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北欧フィンランドのデザインスクールでの学びから、北欧子育てパパの話、世界一幸せな国の豊…

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北欧フィンランドのデザインスクールでの学びから、北欧子育てパパの話、世界一幸せな国の豊かさまで。 ビジネスデザイナー🇯🇵⇦アアルト大学IDBM🇫🇮⇦プラントエンジ(🇵🇭🇦🇺上司は元軍人)⇦東大社基⇦岐阜 連絡先knerpd@gmail.com

マガジン

  • 北欧のビジネスデザインや創造性

    北欧デザインスクールのデザイン・創造性・イノベーション教育を受けた経験やビジネスデザインの実践からの学びを発信

  • 北欧の豊かなライフスタイルや考え方

    世界一幸福な国フィンランド🇫🇮で感じた豊かさの源泉

  • 北欧子育てパパの話

    北欧フィンランドに子連れで留学をしていたときに、子育てに対する男性の考え方や関わり方に色んな学びがありました。これからパートナーと一緒に同じ目線で、育児・家事に関わることを決めた人のためのnoteを書きます。

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世界一幸せな国で感じた真の豊かさとは

フィンランドは、3年連続世界一幸せな国に選ばれ、幸福度が高い事で有名です。私がフィンランドで2年間暮らして感じた、豊かさの源泉について、「3つのつながりと時間」を大切にしようというテーマで書きたいと思います。 私が北欧フィンランドに住んで考えた豊かさの基準は、 「自分とのつながり」 「自然とのつながり」 「社会とのつながり」 の3つのつながりと、そのつながりを感じる豊かな時間にあると感じます。 自分との繋がり: ME TIMEフィンランドの人たちは、様々な「余白」

    • 北欧に学ぶ:ダイバーシティ文化を醸成する仕組みのデザイン

      2023年、日本の約70%が共働き世帯になったと言われています(労働政策研究所)。この30年でまさに倍増です。 背景には、女性の社会進出やダイバーシティ浸透などの社会変化、賃金上昇の停滞による家庭の経済的な変化、専業主婦ではなくキャリアを作ろうという女性のマインド変化などがあると言われています。 社会からも、家庭からも、そして働く個人からも求められているダイバーシティを成長戦略の1つとして、企業も自分ごととして取り組んでいます。2016年から2020年の間に約50%の企業

      • 来年の夏はどこへ行こう?:90日間フィンランド人になるプログラムに参加してみて

        来年の夏はどこへ旅行へ行こう? 北海道?沖縄?、それとも軽井沢? 特にヨーロッパやオーストラリアの国では、夏休みが終わるともう次の夏の予定を立て始めます。 日本もようやく秋が近づき、気持ちの良い季節です。 今年の夏は、35℃を超す猛暑日の年間最多記録と暑く、避暑地に行った人も多かったのではないでしょうか。 私はこの夏、フィンランドのヘルシンキ市が主催する「90 day Finland」という世界中のビジネスパーソン約15名が90日間、フィンランドに滞在して、新しいビジネ

        • 北欧の企業におけるダイバーシティを経営に活かす戦略を学ぶ【イベント開催案内】

          「誰でも生まれや性別によらず、その人らしく働ける国は?」と考えてみると北欧の国をイメージする人はきっと多いと思います。 例えば、フィンランドでは、父親が育児にかける時間が世界トップクラスに長く、ジェンダー・ギャップ指数も世界1位と、まさに世界一平等な国だと言われています。 この夏、留学してから5年ぶりにフィンランドに滞在し、90 day Finlandというプログラムに参加したことからご縁があり、11月5日(月)にヘルシンキ・パートナーズと一緒に「北欧ダイバーシティによる

