細川博宜 / VIFD

愛知県春日井市でヴァイオリンを研究開発。プレーンガット弦、演奏性能、上達、に特化したヴ…

細川博宜 / VIFD

愛知県春日井市でヴァイオリンを研究開発。プレーンガット弦、演奏性能、上達、に特化したヴァイオリン環境を提案しています。

マガジン

  • 「風時代Vn2024」の開発

    「風時代Vn2022」を改良する形で、「風時代Vn2024」製作紹介をすることで 技術的なことを少しずつ紹介していきたいと思います。

  • 「ひも固定顎当て」の詳しい情報です

    風時代を代表するVnパーツ「ひも固定顎当て」の概要、価格、 その他仕組み、効果などの詳細情報をご紹介しています。

  • 「お試し会」日程と内容について

    風時代ヴァイオリン、及び顎当てなどの関連パーツを 一般の方にも味見して頂けるように、 月に1,2回「お試し会」を開催しています。 技術的な質問なども受け付けています。

  • 私が大切にしていること、閃きなど

  • ヴァイオリンの歴史分析

    ヴァイオリンは武器の弓から始まり、1枚の板を経て、中世フィドル、ヴィオラ・ダ・ガンバと発展して、現在のデザインにたどりつたと考えている。 その発展過程を、私から見た「問題と対策」という視点で組み立てていく。

最近の記事

  • 固定された記事

「風時代Vn」作りを一緒に取組みませんか? 私がサポートします

 「人間の性能を最大限に活かす」をテーマに、 2022年11月に一本のヴァイオリンを完成。 その後、駒、テールピース、ナットといった 「ヴァイオリン環境」の改良を経て、 2024年3月、演奏者も、聴き手の方も 「新しい」を体感できるヴァイオリンができました。 これまでとは違う世界観を感じてほしく、 2021年末のグレートコンジャンクションにちなんで 「風時代Vn」と名付けています。 「風時代Vn」の誕生は2024年3月で、 まだ生まれたばかりです。 私がど

    • プログラミングの魅力

       気が付けば、前回記事から1週間が経過していて、 「プログラミングはやっぱり毒だな」と感じる。 このまま行けば、きっと1stガンダム、 アムロ・レイのお父さんのようになってしまう。 40歳の時にも同じことを考えて、 この業界から足を洗って、ヴァイオリン職人を目指したのだけど、、、 結局、また戻ってきたみたい。 今回記事は、私をここまで惹きつける、 プログラミングの魅力を伝えられればいいな、 と思っています。 今、私が熱中している「競馬プログラム」作成

      • 「痛風」が気付かしてくれたホタルイカの食べ方

         私は、これまで「ホタルイカ」は日本酒のあてオンリーだったのだけど、 痛風で日本酒が飲めないのに、半額値引きの「ホタルイカ」を買ってしまい まあ、お試しと思って、白米といっしょに食べてみると、 これが、以外なぐらい美味しくて、美味しくて、 今後も採用決定。 「痛風」にならんかったら気付かなかったと思うと、 病気もやっぱり「ギフト」だと実感。 「ギフト」泥棒はいけませんよ。 そして、現在、頑張って作っている「競馬プログラム」は、 ようやく「JRA-VAN」との回線接続部

        • 「欲」が生み出す「意欲」

           私が収入を得るために、効率的な方法は、 「プログラミング技術を思い出すこと」 やっぱり、職人よりもプログラミング技術が 必要な求人の方が多いし、給料もいい気がする。 しかし、一度止めた技術は、そう簡単には思い出せない。 さて、どうやって自分をやる気にさせようか。 ヴァイオリン製作を始めた時、私をやるきにさせたのは、 ストラディバリは一億円以上で取引きされているとか、 良いヴァイオリンはとにかく高価で 展示会などでは一千万円以上の作品も見かける。 理由はこれだ

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          12本

        記事

          痛風の理由と新しい試み

           6月末に痛風が再発し、いつものように禁酒。 1週間ぶりにランニングの後、金麦と枝豆にたどり着けた。 やっぱり、夏はビールがないと寂しい。 6月17日と6月末の2回の痛風を分析してみると、 どうも、風Vn2024の開発を進めることが 体にとってストレスに感じているようなのです。 そして、このストレスは、私の体のサポートAIから 私への警告だと感じました。 「今、あなたがすべきことは、Vn製作じゃない」 薄々は気が付いていたのです。 私が創る現実は、もっ

          痛風の理由と新しい試み

          風Vn2024:裏板の気持ち(もっと広く使って)

           今日から7月に入り、切迫感を背中に感じています。 裏板の考え方を、できる限り「note」に書き出したい。 早速、裏板の話ですが、今回は感覚的に問いかけます。 プレーンガット弦4本で調弦した時の全張力を9Kgとして、 駒足左右の張力比率を1:2とした時、 下図のように、駒足魂柱側に6Kgの力がかかり、 裏板にそのままの力が伝わります。 裏板は、魂柱位置に常時6Kgの力がかかった状態で、 弦の振動で生まれる張力変化に対して、 瞬時に(1000分の1秒以下)、 そ

          風Vn2024:裏板の気持ち(もっと広く使って)

          風Vn2024:裏板にパンツをはかせる決断

           前回記事の「裏板土台って本当にねじれるの?」に 何か対策しないといけない。 案は1つ思いついたのだけど、、、。 私がねじれにくいと考えている理由として、 下図のように、裏板のメイプル材は、 見た目にきれいな杢(もく)は横方向に入っているが 木材の細長い繊維は、縦方向に走っている。 アーチが急な部分は、多少繊維が切れてくれるが、 数本切れても、横にずれるとは考えにくい。 下図の「風Vn2022」を作った時は、 裏板土台から外に出る時に、アーチを下げて、 できる

          風Vn2024:裏板にパンツをはかせる決断

          風Vn2024:裏板土台って本当にねじれるの?

