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#コラム

旅を愛していた私、30代半ばでやっと心から「子どもが欲しい」と思えるようになった

旅を愛していた私、30代半ばでやっと心から「子どもが欲しい」と思えるようになった

最初に子どもを持つ、持たないの人生に真剣に向き合わざるを得なくなったのは、32歳の時、新宿駅で。

再来週に控えた、初めてプロデュースする海外旅行のパッケージツアーに、自分も参加するし、お客さまも10名連れてゆく、というモロッコ渡航の仕事の準備のために東京を歩いていた、日暮れの時間帯。

珍しい母からの着信。電車に乗ろうと西口から新南口に向かう坂を登っていた私、何気なく通話ボタンを押す。

「子宮

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「知性ある消費」とは何か

「知性ある消費」とは何か

「知性ある消費を作る」をミッションに掲げてから三年以上が経過した。その間、理想とする消費のあり方について表現を変えながら説明をしてきたものの、もっとしっくりくる言い回しがあるのではないかと常に頭の片隅で考えを巡らせていた。

たとえば私はエシカルやエコを安易に持ち上げるのは知性ある態度だとは思っていないし、消費行動が流行に左右されるのは当然だと考えている。もちろんモノを大切に使い必要なものを必要な

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30代でやりたいことは「時間を何につかうか」で考える。

30代でやりたいことは「時間を何につかうか」で考える。

「やりたいことをする」について話していると、なにを仕事にするかという話や、趣味ですきなことをする話など、いろんな要素が混ざってしまい混乱することがよくある。

20代の人と「やりたいことをする」について話すと、仕事への不安や自分の適性を知りたい気持ちなどが伝わってくる。「わたしのやりたいことってなんだろう?」と悩むとき、それはほとんどが職業の選択の悩みのように見える。

同じテーマを30代の人と話

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良いものづくりをしっかりすること

良いものづくりをしっかりすること

ストーリーに疲れた、的な話をする方々をちょくちょく目にするように感じている。

私的には、正直自分が好きなでピンとくるものじゃないと興味が湧かないから、いきなりあれこれ説明されてもドン引きしてしまう。
セールスとかの感じに近い。

そういう感覚が、ストーリー疲れなのかもしれない。



なんて前書きだけを朝に書いてから、コピーライターの日下慶太さんの講演会的なのに参加してきんだけど。(昼

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自分自身の人生を生きること

自分自身の人生を生きること

「私たち、誰の人生を生きてきたんだろうね。」

"けもなれ"第7話で、京谷の元カノの朱里とビールを飲みながら話す晶。
周りに"明るくて物分かりのいい深海晶"という存在を望まれて、ずっと自分の本音が言えずに、我慢して過ごしていた。

でもラストには、京谷に素直に思っていることを伝えて別々の道をいくことを話したら、すっきりとした顔になってた。

いつもの5tapで、「4年ぶりの土曜日」と清々しい

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「打席に立つ数を増やす」への違和感

「打席に立つ数を増やす」への違和感

ビジネスの世界ではよく「まず打席に立て」「打席に立つ数を増やせ」という言い回しが使われる。勝負の機会を作らなければ成功はもちろん、次の学びにつなげるための失敗すら得られない。

つまりビジネスシーンでは「客観的な結果が出る舞台に立て」という意味で打席の比喩が使われている。

しかしいち野球ファンとしては、自分の意思で打席数をコントロールできるかのような言い回しには違和感を覚えることが多い。実際のプ

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手の届かないと思っていた人とご縁が出来た

手の届かないと思っていた人とご縁が出来た

今回のご質問はいわゆる「不思議系」の話でとても面白かったです。

この相談者の方は急に「手が届かないはずの人」との縁ができてしまったそう。「あまりに突然、かつ自然な流れではく不思議な流れで繋がりました」と書いてありました。一体どういう人なんですかね。ずっと憧れていた人なのか、有名人の方なのか、それとも立場とかクラスみたいなものが違う人なのか。

