７月９日（日）、第１７５８回 「ひととして」

あのね、

例えば、

電車の中で、足を踏まれた、

とするでしょ？

踏まれたほうが「痛い」、

って言っても、

謝りさえもしないひと、

世間には少なからずいる、

というわけです。

で、

そういうひとに限って、

踏まれた側が悪いかのごとく、

「何でそんなところに足を出す
んだ！」

「何を大げさな、たいして痛く
なんかないだろう！」

みたいなことを平気で言う。

世の中にはね、

こういう理不尽なやり取りが、

本当にたくさんあるのです。

いいですか？

悪気があろうとなかろうと、

踏まれた側ではなくて、

踏んだ方が謝る。

自分がされて嫌なことは、

他人さまにはしない。

万一、してしまったら、

へ理屈なんぞ言わずに、

「ひととして」

「ごめんなさい」

をちゃーんとする、

ということです。

感謝、合掌
慈永