ほんのよこみち

詩のような短編小説のようななにかを書きたいです。よろしくお願いします。ちなみに、読書記録や日常雑記はこちら→https://www.honno-yokomichi.com/

曇り空

自分という物質上のことが全てで、世界は娯楽物だと思っているのかもしれない。 生きるのも死ぬのも娯楽だから、なるようにしかならないって、そんな人を可哀想と思うのは…

非日常祭り

注射針を当てながら、通勤電車に揺られる。 液体の名前なんて考えない。 「再検査」という音の冷たさばかりが、時間をうねるように泳いでくる。 私を私と思うカメラが世界…

ぼんやり世界

世の中はいつもぼんやりしていて、鮮明だなんて言ってない。 眼鏡をかけても、コンタクトレンズを入れても、涙袋から大切なものがこぼれ落ちていく。 足下は遠く、キッチン…

半世紀の次へ

半世紀も生きるって、子どもの頃は遥か遠くのことだと思ってた。 半世紀生きると、子どもの頃が遥か遠くの幻影になった。 思い出そうとしても、ぼろぼろと崩れていく。 代…

ちょっと

単純作業をたくさんした。 単純なので、速さばかりが求められる。 でも、どんくさいって自分でわかっているから、ちょっと手の込んだ、速さよりも考える作業が入ってくれる…

花びらが降る 花びらが舞う 重力に従うのか 風力に踊らされるのか どちらが勝つと思う? 重力に抗うのは花びらには無理だけれど 風力はエネルギーをつくり出すよ 生まれた…