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2022年1月の記事一覧

テレワークの生産性を高める4つの整備

テレワークの生産性を高める4つの整備

「働き方」は個人が自由に決める時代日本におけるテレワークの現状は、見事に二極化して落ち着いてしまった感がある。日本全体を見渡すと、テレワークは世界と比べて後進国と言える現状だ。7割強の企業はテレワークを実施していない。

その一方で、テレワークを使いこなしている企業も一定数ある。ヤフーでは、従業員の約9割がテレワークで仕事の効率が向上する、もしくは変わらないと評価している。その結果、国内なら居住自

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仲間か、正しさか

仲間か、正しさか

社会を眺めていて、集団に影響している力を乱暴に「仲間と正しさ」の二つに分けることは可能だろうかと考えています。正しさは価値観と言ってもいいかもしれません。

チャーチルは

「同盟国を敵に回すより悪い事態があるとすれば、それはただ一つ同盟国なしで敵と戦う事態だ」

と言いました。私たちは狩猟採集の時代から集団でいることのメリットを享受しており、一定のまとまりを持ったグループであることで身を守ったり

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22歳、18歳の皆さん、サッカー人生を振り返らないでください。まるでやめるみたいじゃないですか。サッカー人生はまだまだ続きます。

22歳、18歳の皆さん、サッカー人生を振り返らないでください。まるでやめるみたいじゃないですか。サッカー人生はまだまだ続きます。

高校、大学までサッカーに生を注いできた22歳、18歳の皆さん。
タイトルにある通り、まだサッカー人生を振り返らないでください。

サッカー人生はまだまだ続きます。

という、もう冒頭で完結できてしまうような話なのですが、これは私自身のそうなってほしい願いというか、こんな状態にしたいという思いというかそんな内容になっています。

別の記事でも投稿しますが、サッカーは基本的に生活必需品ではありません。

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知識&経験ゼロでアメリカ4部クラブを立ち上げた時の話

知識&経験ゼロでアメリカ4部クラブを立ち上げた時の話

皆さん、こんにちは。アメリカのプロサッカーチームでチーム運営統括をしたり、ハワイでスポーツアカデミーを運営したり、プロスポーツチームの動画撮影・分析をしたりと、アメリカのスポーツビジネス界に身を置いている大澄紅希です。

去年の秋のこと。アメリカの大学を卒業したという日本人の方から突然連絡があった。「アメリカでサッカークラブを立ち上げたいので、是非お話しを伺いたいです。」私も遂に人から頼られる立場

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部活動とアスリート。

部活動とアスリート。

今回は最近始めたお仕事とそこから感じたことを綴ろうと思います。

1月に入り、職場の繋がりでとある高校サッカー部の朝練の部活指導に外部指導員として参画させていただくようになりました。

現在は毎週水曜日と木曜日に朝7:00-8:00の1時間の指導に携わらせていただいています。

このお仕事を始めた一番最初の心境は・・・

・フットサルのスキルを生徒達に落とし込みたい
・自分の経験を伝えたい
・好き

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「世の中を知らないサッカー選手」

「世の中を知らないサッカー選手」

J2の水戸ホーリーホックでGMをしている
西村卓朗です。

このタイトルにある言葉は、正確に伝えると、
自分の
「現役時代の悩み」
と、
「引退直後のコンプレックス」
だったということを先に告白しておきます。
また結論はこのタイトルとは違う内容になるということも、先にお伝えしておきます。
興味がある方は最後まで読んで頂けたらと。
長い文章は読めないわーという人のために結論に至る過程で大事になること

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教育とは「行為」ではなく「影響」である~現象学的還元~

教育とは「行為」ではなく「影響」である~現象学的還元~

今回はかなり哲学的な話を書くことにする。私は職業として小学校教諭をしており、いわゆる「教育のプロ」とよばれる仕事をしている。しかし、学生時代からこの実態の見えない「教育」という言葉がずっとひっかかっていた。今の仕事には誇りを持っているし、同業界の同志や先人たちにはリスペクトの念は忘れない。しかし、彼らが「教育にこだわる」ことや自分が「教育をしている」という表現には非常に違和感を持っていた。自分がや

