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なんとなく日記

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日々の生活のなか、ふと思い立ったことを、つらつらと書いていきます。
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2024年1月の記事一覧

自分が知らない自分。

自分が知らない自分。

友達が働く会社がテスト運用している性格診断テストにモニターとして参加した。本当は1回あたり5,000円ほどかかるらしいのだが、テスト運用なので特別に無料らしい。ラッキー。

フリーライター・編集者として日々働く僕は、“自分の性格がフリーランス向き”かを確認するためにこの性格診断をうけた。結果は言わずもがな、“完全にフリーランス向き”の性格だった。

「秋田さんの現在の働き方と性格タイプはフィットし

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「好きだよ」「確かにね」

「好きだよ」「確かにね」

僕は彼女に言う。

「好きだよ」

彼女はすぐさまこう答えた。

「確かにね」

いや「確かにね」ってどういうことやねん。そこはベタに「私も好きだよ」とかじゃないん?「確かにね」と答えられた僕は、何て返事をすればいいか分からないよ。

「ま、まあ、僕が君のことを好きなのは確かなことだけどね。あははは」

もう彼女は反応しなかった。

おもむろに目を開けると、いつもの天井が広がる。

起きしなだとい

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この腹痛の正体は、

この腹痛の正体は、

間違いない。きっとB型インフルエンザだ。腹の違和感・関節の痛み・倦怠感……これらは全て、B型インフルエンザに過去に罹ったときと同じ症状なんだもん。

幸い熱はなさそうだ。ただやっぱり、腹の違和感だけはちょっぴり辛い。痛いってほどじゃなく、強めの胃もたれがずーーーーーっと続いている感じ。もちろん、いつもみたいな食事はとれない。

朝食と昼食を抜いて過ごす。夜はさすがに空腹を感じたので、親が買ってきて

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日本で最後の寝台列車に乗って。

日本で最後の寝台列車に乗って。

中学時代に寝台列車の「あけぼの」に乗り、修学旅行先の東京へ行った話をつい先日noteに書いた。そんでなんか書いているうちに、寝台列車に無性に乗りたくなった。

それで僕は決めた。日本で最後の寝台列車「サンライズ出雲」に乗り、出雲国の神々に参拝することを。

年末年始・ゴールデンウィーク(GW)・お盆といったハイシーズンだけに運行しているかと思っていた。でもでもまさかの毎日運行。これは熱い。フリーラ

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童心にはかえれない。

童心にはかえれない。

地域おこし協力隊の知り合いに誘われ、1/28~2/25に鳥海高原で開催される雪まつりの準備を手伝ってきた。例年よりは暖冬とはいえ、鳥海高原は市街地よりも雪がたくさんあった。

イベントに携わる市役所職員の方が4~5名、地域おこし協力隊の方が3名おり、寒風が吹きすさぶなかでかまくらを造っていた。

「新年あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!」

挨拶を済ませ、かまくら造りに早

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伝えて、伝わって、

伝えて、伝わって、

昨夜、至極当たり前のことをふと思った。

産業・研究・音楽・絵画などのどの分野でも、人間が伝えて続けてきたからこそ、ここまで発展したんだなーーと。

アウストラロピテクスだった頃から僕たちはきっと、人から人へさまざまな物事を伝え続けてきたんだよな。そしてその物事を活用し、あらゆる道具や考え方、技術を発明・発展させて成長してきた。

ということは、人が伝え続ける限り、この世のあらゆる物事は成長し続け

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物欲ないライフ。

物欲ないライフ。

ここ最近、物欲がめっきり減った。あれだけハードに使い倒していたAmazonアプリはもう久しく開いていない。もともと、かなりの物欲魔人だった僕。

多趣味だったこともあり、アコギ・水槽用品・釣り道具・キャンプ道具を腐るほど買い漁ってきた。今でもその名残たちが部屋を占拠している。まあ、れでも半分くらいは断捨離したんだけどさ。

