ジュウ・ショ(アートライター・カルチャーライター)
美術についてサブカルチャー的な視点から紹介・解説。 学術書とか解説本みたいに小難しくなく、 極めてやさしく、おもしろく、深ーく書きまーす。
マンガについてサブカルチャー的な視点から紹介・解説。 学術書とか解説本みたいに小難しくなく、 極めてやさしく、おもしろく、深ーく書きまーす。
文学についてサブカルチャー的な視点から紹介・解説。 学術書とか解説本みたいに小難しくなく、 極めてやさしく、おもしろく、深ーく書きまーす。
アニメについてサブカルチャー的な視点から紹介・解説。 学術書とか解説本みたいに小難しくなく、極めてやさしく、おもしろく、深ーく書きまーす。
「シュールやなぁ」ってよく友だちなんかと話すことがあるよね。テレビでユニークな芸人を見て、シュールやなぁって。よゐことかさまぁ〜ず、板尾創路、野性爆弾なんかは、よくシュール組に分類されてる気がすんなぁ。 ところで「シュール」ってなんだろう。どういった状況を指す言葉なんだろう。ここらで一度、我にかえってほしい。意味もわからないままカタカナを使うのは、死にかけのITコンサルタントだけでいい。ほら、ちょっとうさんくせえので、ここで一度「シュール」について知ってみようじゃありません
さて、大学の真剣な講義ってのは、意外と頭に残んないもんだ。専門的な内容はあんま話さずに、高田純次バリのテキトー加減でフラフラしゃべってたアゴヒゲMAXのおじいちゃん先生のほうが、意外と記憶に残っているのである。どうもこんにちは、キアヌ・リーブスです。ははは違うかぁ、ははは。 専門的な分野の話というのは、ちょっとユーモアがなけりゃ耳に入ってこないんだと思う。少なくとも集中力のない私はそうでした。 そんなテキトー加減で西洋美術史をお伝えしていく所存のこの連載。ぜひノートとペン
と、まぁいきなり酔っ払ってみましたが、私は真剣に「西洋美術って難しく書かれすぎじゃねぇか」と思っとりますよ。なんかもう「大谷翔平ばりにワインドアップで振りかぶって書きました!」みたいなね。重い。もうどの書籍も官僚がしゃべっているような文章で、イラストたっぷりのかわいい本でも、ちょっと小難しく見えちゃいますよね。ちいかわの横で、岸田首相がしゃべってんですよね。 この連載ではもっとおしゃべりするような感覚で、でもしっかり内容がある感じでやっていきます。「大学の講義」というよりは
本日から西洋美術史の連載をスタートする予定でしたが、なんと!早速我がSurfaceが故障しました。 まさかの「エンターキーが埋まってエンドレス改行する」というトリッキーな壊れ方をしたので、明日からスタートさせていただきます。なにこの呪いほんと。もろもろよろしくお願いします。
こないだイロハニアートさんで連載していた西洋美術史の連載が無事に終了しました。全30記事。あらためて見返したら約1年もやってた。すげえ。 下の記事にまとめていますので「おじや用のレンゲ」がくるのを待ってる間にでも、読んでください。 いやこれ書くの、毎回マジで楽しかったんです。ほんま幸やった。エクセルシオールカフェで原稿書いてる間はふわふわしてたし、たぶん頭の周りをティンカーベル的なサムシングが飛び回ってました。 「エジプト文明でミイラ作ってた理由」とか「ルネサンスで写実
おひさです。ジュウ・ショです。名前がカタカナなので、よく韓国籍に間違われますが、ゴリゴリの日本人です。九州生まれの縄文顔なんで、派手髪センターパートより、Ken Takakuraパリの角刈りのほうが似合っちゃいます。へへ。自分、不器用なもんで。 久しぶりです。更新しない間も皆さんにフォローやいいねをいただいて、ほんまに感謝です。久しぶりに原稿の手が空いたので、noteを更新します。 質問やリクエストをいただいているものも含めて、ちょっともろもろこれから記事を出していく所存
ポール・セザンヌはハンパない。ピカソやマティスから「近代絵画の父」と呼ばれた、めちゃくちゃ偉大な人間だ。スター揃いの後期印象派のなかでも、超デカめな革命を起こした人間である。 しかし「なぜ彼がお父さんなのか」ってのは、あんまり広まっていない。今見ても「え、なにこれ下手じゃない……? あれ、これ単純に下手じゃない……?」とか言われることもある。 そこで今回はセザンヌのスゴいところについてご紹介。彼の人生を追いながら「なぜ近代絵画の父なのか」を見ていきたい。 ポール・セザン
生前に伝記が書かれた初めての西洋芸術家、それが「ミケランジェロ・ブオナローティ」だ。超絶ストイックで筋肉オタクのおじさんである。たぶん今の時代に生まれてたら、イオンでササミとブロッコリー買い占めている。 生前に伝記が書かれるくらい、1500年代で活躍しており「神の如きミケランジェロ」といわれていた方だ。彼によって(美術的な意味での)ルネサンスが終わり、マニエリスム、バロック時代に突入していく。それくらいミケランジェロの作った作品はレベチだった。 誰しも名前は聞いたことある
