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そんな日々をふと、

こんな人生を歩むとは思ってもみなかった、訳ではない。物心がついた頃から一人行動が大好きだった。人のペースに歩幅を合わせるのは結構しんどい。

だからなんとなく「僕は会社員で生きていくのはムズイべな~」と感じていた。だけど結局、サラリーマン生活をのべ9年間も過ごしてきた。もちろん、紆余曲折だらけ。辛酸をなめ続けた日々もあった。

いろんな職種に挑戦してきたけれど、いちばんこたえたのは営業職。大して知りもしない人と飲み会にいき、接待をするのがめっちゃ苦痛だった。営業職は結局、約8か月で辞めた。

営業職を辞め、Webメディアの会社に入社した頃、僕はある決意をした。

「ここを辞める時は、もう絶対に履歴書を書かねえど!」

会社員からの脱却…それが僕の目標だった。それから3年間、取材・検証・執筆をひたすら繰り返した。始発~終電で働くのは当たり前。むしろ会社に連泊したことだってある。バリバリ生粋のブラック企業やな笑。

その甲斐あってか、今はフリーライター・フリー編集者としてまあまあ充実した生活を送れている。正味、会社員の頃よりも格段に忙しくなってしまった。自身の置かれている立場もあるけれどさ。

平日だけでなく土日も、合間を見つけては仕事をこなしている状況だ。ただ、会社員の頃よりも報酬が増えた。それに何より、好きな時間に働けるのが最高だな。朝型の僕にとって、ここが一番のメリットだ。

とか何とかをツラツラを書き連ねるうち、いつの間にか朝陽が顔を出していた。そんな日々をふと、愛おしいと思えた。

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