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        記事

          北欧子育てパパの話⑤ー子供が生まれてもキャリアアップを継続する秘訣

          高福祉国家で世界一男女平等と言われる北欧フィンランド。 特に、父親の子育てに対するコミットメントが高く、ドイツ人の知人も北欧の人と結婚したいというほど。 実際に、男女で子育てをする頻度についての調査でも、フィンランドでは、父親が一緒に遊んだり、寝かしつけをしたりする割合が非常に高いです。 北欧子育てパパでは、日本ではまだまだ焦点が当たりにくい子育てにおける「父親」に焦点を当て、その背後に潜む一人ひとりの物語や価値観を紐解きます。 ① 世界で1番パパが育児をする国フィンラ

          北欧子育てパパの話⑤ー子供が生まれてもキャリアアップを継続する秘訣

          ノキアショックから復活を遂げた地方都市オウルに学ぶイノベーションの本質

          私はいま、90 day Finlandという世界各国の企業家やビジネスパーソンが参加するプログラムに参加しています。 私はこの期間中、フィンランドでの生産的な働き方、社会課題解決を志向するスタートアップ、イノベーションなどについて学びや感じたことをシェアしようと思っています。 私自身、5年ほど前にアアルト大学にデザイン留学の経験があり、同じ領域で働きながら、新鮮な眼差しで、フィンランドを見たいと思っています。 今回は、ビジネスオウル(ビジネスと雇用を支援するオウル市の公

          ノキアショックから復活を遂げた地方都市オウルに学ぶイノベーションの本質

          社会課題解決する起業家育成の最前線ーヘルシンキ大学のインキュベーション

          イノベーションやデザインを学ぶため、アアルト大学に留学したのが5年前。今は「90 day Finland」に参加しながら、新たな視点で「北欧らしい」社会の仕組みやイノベーションについてネットワークを広げています。 今日共有するのはヘルシンキ市からの出資をもとに、ヘルシンキ大学の最先端の研究技術を社会に実装するアクセラレーター、Helsinki Incubatorsです。 特に、社会課題を解決するインパクト志向のスタートアップに焦点を当てたプログラムが印象的で、20を超える

          社会課題解決する起業家育成の最前線ーヘルシンキ大学のインキュベーション

          北欧に1ヶ月の保育園留学 - 思わぬ準備編

          フィンランドにいる8月の1ヶ月間、子供たちは現地のインターナショナル保育園に行くことにしました。きのうが初日で、日本の保育園の経験もありお昼まで通っています。 少しずつ保育園での経験やどんな変化があったのかなどを共有していきたいと思っていますが、まずは、どうやって保育園を選んで、行くまでの準備について書いてみたいと思います。 日本の保育園では想像していなかった持ち物であったり、違いがあるので、その辺りを中心にご紹介します。 1ヶ月限定の現地保育園をどう選んだのか 5年

          北欧に1ヶ月の保育園留学 - 思わぬ準備編

          5年ぶりのフィンランド現地で感じる移ろい

          先週末から約5年ぶりにフィンランドに来ています。 先日ブログでも書いたように、90 day Finlandという世界中の起業家や専門家がプチ移住するプログラムに参加するためです(実際には、仕事の関係で40日ほどで帰国します)。 プログラム自体の開始は来週からですが、今週から子供たちの保育園留学が始まったり、5年ぶりに大学の友人や、子育てで知り合った仲間たちとも、コミュニケーションをとることができて、懐かしみながら楽しんでいます。 まだ一週間と経っていませんが、こちらに来て

          5年ぶりのフィンランド現地で感じる移ろい

          世界で1番選ばれる国を目指してーフィンランド本気の社会デザイン

          "90 day Finland"というフィンランドのビジネスに興味がある世界中から参加するプチ移住&ビジネス支援プログラムに参加しています。 実際のプログラムは8月開始ですが、それまでの間、毎週オンラインにて、フィンランドの文化、ビジネス、社会システムについて学んだり、交流する機会があります。 今日は先日行われた「フィンランドの社会システム(特にスタートアップのエコシステム)」のプレゼンテーションについて、特に印象に残ったことや学びなどを簡単にシェアしたいと思います。