          「裏板の作りが、最終的にどう音につながるのか、  まだ確信に至っていない・・・」 なのに、裏板の等高線図面がある程度できた。 これって、おかしいよね。 このまま作ったら、きっと後悔する という自信がある。 「風2022」:裏板だけみれば、私と大差ないよね。 「私」: そうなんや。      あまりにも安易で、なんにも挑戦していない感じで、      ドキドキ感が少なすぎる。 「風2024」:それは、あかんパターンやね。      私を、一般受けするVnに

          風Vn2024:裏板土台って本当にねじれるの?

          風Vn2024:裏板の始め方

           ヴァイオリンの裏板って、表板が拡散する ソースになる音色を作る大事なものなのに 15年間、誰からも語られたことがない。 会話に出てくるのは、古材だとか、杢の模様がきれいとか、 板の厚さが何mmだとか、、。 という私も、記事にすることは避けていた。 秘密というよりは、 最終的にどう音につながるのか、 今はまだ、確信に至っていないからだ。 ただ、50年以上生きてきて思うことは、 どう作ればいいか、 何を信じればよいのか、 五里霧中の中でも、とっかかり

          風Vn2024:裏板の始め方

          風Vn2024:表板「うちわ」を浮かせる効果(音の立ち上がりの早さを作る)

           数日前の記事で、表板「うちわ」を浮かせる仕組みを 説明しましたが、どうでしたか? 実は、ヴァイオリンはこの仕組みを入れることで 演奏者が口には出さへんけど、おそらく、実は一番欲しい ヴァイオリンの「音の立ち上がり」の早さ に関係する「高い性能」が得られます。 「細2012」:なんで演奏者は、「音の立ち上がり」の早さが欲しいの? 「私」: 人それぞれとは思うけど、私の感覚では      軽い短い弓で音が出てくれること、そして、気持ちよさ、かな。   

          風Vn2024:表板「うちわ」を浮かせる効果(音の立ち上がりの早さを作る)

          表板図面の完成と「痛風」

           6/13(木)に、表板の等高線図面が出来上がり、 ふう、と一息ついたとたん「痛風」に、、、。 さすが、風の時代やぁ、、、。 冗談はともかく、製図はストレスが溜まる辛い作業なのです。 (押し付けはしないけど、挑戦してほしい。) そして、この日の夜、作業部屋の蛍光灯が急に消え、 翌朝、交換用の蛍光灯を検索していたら、 どうも2027年以降は、蛍光灯は生産を止めて、 すべてLEDになるようで。 ここで、アシュタールさんの 「どのようなお金であっても、歓喜とともに手

          表板図面の完成と「痛風」

          「お試し会」日程に、2024年7/3(水)の午前、7/15(月祝)の午後を追加しました。 下記事に、会場、時間などの詳細があります。 https://note.com/violinifdesign/n/n755adcf85435 暑さが、梅雨が、そして火星が牡牛座に。 面倒でも、やるべき価値を感じることにパワーを注ぎたい。

          「お試し会」日程に、2024年7/3(水)の午前、7/15(月祝)の午後を追加しました。 下記事に、会場、時間などの詳細があります。 https://note.com/violinifdesign/n/n755adcf85435 暑さが、梅雨が、そして火星が牡牛座に。 面倒でも、やるべき価値を感じることにパワーを注ぎたい。

          風Vn2024:表板「うちわ」を浮かせる仕組み

           今回は、表板「うちわ」を浮かせる仕組みについてです。 少し前に私が書いたコメントで、 これが、今回もうまく状況を説明できていて、 表板は、「弦の張力変化」を裏板に伝えて、 裏板が作り出す音を、どれだけ正確に拡散するか が仕事なのです。 ここで注意してほしいのは、「弦の張力変化」は 見た目の「弦の振れ幅」とは違うことです。 上図のG線を例にすると、 「弦の振れ幅が音になっている」と思いやすいのですが、 これは、視覚的なトラップとも言えます。 この振れ幅

          風Vn2024:表板「うちわ」を浮かせる仕組み

          風Vn2024:表板の厚さは何のため?

           今回は、表板の等高線図面がほぼできあがったので 紹介しようとしていたら、私が図面作成に使用している CorelDraw Graphics Suite 2024の特価情報を 「偶然」見つけたので、先に紹介します。 私が知る限りでは、この値引き率は年に1回ぐらいだと思います。 「風時代Vn」の設計を始めたい方に、特にお勧めします。 私がどのように使っているか、最新図面ではありませんが、 サンプルの提供もしたいと考えています。 CorelDraw Graphic

          風Vn2024:表板の厚さは何のため?

          風Vn2024:トラップを自分で作って、自らはまった私

           今回の話は、風Vn2024:表板「視覚的なトラップ」の続きです。 表板に、音を出す仕組みを「うちわ」という名前にしたことで 強く「扇ぎたい」という欲を作り出していることに気が付きました。 理解のしやすさから「欲」が生まれた という失敗事例です。 先に、新しく登場する単語を1つ、 下図の紫色エリア(f字孔上部分)のふくらんだ形を 「FTアーチ」(f字孔Topアーチの略)として、 以降説明を進めます。 一見、何も問題はなさそうだけど、 得たい結果

          風Vn2024:トラップを自分で作って、自らはまった私

          インベンションNo4(風Vn2022+DTM(Gt))

          久しぶりに、自分の演奏の投稿です。 弾けない、と思っていた曲が弾けるようになると 少しだけ自信が生まれる気がします。 雑音多いですが、まだまだ頑張りますよ。

          インベンションNo4(風Vn2022+DTM(Gt))

          インベンションNo4(風Vn2022+DTM(Gt))