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読んだ本の紹介

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良かった本・面白かった本をジャンル問わずに紹介します。
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#IT

【読了】プロフェッショナルプロダクトオーナー

【読了】プロフェッショナルプロダクトオーナー

日本では、プロダクトオーナー(PO)向けの書籍は中々見かけませんが、最近「プロフェッショナルプロダクトオーナー」という、タイトルもマッチした書籍が発売されたので、ご紹介します。

プロフェッショナルプロダクトオーナーコチラの書籍は2024年7月に発売されましたが、原書は2018年であり、著者は現役アジャイルコンサルタント・アジャイルコーチとDon Mcgreal氏とRalph Jocham氏になり

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【読了】世界一流エンジニアの思考法

【読了】世界一流エンジニアの思考法

マイクロソフトのエンジニアとして活躍されている牛尾剛さんの「世界一流のエンジニアの思考法」の書籍が、とても面白かったので、紹介させていただきます。

世界一流エンジニアの思考法著者:牛尾剛さん

内容と感想

IT最前線の現場の働き方や超一流と言われるエンジニアの人たちの思考法を知ることが出来ます。具体的に言うと、牛尾さんがAzure Foundationプロダクトチームに異動して感じた「問題課題

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【ITエンジニア】新人・若手向けの書籍紹介(3冊)

【ITエンジニア】新人・若手向けの書籍紹介(3冊)

7月になり、新人さんが配属されたり、新たなメンバーがプロジェクトに配属される季節かと思います。今回は私が新人や若手向けに書籍をお貸しして、リアクションが良かったモノをいくつか紹介致します。(ITエンジニア寄りです)

99%の人しかしていない1%の仕事のコツ本書籍はメール・電話・報連相・時間管理など、仕事する上での様々な要素に関する小さなコツがまとまって記載されております。最近はリモート仕事するこ

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【読了】実践的データ基盤への処方箋

【読了】実践的データ基盤への処方箋

前回に引き続き、データ分析・データマネジメント系の書籍の紹介をさせていただきます。

■前回

実践的データ基盤への処方箋こちらは、ゆずたそさん・渡部徹太郎さん・伊藤徹郎さんによる書籍です。

昨今、企業内データやオープンデータをデータ活用するためデータ基盤していく企業も多いと思いますが、「どうやってそれを作るのか?」「実現するにはどういうポイントがあるのか?」について、初級者/入門者が全体像を把

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【読了】最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

【読了】最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのか

最近、データ分析・データマネジメントに関して学びなおしをしている中で読了した書籍を紹介させていただきます。

最強のデータ分析組織 なぜ大阪ガスは成功したのかこの書籍は、大阪ガスの河本薫氏の書籍です。データ分析組織「ビジネスアナリシスセンター」の生い立ちから数々の失敗、乗り越えてきた壁などの生々しい内容が記載されております。

また、データ分析することが目的ではなく、分析結果を元に顧客価値創出につ

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ソフトウェアテストの基礎/入門編を学ぶなら!

ソフトウェアテストの基礎/入門編を学ぶなら!

システム開発やソフトウェア開発ではテストは重要な業務ですか、テストに関して学ぶのはハードルが高い印象があります。個人的な意見ですが、テストは複雑な用語も多くかなり奥深い為、積極的に学ぼうという気持ちも乗りにくい・・・。
しかし、テスト知識が増えると自身が作った成果物品質UPに繋がることが多いため、基礎基本を身に付けることは大事だと感じます。そこで私の実体験も踏まえて書籍・学習サイト・資格の視点でご