つい先週うちに遊びに来た友人から「ものが多すぎ」と言われたばかりだ。そんな

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ポテトチップスの考案者、感謝。

ポテトチップスの考案者、感謝。

頭ではいけないと思っていながらも、誘惑に負けてポテトチップスについつい手がのびる。深夜のポテトチップスなんて、自らわざわざ太りにいくようなもんだ。僕は背徳感を感じつつも、あらがえない美味しさに舌鼓を打つ。

パリパリとした軽快な食感と、ほどよい塩味がうまい具合に調和している。一口目は電撃を脳みそにうけたかと思うほど美味。まるでビールと同じだね。

ポテトチップスを次々と口に放り込みながら、ふとした

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小さな無垢さ。

小さな無垢さ。

小さな頃って、とっても無垢だ。なんせ世の中のことをよく知らないもんだから。今ではすっかり現実的な人間になってしまったこの僕も、昔はきっと無垢だった。そんな無垢さをあらわすエピソードがひとつある。

小学校低学年の頃まで、僕は映画で本当に人が死んでいると思っていた。死んでもいいと思っている人たちが映画に出ているのだと勘違いしていた。

アクション・犯罪・ホラー・ミステリー・ロマンス・SF・戦争…。さ

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白い毛のお話。

白い毛のお話。

中学時代の同級生と電話で話している最中、“白い毛”の話で盛り上がった。僕らももう30代半ば。あちこちの毛が白くなりはじめている年頃だ。かくいう僕も、白髪がやや目立ちはじめている。

同級生はまだ、白髪はないらしい。その代わり、鼻毛が真っ白になってしまったとのこと。どうやら彼は、鼻からくるタイプらしい。幸いにして?僕の鼻毛はまだ黒々としている。

このまま年をとっても、きっと僕は黒染めをしないだろう

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寝台列車の想いで。

寝台列車の想いで。

中学2年生の頃に行った修学旅行。僕たちの中学校は無難に東京だった。当時はまだ、寝台列車なるものがあちこちに存在していた。僕たちは、寝台列車に乗って修学旅行へ出かけたんだ。

気の置けない友達と連れ立って、体の芯まで冷えそうなほど冷房がきいた列車内を散歩した。2段ベッドが車両の奥までずらーっと並んでいる。

ほとんどの奴がカーテンを閉めずに、小さな通路を挟んだ対面の人らと談笑していた。

なかには、

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遠回りしちゃっていいんじゃない?

遠回りしちゃっていいんじゃない?

小さな頃から夢に向かって一直線。って人は、この世に一体どれほどいるのだろうか?大体の人は、迷路に迷い込んでは行ったり来たりを繰り返しているんじゃなかろうか。

かく言う僕もそんな人間の一人。これまでにさまざまな業種・職種を経験してきた。まずは、研究職。医療用検査機器・検査試薬を開発しているとある会社で、甲状腺疾患に関わる検査試薬を研究していた。

しかし、農学部出身だった僕は、医療にとんと興味がな

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そんな日々をふと、

そんな日々をふと、

こんな人生を歩むとは思ってもみなかった、訳ではない。物心がついた頃から一人行動が大好きだった。人のペースに歩幅を合わせるのは結構しんどい。

だからなんとなく「僕は会社員で生きていくのはムズイべな~」と感じていた。だけど結局、サラリーマン生活をのべ9年間も過ごしてきた。もちろん、紆余曲折だらけ。辛酸をなめ続けた日々もあった。

いろんな職種に挑戦してきたけれど、いちばんこたえたのは営業職。大して知

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すべては進化の過程なんだな。

すべては進化の過程なんだな。

九段理江さんが第170回芥川賞を受賞した。

なんでも、受賞作の5%ほどの文章は生成AIが作成したものらしい。出力された文章を手直しせず、そのまま採用しているようだ。実は、手直しした文章も含めたら、もっと高いパーセンテージなのかもしれない。

生成AIによる小説の作成について、界隈では議論が巻き起こっているようだ。「生成AIによる文章を認めていいのか?」「生成AIによる文章には感情がこもっていない

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