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【イタリア・シンプルライフ】るな
2024年10月31日 00:43
ここ数ヶ月の間なるべくデジタルの世界よりもリアルなアナログ生活を優先して暮らしてみた。気が向けばスマホで写真や動画を撮影してデジタル世界にアップもした。時々ブログも書いた。だけど。発信のための写真撮影よりもできたての料理を味わうことやその場にいる人とのおしゃべりをどまっすぐに楽しんでみた。不特定多数の顔のわからないどこかのだれかに向ける発信より自分の周りにいる
2024年9月16日 10:15
近未来物語の冒頭にクッキーの描写が登場する。いやしくもクッキーと名をつけるならと、括弧書きで強調して。どの時代でも場所でも家庭で作られる料理や菓子はとてもシンプルだった。多少複雑な工程があったとしても発酵や成熟を待つとしてもそれ相応の手間暇をかけて過程そのものを味わっていた。簡単に手軽に手に入る仕組みと引き換えにヒトは様々な材料を加えてあらゆる作業を簡易にした。
2024年8月28日 06:41
ただいま久ぶりの日本を満喫中。イベント準備をしながら家族や友達とのひとときを楽しんでからお風呂に入って寝る。それだけで幸せ。今この瞬間の自分の感覚と周りにいる人との交流を全身で味わって楽しむ。家族・友達のあれこれに必要以上に介入しないけどたくさん話を聞いてたくさん話をして会話を楽しむ。たいてい日本に住んでいる人は親切で丁寧だからどこで何をしても心地よく過ごせ
2024年7月14日 13:23
ざわざわやもやもやを感じたらん?なぜ?どうしてかな?と、自分に聞く。アトリエに山程ある素材を減らして作業しやすくなるように使ってくれそうな友達や団体に譲って受け取ってもらった。ウイルス騒動の前に3人の友達が我が家にきた。それぞれ欲しい物を選んで持ち帰ってもらった。その中のひとりが糸をすべてまとめて引き取って叔母にあげると言った。創作に使う時もたまにあるから私が
2024年7月7日 14:32
母や伯母と一緒に美術館を訪れる機会が小学生の頃に何度かあった。幼い頃にいろいろな表現方法を直接眼でみることは私にとってはとても貴重なそして大きな財産となった。歴史背景や技法のうんちく美術界隈の光と闇などを知識として知らない状態で作品をただ眺めるという経験は後に「物事をそのまま観察する」という大切な視点にスライドした。「人の肩書や名声」「作品の背景や価格」そうい
2024年6月26日 12:27
ミュージカル・バレエコンサート・イベントそれぞれの舞台にふさわしい衣装やアクセサリーがある。日常生活も然り。それぞれの仕事に適した装い私生活の行動にぴったりの服くつろぐための部屋着華やかで派手でなくてもそれぞれのシナリオで私達は生きている。外見だけを気にしてやたらと武装していた頃は戦っていたんだな、と思う。だけどそれも楽しかった。服装のバランスを整えて靴・
2024年6月12日 12:56
何かを表現したいという意欲は人間が生きるための大切な栄養源のひとつ。生来とても器用に色々なことをさらりとこなす身体能力を両親から授かった。器用貧乏というやつになりかねない資質をそこそこうまく乗りこなして生きてきたと思う。実際に行動してきて確信したのは大衆が見逃しがちな物の中にある隠れた可能性を最大限に引き出す心眼と手先の器用さは天下一品だということ。端切れや残
2024年6月2日 17:53
というコメントを3回目にした。YouTubeの動画コメント欄にそういう書き込みがあった。もし本当に誰も助けてくれないならYouTubeだって見られないしコメント欄に書き込みすらできない。どこかで誰かがインターネットのシステムをサポートしてコメント欄に書き込みをできるようにしてくれている。スマホかパソコンを考えて作って売ってくれる人がいるからそれを使って自己表現したり
2024年5月25日 19:09
23年間の相棒だったかわいい緑の車と満月の朝にさよならした。イタリア暮らしの思い出に寄り添っていた愛車なのでかすかな切なさがたまらなく心地よい。受け取ってくれる人がせっかちタイプで約束の時間より1時間前に電話が来てあっという間に手続き完了。同日、その事務所で新しい車の名義変換を同じ女性が担当してくれた。てきぱきと機敏な手腕でまたしても10分程度で変更作業が
2024年5月17日 12:45
中学校で習う物理の法則てこの原理はそのまま現実世界を動かす方法として活用できる仕組み。動かしたい現実(作用点)とやること(力点)の間に支える信念(支点)がある。信念に執着して側から離れず力んでもなかなか現実は動かない。支点から離れたところでひょいと軽い力をかけると自力ではとうてい動かせないと思っていたようなものが動いてしまうてこの原理。例えば恋愛。作用点がラブ
2024年5月15日 12:33
長男が日本語の勉強を独学で始めた。彼のペースでのんびりと創意工夫しながら。幼い頃に少しだけ日本語のレッスンを次男も交えて3人でやった。イタリア語の習得に少々手こずっていた2人にさらに難解な日本語を詰め込むのは酷だな、と感じたのでやめた。混血児は必ずバイリンガルまたはトリリンガルなどに育てるべきだというのも固定概念。ごく一般的な信念をそのまま我が子達にあてはめ
2024年5月5日 20:17
前回の日本帰国の際に奇しくも年齢が同じ3人の男性と話す機会が別々にあった。1人めは自力でゼロから高原にホテルを築き息子に実務のバトンを渡しあれこれやりたいことをやっているホテルの社長。2人めは高学歴の家庭環境で育ち本人も学歴・職歴が華やかな高校の先輩。3人めは厳選した食材を使い自宅の一部を改築してひとりで店を切り盛りするこだわりの料理人兼店長。社長に会った時
2024年4月29日 12:28
近頃30年越しでやっと元の形に戻った物がある。ブレーメンの音楽隊を型どった黒い鉄製のフック。出会いはモスバーガーだった。アパートの近くにある店のトイレのドアに上着や荷物をかけるために設置してあったフック。かわいいなぁ、とトイレに行く度に思っていた。数ヶ月後のある日てっぺんの雄鶏部分が折れていた。誰かが重い物をフックではなくて雄鶏にひっかけたのだろう。あ、やべ
2024年4月13日 12:07
昨日銀行で個人融資を受けた。家族に負の遺産を残さない保険料込みでの利息はかなり高いパーセンテージ。ふと中国でタクシーに乗った時の運転手の行動を思い出した。私が中国語を話せない日本人だとわかった途端に料金をかさ増しした。それに気づかないふりをした。痛くも痒くもない金額だったしきっと彼の生活の足しになると思いつつ騙されたふりをした。庶民から高金利で微々たる稼ぎを搾り取る