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音楽

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音楽を心から、音を楽しむための言葉のシャワー
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音楽と楽器で自分の内側を知る

前回の記事で、私の作る新作ヴァイオリンが小さいことの説明をした。

言い訳みたいだが、同じ機能が出せる最小のものを作ることは
設計者としては一般的な考え方。
私の専門はソフトウェアなので、機能が同じなら、
使うメモリは小さいほど良い、というのと同じ。

次は、その機能から、今度は極限を考えてみる。
その機能を研ぎ澄ました時、目的に対してピンボケしていないか。

音楽の目的って、何なのだろう。

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【なぜ正しくない演奏フォームなのに名プレイヤーなのか?】

【なぜ正しくない演奏フォームなのに名プレイヤーなのか?】

教則本に書いてある
正しいフォーム。

あれをやればやるほど
あなたの演奏は
キレを失ってしまう
かもしれません…。

今回の結論から
言ってしまうと

【正しい演奏フォームはない!
 あなたの生まれつきの
 「脳タイプ」と「身体タイプ」
 に合っている
 演奏フォームがあるだけ!】

これが

長年僕が沢山の
様々な楽器プレイヤー
を見てきて確信を
得ている真実です。

いわゆる

一般的に正し

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好きな曲を自分でも弾きたいの

好きな曲を自分でも弾きたいの

趣味で楽器の演奏をしており、細々〜とバンド活動もしています。
バンドでは鍵盤ハーモニカ、ソロでは電子ピアノでの弾き語りをしています。

小学生〜高校の時までは、好きな曲をそのアーティストにいかに似せて歌えるか!と言う事に力を注いでおりました。
高校時代は毎日の様に放課後は友だちとカラオケ。
カラオケの二次会にカラオケに行くほどカラオケ三昧でした(後音ゲーも)。
昔はカラオケ1時間100円のボロっち

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あなたは自分の音、演奏が好きですか?

あなたは自分の音、演奏が好きですか?

大学3年生の頃。
大学の練習室で個人練習をしていたら同期が部屋に入ってきた。

「練習中ごめんね。
もうすぐ授業なんだけど時間が微妙だからちょっとだけここにいさせて!」

練習室にいるとたまにこうやって誰かが入ってくることもあるし、逆に私が同期の部屋に行くこともある。

ごくごく普通の日常のことなんだけど、その時やってきた同期はあまり話したことのない子だった。
その子も楽器はフルート専攻なんだけど

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【ダメ出しはデメリットしかない!】
事が科学的にわかっています
ダメなところなんて
言われなくても
自分が一番感じてるし
むしろ
良いところの方が
自分ではほとんど分からない
お互いの良いところを
探せる音楽仲間を今すぐ作ろう

ポジティブフィードバック
が音楽人生を変える!

テクニックさえあれば何でもできる…
それは本当でしょうか?
沢山のテクニック至上主義者を見てきた
経験からその結末を詳しくお話しました!

【エッセイ#35】魂を吸う魔物 -バッハ『無伴奏ヴァイオリン』の魅力

【エッセイ#35】魂を吸う魔物 -バッハ『無伴奏ヴァイオリン』の魅力

以前、メロディが時や場所を超えて変奏されることについて触れましたが、それを奏でる楽器や編曲もまた、音楽にとって重要です。楽器によってその曲の個性そのものが決まる場合もあります。

ヨハン・セバスティアン=バッハの編曲の多彩さは、驚くべきものがあります。大曲『マタイ受難曲』から、チェンバロ(ピアノ)の『平均律クラヴィア』まで、当時のあらゆる楽器で作曲されています。

しかし、同時に、どこか編曲す

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忘れられない曲

忘れられない曲

今日は、講師仲間の「こもりん」こと、湖森章月(こもりあきと)さんと、インスタライブをしました。
1月30日が本番のライブで、そのリハーサルを兼ねてのライブ。
内容は決めていなかったのですが、先日、こもりんが初めて浜田省吾のライブを観に行ったので、音楽ネタを中心にゆる~く二人でおしゃべりしよう!ということになりました。

視聴してくださった方からも推しのアーティストをについて聴かせてもらったのですが

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日本語しか喋れない人は西洋古典音楽を弾きこなせないか?

日本語しか喋れない人は西洋古典音楽を弾きこなせないか?

という西洋音楽文化に関わりを持つ人ならば、誰もが抱いている疑問に関して、次の新書は次のように答えます。

わたしの言葉で換骨奪胎して書き換えると:

西洋音楽は二元論を精神的支柱とする西洋文化というユニークな文化の産物。西洋音楽は普遍的な人類の文化と呼ぶにはあまりに歪。文化として個性的で独特に歪んだ西洋文化を日本文化という特殊な文化の中に取り入れると、歪になる。

西洋文化を支配する構造は、独自の

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楽器が上手い人には
ある特徴がある

その特徴とは

【他人と比較しないこと】

弾けないとダメ
ではなく
これが弾きたい!

常に自分の心の声に
純粋に反応する

すると気づけば
比較癖のある凡人が
比較癖のない人を
天才とみなし始める

天才などいない
自分に集中しているだけ

ラジオ生活:クラシックカフェ チャイコフスキー『交響曲 第1番「冬の日の幻想」』

ラジオ生活:クラシックカフェ チャイコフスキー『交響曲 第1番「冬の日の幻想」』

聞き逃しサービス 2023/12/14 放送
クラシックカフェ


『交響曲 第1番 ト短調 作品13「冬の日の幻想」』
ロシア国立交響楽団(管弦楽)
エフゲーニ・スヴェトラーノフ(指揮)
作曲: チャイコフスキー
(Pyotr Ilyich Tchaikovsky)
(47分44秒)

開始より03分18秒頃 (終了より1時間46分42秒前頃)


配信終了2023/12/21 15

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バンドメンバー全員が
凄腕だと大抵まとまらない

逆にただ仲が良い良いバンドは
奇跡的サウンドを生み出す

なぜなら【恐怖心がないから】

凄腕同士だと
心の底では恐怖を感じ
音で牽制しあう

人間関係が良いと
恐怖心が消え
想像以上のサウンドを生み出す

これがバンドの本質!

つたない演奏でも
感動を呼ぶことがある

高度な演奏でも
それが鼻について
嫌われる事もある

実は多くの人は
音そのものを聞いていない

奏者が醸し出す空気を聞いている!

だから優秀な音楽家は
観客との関係作り
雰囲気作りを怠らない

音楽は空間の芸術でもあるのだ!