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演奏者が音符を音にするまえにやっていること~ボロディン弦楽四重奏曲第2番(Borodin String Quartet Nr.2 D-Dur)について考えてみる
演奏には楽譜が必要。でも音にするには個性も必要。 演奏は楽譜と楽器と演奏するメンバーが揃えば形にはできます。この時点ですでにお客様に聴いてもらい、例えばそれがベートーヴェンの曲だとして、誰が聴いてもそれを「あぁ、ベートーヴェンだ」と判ってもらえるような形にすることは可能です。出汁がきいていなくても蕎麦は蕎麦だ!という様にです。ところが、それだけでは演奏したことにはならないのです。クラシック音楽は、「なんだ、毎回同じ楽譜を使って、同じ弾き方で、だれが弾いても大体同じじゃないか