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書くこと

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エッセイ | 作家になれる人・なれない人

エッセイ | 作家になれる人・なれない人

 noteに投稿している人の中には、作家になりたいと思っている人がいることでしょう。
 企画に投稿して、なんらかの賞をとり、自分の書いた作品が書籍化されることを夢見ている人。
 あわよくば、職業作家として文を書くことによって生計を立てられることを望んだり、そこまで行かなくても現在の仕事をつづけながら、副業として文筆業に携わりたい人。

 「noteなんて仕事じゃないんだから無理して書かなくてもいい

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読まないと読まれない

読まないと読まれない

 本を読むとき、私はその著者の文章を読みたくて読むだけ。買った本であれ、図書館で借りた本であれ、基本的には同じ。面白くても、面白くなかったとしても、著者に何か見返りを求めることはない。

 けれども、SNSで他の人の文章を読むときは、自分の文章も相手に読んでもらえることを心のどこかで期待する。もちろん、読みたくて読むわけだが、相手からなんのリアクションもなければ、次第に読まなくなっていく。

 い

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都知事選が「こうなって」しまった問題の本質にある「糸井重里的穏当さ(ニヒリズム)」について考えてみた話

都知事選が「こうなって」しまった問題の本質にある「糸井重里的穏当さ(ニヒリズム)」について考えてみた話

さて、今日は「都知事選」について考えてみたいと思う。僕は結論だけ述べれば、蓮舫に投票すると思う。特段彼女が良い候補だとは考えていないが、今回の選挙は実質的に二択なので小池百合子の3期継続よりは、長期的に東京と日本によい効果があると考えるからだ(それ以外の候補は実質的な顔見世なので、選挙とは無関係に評価すればよいだろう)。もちろん、この判断には国政レベルの、どうせ何も変わらないという政治的ニヒリズム

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どうやら本当に開催されてしまう東京オリンピックについて、いち市民ランナーの思うこと

どうやら本当に開催されてしまう東京オリンピックについて、いち市民ランナーの思うこと

 2013年に二度目のオリンピックが東京にやってくると決まったとき、僕はこれをきちんと批判したいと考えた。この二度目のオリンピックには一度目(1964年前のそれ)とは異なり、なんの必然性もコンセプトも存在しないように思えたからだ。1964年の東京オリンピックは敗戦からの復興を象徴することで国威発揚を狙うと同時に、高度成長へ向けた首都東京の大改造を前提としたインフラの整備を「爆速化」するための錦の御

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文章の書き方

文章の書き方

 文章の書き方について、いろいろな人がいろいろなことを言っている。

 思うに、「こころに届く文章を書こう!」と考えるより、「きちんと相手に伝わる文章とは?」と考えたほうがよいのではないだろうか?
 いくら美しい文章を書いても中身がない文章ならば、読んでも意味はない。また、中身があっても、読む人が理解できなければ意味はない。

 英文法で5文型を学ぶが、日本語でも基本は同じ。

主語と動詞を明確化

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謎の文芸ZINEの正体が作っている本人にもよくわからないという話。

謎の文芸ZINEの正体が作っている本人にもよくわからないという話。

私はどういうわけだか謎の文芸ZINE『読みたい夜に』というのを作っております。去年の夏くらいから始めました。素敵な著者の皆様にご寄稿頂いて、これまでに四冊出しています。小説、エッセイ、お話と短歌、詩が集まっているA5サイズのちいさな白黒コピーZINEです。

今度の文学フリマに出す最新号はこんな感じです↓

https://note.com/ichiya_bunko/n/n1973cc8c212e

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未完成の文章に共通点。〝出来事オンリー〟に個性なし。

未完成の文章に共通点。〝出来事オンリー〟に個性なし。

僕の仕事には大きなメリットがあります。それは……、

〝未完成〟の原稿・映像を山ほど目にできること。

現在の僕だと週に3本の企画を担当しているので、単純計算で年に144本。途中経過を含めると、その数は何倍にも膨れ上がるでしょう。

長年、それだけの〝未完成〟に触れていると、自然と原因と対策も見えてくるというものです。

今回は、多くの〝未完成〟に共通する〝出来事オンリー〟の文章について書いていき

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エッセイ | 作品は投稿した瞬間に自分だけのものではなくなる。

エッセイ | 作品は投稿した瞬間に自分だけのものではなくなる。

 もう2年近く前のことになるが、「#作者がコントロールできること・できないこと」という記事を書いたことがある。

 なかなか作者が思ったとおりには作品は読まれることがない。もっと作者の作品に込めた思いに耳を傾けたらどうだろう?、という気持ちで書いた。

 だが、どんな作品であっても、それが古典的な地位を占めるような作品であればあるほど、誤読というか、換骨奪胎したような解釈をされるのはやむを得ないの

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書くこと・描くこと

書くこと・描くこと

 最近、「書くこと」と「描くこと」について考えている。
 「書く」も「描く」も同じ「かく」だから、何らかの共通点があるように思う。

 note記事のヘッダーとして使うために、自分でイラストを描いたり、写真を撮ったりしているが、一枚の絵(または写真)のどこを切り取ればいいのか?、と悩むことがある。

 いま、正方形の中に、パジャマ姿の女の子を1人描いてみた。
 この一枚の絵を使って、切り取ったり、

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大俵一平 自己紹介

大俵一平 自己紹介

長野県への移住が人気だという。
衝撃である。

宝島社発行の『田舎暮らしの本』によると、移住したい都道府県ランキングで、長野県が1位となったという。

2006年から以降、18年連続で1位だというのだ。

私からすれば狂気の沙汰である。
考え直したほうがいい。

長野県での生活は、そんないいものではない。
のんびりと生活などできない。

寒いし。
現代の田舎暮らしには、何気に金もかかる。

そのう

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今、このnoterが面白い!【最新号】

今、このnoterが面白い!【最新号】

はじめに「今、このnoterが面白い!」というマガジンを運営しながら、その中でも特に面白かった4〜5名を毎週紹介している山門文治です。

今週紹介するのは、この4名+1名です。

気になる項目がありますね。
新たなに「推薦枠」というものを設けました。
推薦枠とは、われこそはと思う自分のもしくは誰かの作品を推薦できる制度のことですが、これについてはのちほど紹介します。
「今、このnoterが面白い!

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言語化のプロになろう!

言語化のプロになろう!

こんにちは。Saka.先生です。

3月25日にnoteを始めたので、もうすぐ(私の)note1ヵ月記念日となります。
当日には、これまで記事を読んでくださった方・スキをしてくれた方・フォローをしてくれた方・記事を紹介してくださった方への感謝を綴るとともに、これからの決意も表明していきたいと思います。
いつも皆様には感謝しております。ありがとうございます。

感謝を言葉にするのは大切なことです。

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【小説にも使える】初心者でもできるnoteのSEO対策

【小説にも使える】初心者でもできるnoteのSEO対策

検索上位にかかるようにしたいけれど

好きなように記事を書きたい

こういった方は多いと思います。

そもそも文章のスタイルによってはSEO対策がやりにくいものもあります。

小説とか

そこで今回はジャンルを問わずnote内で初心者でも簡単にできる・手間も少しで済むSEO対策を紹介します。

それでは一つ一つ見ていきます。

関連性のある自分のnoteの記事にリンクさせる見出しの通りですが、とに

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