山下貴嗣_Minimalチョコレート

コンサル業界から未経験でチョコレート業界へ。「Minimal -Bean to Bar Chocolate-(ミニマル)」代表。1年のうち4カ月程度は赤道直下に買付に。noteではリアルなブランド経営の学びをお届けします。Twitterは@taka_minimal 誤字脱字多め。

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    Minimal公式note開始。 テーマはMinimalブランド体験=UXです。 僕をフォロー頂いている方はぜひこちらもフォローしてみて下さい! 僕とは違う視点で知って頂けるはずです。 初回から、なかなか骨太な内容です! https://note.mini-mal.tokyo/

      • 売れるモノと評価されるモノの違い

        お店やブランドをやっていると、お客さんに売れるモノと業界内で評価されるモノが必ずしも一致しないことがある事に気づきます。この違いを知っている事は商売をしていく上でとても大事ではないでしょうか。 カンヌ映画際にみる売れるモノと評価されるモノの違いカンヌ映画際で是枝監督の「怪物」が脚本賞や日本映画初のクィアパルム賞を受賞したというニュースがありました。受賞おめでとうございます。 是枝監督とカンヌ映画際と言えば、「万引き家族」で最高賞のパルムドールも受賞しています。 では「万

        • Chat GPTの先にある店舗サービスと職人の時代 ~AIに奪われない仕事~

          Chat GPTの急速な普及の流れをみていて、それを使いこなすことがもはや時代の必須要素になる時代を予感させます。AIが人の仕事を奪うと言われて早何年も経ちましたが、店舗やものづくり、そこにおけるサービスや職人への影響を考えてみたいと思います。 一人に一台“ドラえもん”を持つ時代Chat GPTとは、簡単にいうと、会話できるAIです。こちらが質問すると答えて自然な言葉で文章を生成できます。 僕のChatGPTを使ってみたときのシンプルな感想は、「これだけ高性能の情報収集能

          • 生産者とフェアな関係を続けていくためには?

            先日登壇させてもらたったイベントで「生産者とフェアな関係をつづけていくには何が必要ですか?」という問いをもらいました。情報の非対称性がなくなっていく21世紀において、ブランドや店舗には真にフェアな姿勢が求められる事は必然となってきました。今回は問いについて考えてみたいと思います。 生産者とフェアな関係とは?急成長している中国発のアパレルブランドのSHEINが成り立つのは、スウェットショップ(“搾取”工場)を使っていることで、働く人は1日18時間労働しているなど大きな問題とし

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            良い企画の発想は、インプットの量が9割

            Minimalを経営する中で業態、店舗、商品、販促など様々な企画を立てる経験をしてきました。その中で、良い企画の発想は、アーティスティックな才能の持ち主だけのものでなく、どんな人でもたてられるのではないか。という問いを考えてみたいと思います。 良い企画は、才能に依存しない良い企画の発想は、先天的なクリエイティビティやアーティスティックな才能に依存するものはごく一部であると思います。 そうでなければ世の中にこんなにも良い企画と言われるモノは生まれないと思います。ただ一方で、

            ブランドはなぜコンテンツを発信する必要があるのか?

            先日あるマーケティング系雑誌の取材で、「MinimalさんはHPのJournalでコンテンツ発信をたくさんしてらっしゃるのがすごいなと思ったのですが、自社で独自コンテンツを発信するのはなんでですか?」という内容の質問を受けました。ブランドがコンテンツを発信する必要性について改めて考えてみたいと思います。 ブランドになるには想起No,1をとるブランドとは何か?と問われるととても難しいですが、「チョコレートといえば?」=「Minimal」という第一想起がとれればそれは、その想起

            感動するモノはつくり手の気配を纏う

            2022年はたくさんの感動するものづくりの現場を訪れた年でした。22年最後のnoteは、これまでの経験から感動するモノがなぜ感動するのかを考えてみたいと思います。 原風景が見えるものづくりモノに触れたり、何かを食べたり飲んだりしたときに、言葉にできない程の感動した経験ってないでしょうか。 「うわーこれマジやばい。。。」的な感じです。 個人的にそういう経験が人生の中で何度かあります。決してそのモノ自体のことを詳しく知っていたり、背景やストーリーを深く理解しているわけでなくて

            ブランドとデザインのおいしい関係とは?②~新商品開発の具体例~

            ブランドとデザインの関係を考えるに、個人的にめちゃくちゃ面白いコンセプトの新商品「7DAYS CHOCOLATE」がMinimalから発売されましたので、ブランドにおけるデザインとは?というお題に対してMinimalが実践している具体例について解説しながら深掘りしてみたいと思います。 ブランドとデザインの美味しい関係とは?Mimimalにおけるデザインとは 食べる体験設計であり、 その目的は、食べる体験をもっと豊かにするためであります。 その対象は、ブランドの世界観や考え方