          世界で1番選ばれる国を目指してーフィンランド本気の社会デザイン

          海外現地での新事業アイディア創出ワークショップ実践からの学び

          先週1週間かけて、ブラジルにて新規事業のアイディアを創出するワークショップを実施してきました。地球の裏側まで、丸2日間かけて飛行機で移動してからの言葉も違う、文化も違う人たちとの共創は、日本で実施するものとはまた異なる性質の難しさがあります。 実施した内容には触れませんが、海外現地の子会社や関連会社、投資先などとの新規事業創出やデザイン・イノベーション研修などの関わり方は、ポスト・コロナのこれからますます増えてくると思います。この機会に学びなどをシェアしたいと思います。

          海外現地での新事業アイディア創出ワークショップ実践からの学び

          夏の北欧へのプチ移住:「90dayFinland」に参加します。

          夏の3ヶ月間、フィンランドにプチ移住するプログラム(90 day Finland)に参加することになりました。約4年ぶりにフィンランドで過ごせることを楽しみにしています。 プチ移住というタイトルをつけましたが、このプログラムはフィンランドで暮らすだけではなく、世界中の起業家や専門家、投資家などとネットワークを広げたり、ビジネス機会を探ったりと、様々な恩恵を受けられます。 2020年から始まったこのプログラムは、今年で4年目に入りますが、日本人が参加するのは今年で初めてのよ

          夏の北欧へのプチ移住:「90dayFinland」に参加します。

          北欧子育てパパの話④ー私たちにとっての「非常識」に触れること

          「まず結婚」が招く少子化 北欧は婚外子5割。 というすこし驚くような見出しの日経の記事が昨年出ていました。 子どもを育てるなら「結婚」という日本人の私たちにとっての常識は、北欧では常識ではなく、多様なあり方を認める寛容な社会であることが少子化の抑制に繋がるのでは、という主旨だったと記憶しています。 これは極端に「社会の常識を問い直す」例ですが、もっと身近なことにも、子育てのスタイルは本当に多様なものがあると思います。 例えば、 「どれだけ健康に気を遣った食事をするか?」

          北欧子育てパパの話④ー私たちにとっての「非常識」に触れること

          新規事業の初期リサーチにおけるchatGPTの活用可能性と事例

          新しい事業やサービスを企画することは、創造的な活動ですが、同時に地道なインプットや調査もリスクを減らすために重要です。 私自身、デザイン留学を終えた後、IT系メーカーのインハウスとして活動し、新規事業・製品、戦略の企画に携わる機会が多くありました。現在はイノベーション組織やデザイン会社で働いており、複数のプロジェクトに携わっています。私の現在の仕事についてもどこかで紹介しようと思っています。 新規事業やサービスの創出は、創造的な活動ですが、リサーチや調査も重要です。これら

          新規事業の初期リサーチにおけるchatGPTの活用可能性と事例

          サステナビリティの実験地ーコペンハーゲンで働く環境にやさしい建築家に学ぶ

          私が去年初めて訪れたデンマークにて、日本でも有名な建築家BIGが設計した廃棄物発電所(Amager Bakke)から見える景観が大好きでした。丘の上からスキーができたり、海に浮かぶ洋上風力発電の景色は次世代感があり、サステナビリティ(持続可能性)の考え方が進んでいるなあと感じました。 サステナビリティは、深刻な気候変動から脱炭素を志向するグローバルな動きで、日本でも2050年のカーボンニュートラルに向けた様々な取り組みが始まっています。また、「社会によい」というミッションも

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          世界のウェルビーイングサービス最前線

          オーストラリアに駐在中、週休1日、残業120時間、上司は元軍人のオーストラリア人という環境で働いた経験から、「真の豊かさとは?」というテーマを考えるようになり、幸福度ランキング世界トップの北欧フィンランドに留学することを決めました。 ここ数年、ウェルビーングに関する新規事業に携わっておりましたが、研究フェーズに入り直し、事業開発としては一旦ストップしていることもあり、この機会に落ち着いて、世界のウェルビーイングサービスのトレンドであったり、事例について調べたりしています。

          世界のウェルビーイングサービス最前線