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ジュウ・ショのサブカル映画マガジン

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映画についてサブカルチャー的な視点から紹介・解説。 学術書とか解説本みたいに小難しくなく、 極めてやさしく、おもしろく、深ーく書きまーす。
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記事一覧

人間がヲタクになり推し活を終えるまでを4ステップで解読してみた

私は主にアート、マンガ、音楽、小説といった分野でライティングをしている。これらの創作物は…

一所懸命に鼻をほじる自分に嫌気がさしたので定期投稿を再開します

「最終更新148日前」 なんとなく眺めていたスマホに、そんなあまりに衝撃的な文面が現れ、思…

映画「ビバリウム」は視聴者の感受性と思考力が試される作品

「ビバリウム」の存在を知ったのは、たしか1年半くらい前だったかしら。仲のいい友人からティ…

1日でノンフィクション映画を3本見て具合が悪くなった話【たまにはエッセイ】

先週の日曜、私はなんだかとってもハーレイクインだった。イライラしているわけではないし、ス…

サブカルとアングラの違いとは|ヤバい世界について本気で考えてみる

「アングラとサブカルの違い」は一般のメインカルチャーで生きている人には理解し難いものがあ…

ミストという"コメディ映画"を存分に語る【ネタバレ】

どんな物語も結末は重要だ。特に「ラスト20分に震撼する……っ!」といった常套句が流行るほど…

AKIRAとは|漫画・アニメ映画の両方について「何がすごいのか」を徹底解説

「ジャパン・カルチャー」といえば、今やフジヤマ、サムライ、スモウレスラーよりも先に「アニメ」「マンガ」がくる。 しかしもともとは、アニメもマンガも海外で生まれたメディアである。以下の記事でアニメやマンガの起こりを書いています。 ただ、今やマンガ・アニメといえば日本を代表するカルチャーであり、最近は「日本アニメを楽しむ海外オタク」の動画をYouTubeで観ることも増えた。 では、なぜ日本のアニメ文化がこんなにも海外でヒットしたのか……。その立役者は間違いなく「AKIRA」

坪内逍遥とは|戯作・歌舞伎など日本文化を変えた革命家【小説神髄の解説】

江戸時代の「南総里見八犬伝」やら「東海道中膝栗毛」などの作品に「なんとなく昔の古い作品」…

タモリの魅力を14個のキーワードで読解!若い頃の伝説・名言など

私は博多の出身だ。中学生のとき隣の南区のあたりを車で走っていると「そういえば、タモリは高…

ファム・ファタールとは|起源や言葉の意味、キャラクター紹介など

ファム・ファタール……それは美術、マンガ、アニメなどの世界で「男を惑わせる魅惑の女性」を…

「神話の法則」を徹底解説! ハリウッド発・ヒット作のテンプレ

あの映画も、このマンガも、そのアニメも、すべて「ウケる法則」にのっとって描かれたとしたら…

【あらすじ・ネタバレあり】トゥルーマン・ショーという最高のどんでん返しをフリに使…

「最も好きな映画は?」という質問をしてもらえたら食い気味に「トゥルーマン・ショーです」と…

【自己紹介】私がnoteでやっていること・やらないと決めていること

突然ですが、フォロワーさんからこんなメールが届きました。(送信先は伏せますが、ご本人さま…

Netflix版「今際の国のアリス」の実写化が原作を超えてる件

『今際の国のアリス』は週刊少年サンデーで連載されていたマンガです。2020年の12月にNetflixで実写ドラマが解禁になったんです。今をときめく山崎賢人くんと土屋太鳳ちゃんが主役で。 「実写化決定(バァーン!)」となったとき「はい爆死フラグいっちょあがり!」と正直思ってて。これたぶん「神様の言うとおり」みたいになるやろな、と思ってました。いやしかし蓋を開けてみると超おもしろくて、世論も大絶賛の嵐ですよ。今回は(ちょっといつもの記事と趣旨が違うけど)Netflix版・今際の