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感動 2つの高度な個性の発揮のし方 エリザベス女王と明仁上皇 生涯現役と定年現役引退~当たり前過ぎて意識しなくなっていること

〜生涯現役と定年現役引退

【エリザベス女王との微かなご縁】
 イギリスのウィンザー朝第4代女王、エリザベス2世(Elizabeth the Second 1926年4月21日〜2022年9月8日)とは、私がウィンザーに定宿を手配されたことから微かなご縁が生まれました。

 半導体のセールス&マーケティングで欧州を担当していた時の話です。 

 その辺りは以下もご覧になって下さい。

 一年の半分は欧州各国を回っていました。欧州の販売パートナーの本社がイギリスに有ったので天候の悪い冬場を避けて、春と夏休み後半からクリスマスまでという感じで3年間活動していました。

〈粋な計らいでウィンザーに定宿〉
 ロンドン郊外にその販社の本社が有ったのですが、粋な計らいで私の宿はウインザーにしてくれていました。女王が、ウィンザー朝第4代の女王であるので英国王室の本拠地ということです。上述の通り販社の方の粋な計らいでウィンザーを定宿にして頂いたので休日はウインザー城でいつものんびり過ごしていました。
 たまに対岸のイートン・カレッジでのんびりし、駅からも近かったので気が向けば2日間の鉄道乗り放題のチケットでロンドンを楽しむなんてこともできました。

【ウィンザー城に魅せられる】
 定宿はウィンザー城入口まで2-3分の所に有りました。

 詳細は、以下に譲ります。


 クイーンエリザベス2世が在城の時は小旗が掲揚されます。とても王室が身近に感じられました。当然長期間滞在したことで英国王室に関しての理解も深まりました。

【生涯現役】
 植民地政策の流れで超大国から普通の大国になっていく過程で、生涯現役として公務に身を捧げられたことがとても印象深いです。特に自由主義や民主主義を尊重していたところが超大国の御作法のリファレンスとなると感じています。
 その超大国が縮退していくという困難な時代英国を支えられた女王が他界されてしまったこと、とても残念に思います。

〈エリザベス女王とは〉
 エリザベス2世(エリザベスにせい、Elizabeth the Second、1926年4月21日 - 2022年9月8日)は、イギリスのウィンザー朝第4代女王(在位: 1952年2月6日 - 2022年9月8日 )。即位から崩御するまで、イギリスの他14か国の英連邦王国及び王室属領・海外領土の君主、またイングランド国教会の首長であった。

 出典は以下です。


【皇室への私の理解】
 たまたま私と天皇陛下と同年代なので、特に第二次世界大戦終戦後の皇室の在り方に関して同時代人として親近感が有りました。公立の小中学校に通ったのでその頃は教職員組合さんの考え方に強く影響されていました。
 ですが小学校の中高学年からは自分で学ぶ力がついて、第二次世界大戦や皇室の在り方について自分なりの理解が深まって行きました。
 そういう目で同時代人として基本的人権を相当制限されている皇室の方々の立ち位置に関しても慎重に理解を深めて来たと思っています。特にリファレンスとしての英国王室に対する理解が、ウィンザーを定宿にして仕事をする機会を得たので深まりました。
 象徴という難しい立ち位置でかつ基本的人権も制限された中で公務をなさっているという献身への感謝の気持ちでいっぱいです。民間人から皇族になられた方々も別のご苦労が有ると理解しています。

【定年現役引退】
 昭和天皇崩御に際して、弔事と新天皇即位という慶事が同時に起こることへの理屈ではない違和感を覚えた事を記憶しています。
 
 ですから明仁上皇が御自身の意志を尊重されて80歳台で皇室典範特例法に基づいで憲政史上初めて退位されたことにはとても驚きました。弔事と慶事を綺麗に仕分けられる前列を作られたと思っています。勿論歴史を紐解けば決して珍しいことでは無いのですが。

 明仁上皇については、以下を参考になさって下さい。

【王室と皇室が各々高度な個性を発揮】
 今回の英国王室の対応を見ていると、なんともサラリとスマートに弔事と慶事を熟(こな)しているという印象を受けました。
 リファレンスとしての英国王室の対応を見守りつつ、英国王室と日本の皇室が、各々高度な個性を発揮されていることに、今強く感銘を受けています。




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