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テクノロジーは私の敵ではなく、味方

私は、2011年にいわゆる「オンラインサロン」というものに初めて入りました。当時は「オンラインサロン」などという名称はなく、インターネットを活用した「私塾」というような位置付けでした。

そういうものは他に見当たらなかったし、(おそらく岡田斗司夫さんがやっていたFREEexくらいかな。2010年くらいからあったようです。)まぁもう「意識高い系」まっしぐらな感じがして、とても同僚たちには言えませんでした。
単に、著書をよく読んでいた人の話を直接聞ける機会って貴重だって感じて、少しでも成長したかっただけなんですけどね。

ここ数年、「オンラインサロン」という名前がそこそこ知られるようになってきて、様々なジャンルのサロンがたくさん出来てきました。それでもその市場規模はまだまだ小さく、ほとんどの人は「知らない」んですよね。
自分の「当たり前」のものさしで何でも計らないことって、時に難しいのだけれど、決して忘れたくないことでもあります。

まだまだ「オンラインサロン」はマーケティングの世界で言う「イノベーター理論」によると、「イノベーター」や「アーリーアダプター」が多い場所かもしれません。
この二つを足すと、全体の16%という数字なんですよね。(ちょっと図をツイートからお借りしてきました。)


新しいものはどんどん取り入れて学んでいくのが当たり前のコミュティにいたおかげで、ワーキングマザーとして忙しく日々を過ごしていた私にも「自分の時間」を作り出す知恵がどんどん入ってきました。
それらのほとんどは、テクノロジーの進化の恩恵を受けたものばかり。

例えば、読書好きの私でも、産後は本を読む時間って本当に取れなくなりました。少しでも時間があるならば、万年睡眠不足だから寝たいよって感じ。
乳幼児を育てているだけでもそうなのに、息子が一歳になる前に仕事にフルタイムで復帰したものだから、余計にいつも何かに追われるようにして生きるのが精一杯になりました。

そんな状況に革命が起きたのが「kindleの読み上げ」でした。スマートフォンのアクセシビリティという機能を使って、kindle本を読み上げてもらい、それを聴くことで読書する。いわば、kindle本を無理やり「Audible」にする感じです。
手が自由になるから、食器洗いやメイク中に本が読めちゃうんです。

細かいことは、昔に書いたいかにもなブログを貼っておきます。
この機能は、もともと目が不自由な人に向けた機能です。こんな使い方を見つけた人って、すごいですよね。


ものすごく機械的な抑揚のない声で読み上げてくれますが、正直言って慣れます。漢字もちゃんと読めなくて、「前頭葉」を「まえがしらは」って言ってくれたりするけど、そいういうところも人間ってものすごい適応性を持っているので、慣れます。「ああ、まえがしらはね。」ってね。ちなみに単語登録とかで回避もできますが、私は面倒なのでそのまま受け入れています。頭柔らかくなりますよ。(違)

2016年からこの機能を使って本を読んでいますが、その頃人に話したら、「すごーい!」と感心されればまだ良い方。「耳で聴いても頭に残らないんじゃない。」と否定的に捉えられることが多かった気がします。
でも、これってある意味ラッキーですよね。多くの人が見ることができない未来を見ていると同じなのだから。

私はこの機能を使い倒すことで、読書量が飛躍的に増えました。不思議なもので、一冊一冊完璧に頭に入っていると言えなくても、読み続けることで確実に蓄積され、あるときコップの水が溢れ出すみたいに知識が溢れ出てくる瞬間があったんです。
また、それぞれの点が繋がって新しい回路が脳の中にできるような、そんな感覚を味わったこともあります。

どんな方法でもいいから本を読みたい!という欲求が、新しいものも抵抗なく取り入れる原動力になってくれました。

と、いうわけで、紙の本も心から愛しているけれど、今のライフスタイルにすこぶるあっているkindleでの読書がほとんどです。

ただ聴くだけよりはその後に少しでもまとめると良いと感じているので、週ごとの「振り返り」を書く際には一言でも書評を入れているし、ツイートしたり、noteに感想を書いたりしています。
その際に便利なのが、kindleでマーキングした部分をまとめて見返せる「メモとハイライト」という機能。WEB上で確認してコピペもできるので、まとめの際に本当に助かっています。

(今、私のページはこんな感じです)

https://read.amazon.co.jp/notebook

紙の本に付箋を貼ったりマーキングしたり、手でメモを書いたりするのも大好き。でも、そういう時間が取れない時に私を助けてくれるテクノロジーの力にはしっかり頼ります。
テクノロジーは必要があるから進化するのだし、その恩恵を受け取ることで、私は自分の時間をもっと有効に使うことができるようになります。

そう、テクノロジーは敵ではなくて、味方。

あら、もう一つ自分の時間を作り出すのに役立ってくれた家電の話をしようとしたけど、長くなったのでまた今度。
ちょうど今日、ちきりんさんも使い始めるらしいです!


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Yuka Shibayama
会社を経営したり、オンラインサロンを運営したり、秘書をしたりしているワーママです。


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