その辺は明記していなく(特定されちゃうかも知れないし

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「やりたいことが特にない」っていうスゴい才能について

「やりたいことが特にない」っていうスゴい才能について

自己啓発書でよくあるメッセージは

「自分が心のそこからやりたいと思うことを見つけて、それに全力を注げば成功できる」

というものだ。このことはきっと正しいと思うし、私もそれにしたがって生きている側面が大きい。そして、今回紹介するこの本でも、「自分が好きなことを見つけてそれに注力する」ことの重要性は説かれていた。

「好き」と「得意(評価)」は、密接にかかわっていると思っています。
「下手の横好き

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プロデューサーという仕事。

プロデューサーという仕事。

先日書いた「"論者"の道と"実行家"の道」という記事をきっかけに、改めて「有言実行」ということについて考えているここ最近。

そんな中、たまたま聞いたポッドキャストのテーマがまさに「口だけの人」。

話の中で出てきた言い回しに、なるほどと膝をうつ思いでした。

上記の発言は、松竹の奥田誠治さんのもの。日本テレビのプロデューサーとして映画事業を大きくしてきた方です

奥田さんは、昔から通知表に「発想

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自分自身を大切にすること

自分自身を大切にすること

一言メモ日記。

昨日に引き続き、クィアアイ2本目。
正直なこというと、昨日も今日も気落ちすることがあってから"クィアアイ"を観たので、気持ちを上げるのにほんと最高。

今日観たのは、日本の中で生きづらさを感じているゲイの方の話。
留学中はありのままのびのび暮らしていたけど、日本に帰ってきたら人の目が気になると話していた。

自分自身に自信を持つ、人の目を気にしない、ありのままの自分。

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コミュニケーションについて考えた話

コミュニケーションについて考えた話

人間同士全てがぴったり合うことなんてほぼ皆無。ただその中で何か折り合いをつけて仲良くしようとしたり、もっとお互いを知ろうとして取るのがコミュニケーション。

社会人になると、所属するコミュニティが狭くなって、共通項が近い人としか会わなくなるので、段々人の付き合いが狭まってきます。そういう中での付き合いは気楽で心地よいものではありましたが、6年前に店を始めたことで状況は一変しました。店をやるというこ

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モノ買う人々、モノ売る人々

モノ買う人々、モノ売る人々

「たかがパン屋風情が、たかが焼き屋風情が偉そうな口利いて何言ってんのよ!」と笑い合いながら、陶芸家の角りわ子さんと話をしたことがありました。いつどこで何がきっかけになってそんな話になったのか、あまり覚えてないのですが、この「たかがパン屋風情」という言葉が妙に気に入ってしまい、時々頭をよぎるのです。

実はこの後、最後に必ず付く言葉あります。「されどパン屋」です。「されど」を忘れると、自分の仕事に誇

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すべての挑戦は「おままごと」から始まる

 どんなチャレンジだって、最初は目も当てられないくらいに「しょぼい」。

 ツイッターなら、ひと桁のフォロワーから始まるし、イベントも知り合いだけのこじんまりとした集まりから始まるだろう。ブログだって、たったひとつのさみしい記事から始まる。

 ふと他人のツイッターを見ると、すでに何千人ものフォロワーを抱えた人がゴロゴロいる。盛り上がってるイベントも多いし、すごいPVを叩き出しているブログもわんさ

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期待しないし期待されない。そのほうが、うまくいく

期待しないし期待されない。そのほうが、うまくいく

 かなしいとき、うまくいかないとき、調子が上がらないとき。

 心も身体も、うだつの上がらないときに、おまじないのように、思い出す言葉たち。

 北海道へ行くと伝えたとき、10年以上の付き合いの友人がくれた言葉。子どもの頃から何度も読み返す本の一節。などなど。

 それらのうちの一つに「あなたのことは期待していないが信頼している」という、新卒ほやほやの自分に当時の社長がくれた言葉がある。

 この

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