            「らしさ」を活かした商品開発~クリスマスケーキ事例~

            商品開発は事業を左右する大きなファクターです。流行っている類似商品を出せばいいという安易な考えもありますが、やはり商品にそのブランドの独自性、つまり「らしさ」が活きる商品がヒットする事が大事ではないでしょうか。実際に発売するMinimalクリスマスケーキで「らしさ」を活かした商品開発の要素を詳しくみてみるので、ぜひ参考になれば幸いです。 Minimalが年に一度だけ本気つくるチョコレートケーキ 今年2022年12月に届けるMinimalクリスマスケーキは、「カカオ豆からチ

            パーパスはブランドの「やりたい」「ステキ」「カッコいい」未来

            パーパスが注目を浴びていますが、パーパスとミッションの違い、パーパスの良さを僕なりにまとめ、Minimalの具体例で考えてみたいと思います。 パーパスとミッションの違い まず昨今話題のこれぞまさにパーパス実現のための行動と言えば、パタゴニア創業者イボン・シュイナードの株の寄附ですよね。個人的には感動すら覚えました。間違いなく彼の思想やパーパスは後生に生き続けていきますし、パタゴニアというブランドに与えた資産や好影響はものすごいと思います。 これがパーパスの説明で一番わか

            “マニアック“や“変態的”が褒め言葉。店舗は専門店の時代へ。

            今の時代に生き残る店舗には“マニアック”さが必要であると思います。 マニアックと言えば少し前は必ずしも褒め言葉では無かった気がしますが、個人的には今の時代において、“マニアック”や“変態的”と言われることはある意味で褒め言葉でなってきたと思う。店舗に置き換えるとそれは、何かの専門性を有している事。これから店舗になぜ“マニアック”さが求められるか考えてみたいと思います。 店舗やブランドは2極化。メガブランドか個人店か情報に溢れて、インターネットのおかげで情報の非対称性が無くつ

            ブランドをコミュニティにするのは共通言語。

            Minimalのメンバーシッププログラムが始まりました。ただのポイント還元にしたくない!と強く思って、その名前を「Minimal Collective(ミニマル コレクティブ)としました。社内からはわかりにくい!と賛否があったが、ゴリ押ししました笑。その背景にあるブランドをコミュニティにしていくために私が大切にしていることをまとめます。 ブランドをコミュニティにしていく重要性ブランドにはコンセプトがあり、それを体現した何かしらのプロダクトやサービスが生まれます。そのサービス

            “人”こそがお店の最強の差別化の源泉

            モノの高品質化が進み、それだけでは差別化が難しい社会において、お店の最強の差別化は“人”であると再確認・痛感する体験が最近ありました。デジタルの時代だからこそ、人というアナログの価値が最強であるという考えを深掘ってみたいと思います。 フラッと立ち寄ったお店での体験ある休日の午後にどこかで少し食べて飲んで帰ろうとお店を探していた時にに、あるお店が目に入り、店頭にいたお兄さんに「席空いてますか?」と声をかけました。 忙しそうに働いている金髪のお兄さんは、嫌な顔一つせず、とても

            「続けていく事」は「思い込みをなくす事」

            お店やブランドを始めて本当に大事なのは「続けていくこと」だと気づきます。 当たり前のことですが、これが実に難しい。 「続けていく」ためには、1日1日、一見わからないくらい小さい変化でも変化しないといけないと学びました。それを怠ると、いつか続けられなくなる。変化をやめるとジワジワと終わりが近づいてくるのです。「続けていく事」ために必要なことををMinimalでの実際の事例で考えてみました。 なぜ板チョコ原理主義者の私がガトーショコラを売ったのか?Minimal - Bean 

            なぜコーヒーショップはボロボロな外観でもかっこいいのか?

            個人的にとても好きなコーヒーショップの何軒かはよく言えば古民家を改装といえなくもないが、外観は元々の古い建築(時に経年劣化でボロボロ笑)をそのままで、焙煎機とエスプレッソマシーンをおいてあるだけ。でもそのお店は本当にとてもかっこ良く見えるし、雑誌で取り上げられる。その建物のままに、かっこいいしおしゃれにも見えるその理由を考えてみたいと思います。 お店のスタイルはリスペクトしている文化やカルチャーに依存するなぜボロボロな外観でもかっこいいのか? まず、かっこいい!は多分に主観

            コーヒー店や洋菓子店を始める前に知っておいた方が良い事

            将来コーヒー屋や洋菓子屋を個人経営したいという人に、始める前に知っておいた方が良い点をまとめてみます。あくまで徒然なるままに書くのでこれで完璧!ではないことだけ留意頂きながら、個人的に大事だと思う点をピックアップします。 始める前にビジネスモデルの理解する事が大事お店を開く前に、自分が開きたいお店のビジネスモデルへの理解度を上げておくことは大切です。 先日ツイートが多くの人から反響がありました。やはり具体的に考えておくことは多くの人にとって興味関心が高いトピックなのだと思