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読書記録|山口周 『武器になる哲学』
読了日:2024年3月18日
昔、CDのジャケットを見て、インスピレーションで「なんとなく良さそう」と感じて買ってみたら大当たりだった!……という、所謂”ジャケ買い”(死語かもしれない)的に軽い気持ちで買ってみた本。これが実に面白かった。
数ページずつに分けて50名の哲学者を紹介しつつ、キーコンセプトを踏まえた上で現代に活かす術を伝えている。登場する哲学者は、知らない人はいないであろう人物
読書記録|司馬遼太郎『関ヶ原』
読了日:2023年12月2日
筑後川の戦い、川中島の戦い、と共に語られる日本の三大合戦の三つ目、関ヶ原の戦いを、司馬遼太郎が見事に書き上げた歴史小説『関ヶ原』。西軍の石田三成からの視点が主だが、対する東軍の徳川家康、そして二人を取り巻く人々の心の動きまでもが生き生きと描かれている。
私個人としては、石田三成のような”義”に篤い人物が好きだ。三成は豊臣秀吉を心から慕い、その死後も未来永劫豊臣
読書記録|明智憲三郎『明智家の末裔たち』
読了日:2023年10月15日
『光秀からの遺言 本能寺の変 436年後の発見』の後に、同じ著者の『明智家の末裔たち』を読んだ。
まず、明智憲三郎氏の研究熱心さに脱帽する。御先祖である明智光秀の真の姿を探り、この結論に辿り着くまでに、古い文献を読み、資料をくまなく漁り、検証し…これまでいったいどれほどの時間を費やしたのだろうか。果ては光秀の末裔それぞれの足跡までも追い、今では明智氏同様に「自
読書記録|明智憲三郎『光秀からの遺言 本能寺の変 436年後の発見』
読了日:2023年10月9日
「三日天下」「謀反者」と、とにかく”悪名高く謀反に失敗した戦国時代の愚かな武将”かのように、現代に語り継がれる明智光秀。彼は本当にそのような人物だったのだろうか?
明智光秀の子・於寉丸(おづるまる)の子孫と伝えられる明智憲三郎氏が、その真実を解き明かすべく研究をし、執筆をした。この『光秀からの遺言 本能寺の変 436年後の発見』は彼の4作目の著書である。
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