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【はましゃか的サッカーチャレンジ】第3回 女子サッカーの世界を潜入取材してきた。

【はましゃか的サッカーチャレンジ】第3回 女子サッカーの世界を潜入取材してきた。

【はましゃか的サッカーチャレンジ】では、クリエイターのはましゃかさんがJFAの「臨時広報部員」として、中の人のお仕事に潜入。その過程で感じた悲喜こもごもをコラムに綴っていただきます。

前回に引き続きなでしこジャパン(日本女子代表)の練習試合を間近で見ながら、女子サッカー事情に詳しいJFA職員に直撃取材するはましゃかさん。「ルールがわかりません...」からはじまった元なでしこジャパン付きの広報への

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「欲望」と「恐怖」が人を動かす

「欲望」と「恐怖」が人を動かす

「沈没船ジョーク」という有名なジョークをご存知でしょうか。

Wikipediaにも載っている下記のようなものです。内容を見ればピンとくる方も多いでしょう。

沈没しかけた船に乗り合わせる様々な国の人たちに、海に飛び込むよう船長が説得を行う。
・アメリカ人に「飛び込めばあなたはヒーローになれます。」
・イギリス人に「飛び込めばあなたはジェントルマンになれます。」
・ドイツ人に「飛び込むのはルールで

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主体性は育むものではありません。

主体性は育むものではありません。

主体性を高める、主体性を育てる、主体性を身につける。

こういう言葉が普通に使われています。

でも、

そもそも主体性というのは健康に身体が動く赤ちゃんであれば、
誰でも持っていて行使しているものです。

(このイグアナだって主体的に動くと思います)

人は誰でも赤ちゃんでした。
つまり、主体性のない人間などいないはずなのです。
それなのに、主体的でない子どもや大人が日本にたくさんいるとしたら、

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自己責任論と社会責任論

自己責任論と社会責任論

世の中には様々な意見がありますが、その背景には個人と社会の関係の捉え方が影響していると感じます。大きく二つに分けると、「今この人生を生きているのは自分のおかげだし、自分のせい」か「今この人生を生きているのは社会のおかげだし、社会のせい」か、です。つまり自己責任か、社会責任かの違いになります。

当然、グラデーションになっています。自己責任の考え方の人も、社会の責任を認めていますし、社会責任の考え方

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イノベーションと我慢

イノベーションと我慢

我慢しないという文章に対し「誰かがやらなきゃいけないこともある」というご指摘をいただきました。確かに「誰もが我慢せず好きなことをやったらどうなってしまうのか、社会が回らないのではないか」という疑問が浮かびます。それでは実際にそうしてみると何が起きるか考えてみたいと思います。まず、私たちは三つのルールに縛られた社会に生きています。

①社会には法がある
②マッチングは相手に選ばれる必要がある
③需給

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ライターコンサルの初回セッションで行っていること

ライターコンサルの初回セッションで行っていること

昨日、ライターの眞山ゆきさんにコンサルの初回セッション(90分のお電話)を行った。

最初に彼女からDMをいただいたのは、12月のことだった。

「『ライター コンサル』で検索したら中村さんがトップに出てきたのでnoteのブログなどを読ませていただきました。ライタースキルアップのためにコンサルを受講したい気持ちになっており、先生を探しております。中村さんの文章はとても読みやすく心も動かされる文章だ

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社会と断絶されるアスリート。社会と繋がるアスリート。

社会と断絶されるアスリート。社会と繋がるアスリート。

先日、学生アスリート向けの講演にて『社会と繋がるアスリートになる方法とは?』というテーマをいただいたので、そもそもアスリートが社会と繋がっている状態/繋がっていない状態って何だろう?という問いを立てて、お伝えする内容を組み立てていきました。

「社会と繋がるアスリート」ってどんな状態?
講演の冒頭、学生アスリートの皆さんに「アスリートが社会と繋がっている状態ってどんな状態?アスリートが社会と繋がっ

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