最近の記事
マガジン
記事
『「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本』(山下泰平・著)のレビュー
最近はブログから書籍化するケースが増えてきましたね。 ブログの記事が元になった書籍をまたブログで紹介するというのは、ちょっと変な感じがします。 だったら元ブログを紹介したほうが話が早いんじゃないかな、とか。 今回紹介する本も、元はと言えばバズったブログ記事が発端となったものです。 元記事はこちらです。 cocolog-nifty.hatenablog.com 本書で紹介されているのは、著者が「明治の娯楽物語」と称した、文学よりも低俗で、とにかくエンターテイメント性