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「風時代Vn2024」の開発

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「風時代Vn2022」を改良する形で、「風時代Vn2024」製作紹介をすることで 技術的なことを少しずつ紹介していきたいと思います。
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風Vn2024:目次のページ

「風時代Vn」に関心を持っていただきありがとうございます。  この記事は、各記事へのアクセ…

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風Vn2024:裏板の気持ち(もっと広く使って)

 今日から7月に入り、切迫感を背中に感じています。 裏板の考え方を、できる限り「note」に書…

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風Vn2024:裏板にパンツをはかせる決断

 前回記事の「裏板土台って本当にねじれるの?」に 何か対策しないといけない。 案は1つ思いつ…

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「風時代Vn2024」開発のキックオフ

 これから、「風時代Vn2024」の開発を進めていくのですが、 これまでの経緯として、下図を作…

風Vn2024:「しなり」で作る優しい音色

 「風時代Vn2024」を作ることは、たぶん苦労が多いのだけど、 私は、シンプルに、簡単に見え…

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風Vn2024:ヴァイオリンの表板って、何でふくらんでいるの?

「ヴァイオリンの表板って、何でふくらんだ形なんだろう?」 この疑問に向き合うことで、   …

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風Vn2024:ヴァイオリンの表板の使い方の大きな誤解

 今回の記事は、「Vnの表板って、何でふくらんでいるの?」の続きです。  今回の内容は、ぜひ知ってほしいことなので 記事を仕切り直した上に、名前にもインパクトを持たせています。   今回は、クラッシックギターと比較しながら説明していきます。   楽器ボディの平面な表板に、弦を固定して張る場合、 柔らかい音色を得る手段として、 駒は一番広いエリアに配置したいと考えます。   下図のクラッシックギターには、それがよく現れています。 付け加えて、主に表板を鳴らす楽器の場合、 設

風Vn2024:表板土台の理想的なふくらみ方とは

 今回は、下リンク記事の続きのお話で、 表板の理想的なふくらみ、について書いていきます。 …

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風Vn2024:表板のバスバーの仕事って何?

 今回から、露骨に常識から外れていきます。 何が本当なのか、ご自身で判断してください。  …

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風Vn2024:ヴァイオリンは裏板をねじる?

 ヴァイオリンは、表板土台というふくらんだ形(アーチ)を、 駒で上から押す①ことで表板は押…

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風Vn2024:ヴァイオリンの性能を決めるインターフェース

 私の屋号「Violin Interface Design」にも使っている インターフェースという言葉、 パソコ…

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風Vn2024:表板-裏板間インターフェース(概要)

 ここから、難所に入ります。 理解するのも難しいけど、説明も厄介なのです。   前回記事で…

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風Vn2024:表板-裏板間インターフェース(コーナーブロック)

 ヴァイオリンは、表板土台を押し広げて、 コーナーを外に押し出すことで、柔らかい音色を作…

風Vn2024:表板-裏板間インターフェース(横板の高さ)

 今回の記事では、表板コーナーが押し出される力①を スムーズにUpper方向②に伝えるための工夫を紹介します。 上図、①→②の力でやりたいことは、下図は極端に表現していますが 横板をほんの少しづつ、外に傾かせたいのです。 これにより、裏板「ねじれの入口」に表板ふちの力を 加えることができるようになります。   イメージを伝えるために、できるだけ簡単に説明します。   下図Aのように、コーナーからUpper方向の横板が、同じ高さだった場合、 ①②は下方向に押し曲げますが、