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#読書記録
【読書】人生は痛いものだとしつこくしつこくしつこくしつこくしつこくしつこく
しつこくしつこくしつこくしつこく語りかける、花村萬月の「ハイドロサルファイト・コンク」を読んだぞ!
「なんでこの作品への賛否で世間は荒れ狂っていないんだ!」と思いながら読んだ。
血液のがんになった作者の体験をもとにした、フィクションと一応銘打った、ノンフィクションに見える小説。
もともとの血液に放射線をあびせて殺し、ほかの人の血液を輸血して入れ替える治療で、血液型が変わり、顔かたちが変わり、爪が
龍が如く外伝とワンピースの前に、原点の「宝島」の宝は何だったのか読んでみた
ワンピースが終盤だったり、龍が如く外伝のテーマが海賊だったりするじゃないですか。
この手の話は「伝説の宝とはいったい何なんだ!?」ってナゾが重要だけど、そもそも最初の「海賊の宝の地図もの」の宝箱には何が入っていたのか。
原点を知りたくてスティーブンスン「宝島」を読んだ。同作者の「ジキルとハイド」は読めなかったけど、訳も新しくて少年の心で読めた。
原点じゃなかった。
この本以前にも海賊伝説は山ほ
山本晋也カントクが何のカントクだったのかを知る。
子供のころ、テレビで知的なポジションにいるけど何の人なのか分からない大人が大勢いた。
最近になって、YouTubeで山田五郎さんがこんな面白い人なのか!と知ったけど、みうらじゅんさんやソラミミストの安斎さん、ビートたけしの番組に出ていた芸術家のクマさんとか、一生何者か知らないまま終わってた可能性もある。
「トゥナイト2」という深夜番組で風俗レポーターとかをやっていた山本晋也カントクも謎だった。
【読書】「木挽町のあだ討ち」怒涛の伏線殺法!
女物の衣装をまとった武士、菊之助が父のかたきと称して大柄な博徒、作兵衛を斬った。
かたき討ちの現場にいた5人の目撃者が、それぞれの出自と菊之助について語る。
爽快な時代小説かと思ったらこんな挑戦的な作品か!
全編がインタビューみたいな読者への語り掛け形式で、話が前に進まず、回想で過去が明らかになっていくから、軽快ではない。
ゆったりゆったりスロースタートで、3人目でアクセルがかかってきて、
【読書日記】高橋源一郎「だいたい夫が先に死ぬ」 読みたいものと読んでたものが次々出てくる
高橋源一郎というおいちゃんが、タモリさんや黒柳徹子のように、文学界にずっといてくれるような気がする。
はじめて名前を知ったのは文藝賞の審査員のひとりだったときで、ぼくはまだそれが「選評」とも意識しないで読んでいた。
忘れもしない。
山崎ナオコーラのデビュー作「人のセックスを笑うな」を大賞に選んだときのことで、中身を読む前にペンネームとタイトルだけでその素晴らしさに衝撃を受けて、しばらく読まずに