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ブランディングと価値創造

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現代の錬金術師になるために
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#コラム

僕が「素敵禁止」にする理由。

僕が「素敵禁止」にする理由。

「素敵」という言葉が好きです。そう言葉にできる状況にいることも、その言葉をやりとりできる相手がいることも、ほんとうに素敵なことで。しあわせなことで。

ただある時、ハッとしました。口グセのようになってしまってるなと。「素敵」と思って「素敵」と言うのはもちろんOK。でも「素敵」という磁力のある言葉に、だんだん自分の気持ちが集約されていく感覚がある。まるで、砂鉄を吸い寄せるマグネットのように。

その

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笑いについて考える話

最近、YouTubeで大昔の落語を聞くことがあるのですが、「時事問題」を扱った冗談が全然面白くないんです。

まず「権力をコケにする」というのがあるんですね。政治家のことを「あいつは大したことない」とか、大学の先生や新聞の記事なんかを「何を偉そうなこと言ってるんだか」って感じのことを言うんです。

そしたらこれが、客席が「大爆笑」なんです。「いやあ、よくぞ言ってくれた。この人こそ庶民の味方だ。わか

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「発信力を高めよう」って言ってる人の発信することがしょーもなくて絶望する

「発信力を高めよう」って言ってる人の発信することがしょーもなくて絶望する

昨日の記事 から微妙に続く。

「発信力をつけるために私が行った、たった◎つのこと」みたいなブログをやってる人、いるじゃないですか。

ああいう人、きっと、はじめは、先人の「発信力をつけるために私が行った、たった◎つのこと」みたいなブログを読んで、で、発信力をつけて、で、自分も「発信力をつけるために私が行った、たった◎つのこと」みたいなブログをやって、

「発信いいですよ~発信しましょう~」とうた

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ブスとメンヘラは金にならない文章を書け

ブスとメンヘラは金にならない文章を書け

ブスとメンヘラが高じて作家になった篠原かをりです。辛うじて文筆で生きていけるのではないだろうかと思い始めたくらいの泡沫作家ではありますが、心は一丁前に作家です。この夏に4冊目の本を出版しますが、自分で自信を持って作家と言えるようになったのは、noteで文章を書き始めたからだと思っています。ありがたいことにnoteのフォロワーが8000人を超えました。他のブログやSNSに比べてこじんまりとしたnot

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note深津さんに聞くMinimalのUX➀

note深津さんに聞くMinimalのUX➀

はじめまして、「Minimal -Bean to Bar Chocolate- (ミニマル)」というクラフトチョコレートブランドを経営している山下貴嗣です。noteの連載で、リアルなブランド経営の厳しさや楽しさ、そして学びをお届けしたいと思います。

私が経営しているMinimalはBean to Barと呼ばれるカカオ豆の仕入れからチョコレートになるまでの全工程を自社工房で製造する新しいスタイル

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【Tシャツ起業のすゝめ】私が毎日Tシャツを着る理由※追記あり

【Tシャツ起業のすゝめ】私が毎日Tシャツを着る理由※追記あり

「365日、自社のTシャツを着続ける女社長がいる」

そんな噂を聞いたことはありませんか?



初めまして、あきりなです。農業×ITのスタートアップをやっています。

日々の学びをアウトプットする場としてnoteをはじめてみました。長い文章を書くのはmixi日記以来でとってもドキドキしています。ぜひ暖かい目で見てもらえたら嬉しいです。

さて、初noteのテーマは「何で起業したの?」と同じくら

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テクノロジーは私の敵ではなく、味方

テクノロジーは私の敵ではなく、味方

私は、2011年にいわゆる「オンラインサロン」というものに初めて入りました。当時は「オンラインサロン」などという名称はなく、インターネットを活用した「私塾」というような位置付けでした。

そういうものは他に見当たらなかったし、(おそらく岡田斗司夫さんがやっていたFREEexくらいかな。2010年くらいからあったようです。)まぁもう「意識高い系」まっしぐらな感じがして、とても同僚たちには言えませんで

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「君は何によって憶えられたいかね」への答え

「君は何によって憶えられたいかね」への答え

「君は何によって憶えられたいかね」と言えば、ドラッガー大先生の名著にも出てくる素晴らしい問いかけです。

人から何によって憶えられたいか?それはすなわち、人からどう評価されたいかにつながる質問でもあります。

ただこの質問について考えるときは"誰に"の部分まで意識する必要があるのではないか、私は最近そう考えています。

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「何によって憶えられたいか」という問いかけに対して、ほとんどの人が意

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「何によって憶えられたいか」の問いが、私に努力を続けさせてくれる

「何によって憶えられたいか」の問いが、私に努力を続けさせてくれる

毎日noteを更新するようになり、さすがに一ヶ月以上も経つと、周囲の方々に「毎日がんばっているね」とか「読んでます」とか声をかけていただけるようになってきました。

文章を書くことは、楽しくて苦しい。
「たのくるしい」と私は表現していますが、私にとってただただ楽しいだけのことではありません。私は私の言葉を書きたいと思っているので、どうしても内側をえぐる行為となり、毎回どろどろしたものや暗いものにも

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