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【読了】アジャイルメトリクス

【読了】アジャイルメトリクス

今回は、2022年11月に発売された「アジャイルメトリクス~アジャイルチームのパフォーマンスを向上する定量化とデータ収集法」をご紹介させていただきます。

アジャイルメトリクス本書は、サブタイトルにもあるように「アジャイルチームのパフォーマンスを向上する定量化とデータ収集法」に焦点を当てた書籍になります。

通常の開発プロジェクトでも、プロダクト/プロセスに関するメトリクス(指標)指標を立てて、測

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【読了】コンサルティングとは何か

【読了】コンサルティングとは何か

本書はドリームインキュベータの創業者であり、日本の戦略コンサルタントの第一人者である堀紘一さんの書籍です。

本書には、
・コンサルタントとしての心構え
・コンサルティングの本質は、何が問題かを見極めること
・コンサルティングに対する日本と海外の考え方/文化の違い
などが体験談を通して語られております。サクサク読める良書です。
私は約3年前にコンサル業界に飛び込みましたが、もっと早く読んでおけば良

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教えない教え方とは?

教えない教え方とは?

働く環境・学ぶ環境が多様化しており、物事や知識を教える方法も多岐にわたっています。今回は教育現場等で取り入れられている「教えない教え方」について備忘録がてらご紹介させていただきます。

教えない教え方とは?少し言葉を言い換えると、自立型学習を指します。
自立型学習:他人の助けや支配なしに自分一人の力で物事を学習するスタイル

学習をする際に、問題の答えを知りたい・暗記したいという方に思考が先行しが

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How思考とWhy思考

How思考とWhy思考

仕事等で、未体験な問題にぶち当たったり、難易度の高い問題を解決しなければならないシチュエーションがあると思います。そんな時に気を付けるべき思考法について、備忘録がてらご紹介させていただきます。

How思考すぐに解決策を求めてしまう思考パターンのことです。
早く問題を解決したいので気持ちはとてもわかります。私も解決を急ぐあまり、How思考になってしまう場合が時々あります(泣)
しかし「何が問題か?

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【読了】ゾンビスクラムサバイバルガイド:健全なスクラムへの道

【読了】ゾンビスクラムサバイバルガイド:健全なスクラムへの道

本タイトルがとてもユニークなスクラム開発に関連する書籍を読みましたので、ご紹介させていただきます。

ゾンビスクラムサバイバルガイド:健全なスクラムへの道本のカバーに「役に立っていないスクラムに血を通わせるんだ!!」というキャッチフレーズが印象的でした。よくあるスクラム開発の書籍は、「ベストプラクティス」や「スクラム基本原則」を真説的に表現しているものが多いですが、この書籍は逆説的に表現されていま

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【読了】アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドマップ

【読了】アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドマップ

以前、別の記事でご紹介した「スクラムブートキャンプ」という書籍に似たテイストでとてもわかりやすい「アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドマップ」という書籍を読みました。今回は本書籍についてご紹介させていただきます。

<過去の記事>

アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドマップ本書の正式タイトルは「アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マイ

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【読了】チームトポロジー~価値あるソフトウェアをすばやく届ける適用型組織設計~

【読了】チームトポロジー~価値あるソフトウェアをすばやく届ける適用型組織設計~

今年12月1日に発売した「チームトポロジー(Team Toplologies)」をさっそく読んだので、感想を投稿させて頂きます。

本書の概要正式タイトルは「チームトポロジー 価値あるソフトウェアをすばやく届ける適用型組織設計」になります。本書はIT組織論・組織コミュニケーション論にフォーカスした内容になっております。組織論と聞くと難しいイメージを持たれる方も多いと思いますが、本書は文字も比較的大

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初めてアジャイル・スクラム開発に関わる方へのおすすめ本

初めてアジャイル・スクラム開発に関わる方へのおすすめ本

かれこれ5~6年ほど、アジャイル・スクラム開発に関わらせて頂いておりますが、今回は、私が初めてアジャイル・スクラム開発に携わった時に読んだ「SCRUM BOOT CAMP(スクラムブートキャンプ)」という本をご紹介させていただきます。

SCRUM BOOT CAMP(スクラムブートキャンプ) 正式タイトルは「SCRUM BOOT CAMP THE BOOK」になります。本書の初版は2013年で、

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