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#ビジネス

ブランドアイデンティティを考える 3[SUNTORY]

ブランドアイデンティティを考える 3[SUNTORY]

今日は「ブランドアイデンティティ」というものの理解をより深めていただくために、会社事例をご紹介するシリーズ第3段です。
先日の記事でビールの広告の話を出しましたので、その流れで飲料企業のサントリーのブランドアイデンティティを見ていきます。

[事例3]

サントリー

私がこの会社に抱く印象はこれです。

「お茶、アルコール飲料の老舗メーカー」

ちなみに私に限らずのことだと思うのですが、普段みな

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【NY発のコスメブランドGlossierのグロース戦略】

【NY発のコスメブランドGlossierのグロース戦略】

 お疲れ様です!! 石原里奈です。
 前までは、大好きな会社であるメルカリやゾゾタウン、Awayのグロース戦略について書いてましたが、最近は日記や感じたことを投稿してます。
どっちも書いてて楽しいのでゆるく続けていこうと思います〜!

今回はゴールデンウィークの自分の自由研究の一貫として、気になっていたNY発のコスメブランドGlossierについて調べました。

 店舗も一等地にはないのにこのお客

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『ビジネスの仕組みがわかる 図解のつくりかた』全文公開

『ビジネスの仕組みがわかる 図解のつくりかた』全文公開

「ビジネスの仕組みがわかる 図解のつくりかた」という本を全文公開します!この本は、2020年4月に出版されたスマホサイズのコンパクトな新書です。『ビジネスモデル2.0図鑑』を出版後、多くの反響をいただき、さまざまな企業でビジネスモデル図解について講演・ワークショップを開催してきたノウハウを凝縮した一冊になっています。

もし内容をみて興味を持たれた方、ビジネスモデル図解を自分でつくってみたいと思っ

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経営者(広報)はこんな発信をするといい

経営者(広報)はこんな発信をするといい

経営者、または広報は、こういうテーマで発信をするといいと思います。

①会社をつくろうと思ったきっかけ
②会社をつくってからいちばん苦労したこと
③軌道に乗ったブレイクスルーなできごと
④商品やサービスの誕生秘話
⑤これからこういう世界を実現させたい

①会社をつくろうと思ったきっかけ会社が始まったころには、かならず「ストーリー」があります。人はストーリーに惹かれます。ぜひストーリーを語ってほしい

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2020年のアリババセールの結果は4982億元。この数字達成での歪みも顕在化してきている

2020年のアリババセールの結果は4982億元。この数字達成での歪みも顕在化してきている

2020年の「独身の日」買い物祭りも終わり、アリババが12日に今年の成績を発表しました。

簡単にまとめると

成約金額が4982億元(約7.8兆円、もう数字があまりにも大きくて意味がわからなくなります)で前年同期比26%増。

グローバルデータでは8億以上の人が消費し、474個のブランドと30以上の中継販売ルームでの成約金額が1億元を超えました。瞬時成約数のピークは1秒で58.3万、トータルの物

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79歳のおばあちゃんが55日間で400万のTikTokフォロワーを獲得。中国の「銀髪経済」とは

79歳のおばあちゃんが55日間で400万のTikTokフォロワーを獲得。中国の「銀髪経済」とは

日本でもYouTuberやTikTokでたくさんの視聴者から注目されるスターが次々誕生してますでしょうか?すでに成熟した感のある中国動画サービス界でも、日々次々とスターが生まれています。

「でもどうせ若い人でしょ、この歳で無理だよ。。と諦めてるあなた!」年齢は関係ないかもよ、という頼もしい事例を紹介しましょう。

「79岁奶奶55天收获400万粉丝」という投稿がWeiboで注目を集めています。意

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アリペイのデータでわかる中国90年代生まれの預金サービス利用状況

アリペイのデータでわかる中国90年代生まれの預金サービス利用状況

中国Z世代の金銭感覚はみんなが思っていたイメージとはだいぶ違っているかもしれません。

先日アリペイの資産運用サービス「余额宝」(Yú'é bǎo)が「90年代生まれの貯金状況」についてのレポートを公開しました。これが中国人の固有観念とズレた結果でネットで話題になってます。

※ちなみに「余额宝」とは、アリペイのなかにある投資信託預金のような金融商品のサービス。みんなが「余额宝」に預けたお金をファ

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社会課題の解決に行動デザインが必要な理由

社会課題の解決に行動デザインが必要な理由

イノベーションの機会としての社会課題社会課題を機会として捉え、新規事業を創出するスタートアップや、大企業のイノベーション組織が増えています。多くの企業が社会課題の解決、イノベーション、SDGs(国連の持続可能な開発目標)などのビジョンを掲げてビジネスを推進しています。例えば、"社会課題 ビジネス"で検索すると、たくさんの日系メーカーのホームページがヒットします。

また、事業開発側だけでなく、投資

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デザイン経営やデザインリテラシーについて考えたこと

デザイン経営やデザインリテラシーについて考えたこと

本日に発見した興味深い記事。

IDEOやTakramのような広義の意味のデザインを主軸にコンサルティングをする会社は注目を集めている。

直近では、グッドパッチが新規上場承認を受けていますね。

デザイン経営宣言が経済産業省から発表され、経営とデザインを繋ぐ力を生かす動きが活発になっています(まだ浸透しきっていない感はありますが)

デザインノウハウをもつ事業会社が、そのノウハウをオープンにして

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利用規約を舐めちゃいけない。サービスの運命を左右するかもしれません

利用規約を舐めちゃいけない。サービスの運命を左右するかもしれません

先日のnoteで中国の21のアプリで個人情報などの扱いが不適切であるという話を紹介しました。

実は先日、中国のネット小説大手の「閲文グループ」(テンセント系)が、利用規約に関する規則変更を巡って作家さんたちとの間で喧嘩に。大炎上しました。

これは日本ではあり得ないような内容で面白いので紹介しましょう。

まずは閲文グループについて簡単に説明します。

公開されてる情報によると、「閲文」は中国の

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ロジカルとクリエイティブの間隙を目指す新規事業のつくりかた

ロジカルとクリエイティブの間隙を目指す新規事業のつくりかた

今まで新規事業の立ち上げをいくつか支援してきて、自分の中でデジタルプロダクト(アプリやWebサービスなど)を構想段階からリリースまで持っていくときの大枠フローがある程度定まりつつあるので、自分のために言語化しておくと共に、これからこんなコロナ禍においてなお新規事業を立ち上げようとする勇敢な方々にとって少しでも参考になればと思い、記します。

👤この記事の対象者
・新規事業企画したことないけど会社

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