The Lotos-Eaters
2021/01/11 20:30
物事は印象だけで評価するのでなく、本質に触れる努力を惜しまないことが重要と考えている。特に、旨い話と肥大したムーブメントには懐疑的な見方が必要だ。前者は事実を隠蔽し続け、後者は価値観の共有よりも波の畝(うねり)を利用せんとする者が往々にして紛れ込む。とはいえ、物事の本質に近づくことは容易いことではない。僕は、著名な出版社の書籍か定評ある大学や研究機関の博士や教授の書いた科学文献を読むことが有効
メルシーベビー
2021/01/08 20:37
たくさんの選択肢が与えられているのに、それがすべて間違っていることがある。どれを選んでも後悔する、右も左も同じくらいよくない状況。でも選んだが最後「後悔しているなんて言うけど、結局それはあなたが選んだことでしょ」と自己責任論を説かれる。間違いを犯さないことはできない。悪気が全くなくてもダメなのだ。間違いを犯すしかなかった、と愚痴をこぼすこともできない。こちらは犠牲者ではないのだから、文句など言
lazy machine
2020/12/25 09:07
4月 ・シナリオ構造論 ・ペーパレス時代の紙の価値を知る ・司法通訳人という仕事 ・不完全な現実 ・岡潔集1 ・ユリイカ2020年2月号「書体の世界」 ・夜よりも大きい ・クリーンミート ・詩という仕事について ・ユニコード戦記 ・恐怖の表象 ・コンビニチェーン進化史 ・悪趣味の復権のために 月間 計 13冊 雑感: 図書館で本を選ぶときは適当に気になった本を適当
高梨ぽこ
2020/12/18 00:56
多和田葉子との出会いは国語の教科書だった。「椎間板ヘルニア」という言葉について掘り下げたエッセイ?みたいな作品が載っていて、何だか変なことを考える人だなあと感じて、私の中で引っかかっていた。それから、「犬婿入り」という小説を読んだと思うのだけれど、もう10年以上前のことでよく覚えていない。「地球にちりばめられて」は、発売したときからいつか読むんだろうと思っていた作品だが、ようやくここへ来て購入
京都産業大学現代社会学部 菅原ゼミ
2020/11/27 22:25
本日2回目の更新です。根本龍一さんによる書評です。多和田葉子「光とゼラチンのライプチッヒ」(日本文藝家協会編『現代小説クロニクル1990-1994』講談社文芸文庫、2015年)評者:根本龍一 フィクションを書くということは、一つの世界を表現することであるが、同時にそれ以外の物語の展開の可能性を破壊するということでもあるのはもはや周知の事実である。 言葉には意味があるが、物語に教訓
ハッピー書房(本と心と人生を考える)
2020/11/25 09:24
海外で日本の女性作家がブームになりつつあるらしい。2018年には多和田葉子さんが全米図書賞に選ばれました。2019年には、小川洋子さんが最終候補にまで残り、イギリスのブッカー賞にも最終候補者に残りました。そして2020年には、柳美里さんが選ばれました。他にも、海外で日本の女性作家の翻訳が人気になっているらしい。村田沙耶香『コンビニ人間』や川上未映子『乳と卵』などがアメ
K
2020/11/25 04:36
0630に起きる。雲1つない晴れを布団に横たわったまま見上げる幸せ。多和田葉子「雪の練習生」読み終わる。惑わされて訳のわからない感動をもたらしてくれる本だった。多和田さんは3冊目(「アメリカ 非道の大陸」「容疑者の夜行列車」)だけど、1番集中して読めた。「祖母の退化論」が特に悲しいような、勇気づけられるようなで良かった。フルトヴェングラー!の英雄1楽章の録音聞く。1953年ルツェル
檀原照和
2020/11/23 17:50
先日ライター・イン・レジデンスに関する記事を投稿したついでに検索したら、こんな記事を見つけてしまった。アイオワ大学創作学科・国際創作プログラム(IWP) に参加した柴崎友香さんと瀧口悠生さんの対談だ。僕がレジデンスに関してリサーチしていたのは2013〜14年頃。なんとか参加したくてかなり突っ込んで調べていたのだが、まったく理解されなかった。こちらは「作家/ライターを助成してくれる制度なの
2020/11/23 05:41
今日は寝坊して良い日。なぜかアイドリッシュセブンを見ている。「そば屋は黙って!!!」いいな.......このセリフはかけない.......。0530に起きるより体が楽な気がする。が、めちゃくちゃ満員電車。疲れる。最後15分座れて爆睡する。働く。鎌倉パスタ。ベーコン、しめじの和風パスタ。久しぶりのコーヒー。白湯ばかり飲んでいたからこんなに美味しかったかと思う。雨。
文学系マジシャン蓬生 / Hosho
2020/10/30 14:52
もう7、8年前ですね、読書会で課題図書になって買った本です。その回には参加できなかったのですが、著者の多和田葉子さんがノーベル文学賞に近い作家ということでよく名前が上がるようになっていたので、今更ながら読んでみました。多和田葉子さんの作品は初めてです。 読み終わった感想としまして、「もっと早く読んでおけばよかった」。 本書には表題作の『犬婿入り』と『ペルソナ』という二作が収録されています。