主婦と生活社さまのメディア「fumufumu news」にて記事が出ました〜。1970年代のマンガの変遷について書いています。 おもしろいんですよね。1970年代のマンガは。男性マンガ史ではジャンプとチャンピオンが出てきて「マガジン・サンデー・キング・ジャンプ・チャンピオン」の五代誌が揃います。 チャンピオンは創刊当初から強いんですよ。メンツエグくないか。手塚治虫、さいとう・たかを、永井豪、赤塚不二夫、ジョージ秋山、梶原一騎……いやもうこんなん絶対買うだろ。 ただジャン
2022年2、3月は六本木ヒルズ ミュージアムが激熱です。東京シティビューでは「楳図かずお大美術展」、森美術館では「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」が開催中。いやもう完全にヤバい。ハイカルチャー貴族が住むヒルズが、名古屋のヴィレヴァンみたいになってる。絶対に地上52階でやることじゃない。もう最高なんですよね。 もうこんなもん行くしかないでしょう。とはへたたいうことで、今回は後者の「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」に行ってきたので、現地の様子をレポートします。
上京してから、はじめて新宿駅南口の横断歩道を渡ったとき、西と東を見て「世界の違い」にめちゃめちゃびっくりした。 西には都庁、コクーンタワーといった高層ビル群、東にはドン・キホーテ、アイフルという文字看板と歓楽街。西を歩く人はビシッとしたスーツ姿の男性、東は長髪金髪にクロックスの若者。たった100メートル歩くだけで、世界が違う。新宿はおもしろい街だと心底思った覚えがある。 そんな新宿・歌舞伎町に頻繁に通うようになったのは2021年の9月あたりだった。友人のノンフィクションラ
イロハニアート様で記事が出ました。 なぜか西洋美術史って「スーツ着たおじさまがやたら難しく解説する」のが慣例だと思うんですが、私は「それは読者に優しくない」と思います。だからこの連載では極力簡単に楽しく書いている感じです。 もう20回目ですね。今回はロマン主義の後に出てきた「バルビゾン派」について紹介しています。100人くらいの画家が同じ森で描いてたっていう。もう皇居ラン状態の自然主義はなぜ起きたかってやつです。 スマートニュースでも読めますので、ぜひどうぞ!
「2022年 大友克洋全集刊行」 渋谷駅ハチ公口改札でバカでかポスターを見て、ちょい鳥肌が立った。かっけェ……。なんだこのロゴ。すげぇいいじゃん。買うしかないじゃん。 言わずもがな大友克洋は完全にレジェンドだ。特に私たちサブカルゆとり世代からしたら「AKIRA」は、もはや聖書である。アーメン。 私の体感だが、文化系サブカル大学生の家に、AKIRAがある率は80%超えてる。まじで文科省のほうで、文化系サークルに属している人に向けて統計とってほしい。AKIRAは浅野いにおの
「点描画」というジャンルをご存知だろうか。名前の通り、真っ白なキャンバスにピッピッピッピッて点状に絵の具を塗ることで描く絵画のことである。 名前だけで「ハンパじゃなく気が遠くなる作業」ということはわかるだろう。常人がやる表現じゃない。もし隣で血眼になって一心不乱に点描画やってる奴がいたら「おい大丈夫か。病んでんのか」つって、いったんコーンポタージュ飲ます。確実にメンタルを損ねているもの。こんなやつは。 そんな点描画を19世紀に開発したのが、ジョルジュ・スーラだ。スーラって
『フランダースの犬』と『火垂るの墓』は、ちょっとマジで発禁にしてほしい。いや子どものころは「なにこれ、かわいそう……」って、そんだけだった。しかし大人になってから観ると、救いがなすぎてバウンスビートくらい動悸がしてオロオロ泣く。18才以上禁止とかにしてほしい。O-18。オーバー18歳だこんな作品は、やめろ。観せるなもう(泣)。 そんなフランダースの犬といえば、やっぱり最終回。主人公のネロと愛犬のパトラッシュが寄り添ってルーベンスの「キリスト昇架」と「キリスト降架」を観て「な
fumufumu newsさまより記事が出ました〜。1960年代のマンガについてです。 これを読めば1960年代のマンガのすべてがまるわかりです。あの……「まるわかり」って書く記事でまるわかったことないでしょ。いや、でもマジで自信持って断言します。これ「まるわかり」です。1万字くらい、論文レベルで書いてますので、読んでほしいです。ぜひぜひ〜。