケン・ロビンソンーDo schools kill creativity?

「学校教育は創造性を殺してしまっている」ケン・ロビンソンーDo schools kill creativity?

Do schools kill creativity?
「学校教育は創造性を殺してしまっている」
世界で最も試聴されたTED Talkです。

今さらこのTED Talkについて云々するのはこのブログの目的ではありません。

私はこのTED Talkの14分50秒あたりから語られる「ジリアン・リン」のエピソードを聞くたびに、学校教育の一端を担うものとして襟を正さずにはいられません。
その部分の日本

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高校受験にむけて小学生の親として考えておくべきこと

高校受験にむけて小学生の親として考えておくべきこと

今春の大学受験では都立や県立など公立高校の健闘が話題です。

「部活や行事が中止になって勉強時間が増えたからでは」
「地方の優秀な生徒が都会に出るのを敬遠したのでは」

いろんな分析がありますが、それは Twitter で盛り上がってもらうとして、ここでは(主に東京の)高校受験を考えるうえでのポイントをまとめていきたいと思います。

小学校時代の塾は必要か?近年の都立高校の人気の高まりにより、「小

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萩原朔太郎とは|日本近代詩を作り上げた「ザ・才能」の一生

萩原朔太郎とは|日本近代詩を作り上げた「ザ・才能」の一生

文豪ストレイドッグス、文豪とアルケミストなど、文豪をモチーフにしたアニメ作品はいくつもある。そして当時の文壇は男性がほとんどであり、こうした作品はほとんど801向けになり、池袋で薄い本が出て……という運命を辿る。

まさか彼らも、死後にここまで男色化されると思わなかっただろう。これらの作品をきっかけに近・現代文学に興味を持った人も多いと思う。すごく良い試みである。

なかでも文学者を登場させたコミ

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マレーシアの高校生が「批判的思考」をどう学ぶのかを聞いてみた

マレーシアの高校生が「批判的思考」をどう学ぶのかを聞いてみた

長男が勉強し始めたインターナショナル・バカロレア(IB)。
噂通り、強烈なプログラムです。

特に最終過程のディプロマ(IBDP)はハードです。
本当に毎日山のような宿題が出て、「宿題やらない派」の長男も真面目に取り組んでいます。


特に噂の「TOK(Theory of knowledge=知の理論)」が面白いそう。

TOKは、IBDPの中核と言われ、「学ぶための思考方法を教える」科目です。C

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