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#私の作品紹介
Starless And Bible Black(或いは闇の行方)【エッセイ】
かつて私は、自室の壁に全天恒星図を貼っていた。漆黒の宇宙を背景に煌めく星々のイメージとは逆の、B全版の白地に散らばった夥しい数の黒い点を眺めながら、畳の上に寝転んで音楽を聴いていた。
当時お気に入りのロックバンドはKing Crimson。LPレコードのタイトルは『Starless And Bible Black』だった。B面の一曲目が全て即興演奏の表題曲で、オランダ・アムステルダム公演のライ
イグアナのご遺徳を偲ぶ
「え~~本日はぁ、天気日頃も良ろしゅう、氏神様のご祭礼により~、これより大節分豆まき大会を開催させていただきます。皆さま万障お繰り合わせのうえ、ご家族お揃いでご参加下さいませ。なお~、お子供衆には~、白玉ぜんざいと福豆菓子をご用意いたしておりますゆえ~、巫女Aのお姉さんとこでみんなでいい子して貰ってね。お父さんお母さん方におかれましてはぁ、巫女Bの売店にてぜんざい太巻きパックを販売いたしております
もっとみるオドラデク大いに語る
──はじめまして。インタビュアーのジャック・リンドールです。
よろしく、ジャック。
──まさか君がインタビューに応じてくれるとは思わなかったよ。
そう?気軽に呼んでほしいな。
──毎日忙しいようだけれど、何をして暮らしているの?
拡張性有機物伸縮活動の実態調査。調査結果提出時期は繁忙期だね。
──ところで君は生き物なの?
君がそう思うならそうだよ。
──なぜ星の形をしているの?