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読書記録(そして考えたこと)

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本を読んで考えたことなどを書いています。 歴史本が多め。小説と詩も好きです。 3行でおさまる日々の読書記録は、3行日記に入ってます。
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記事一覧

【読書記録】『高校生のための経済学入門〔新版〕』を読んで考えたこと

50代なのに、小塩隆士さんの『高校生のための経済学入門』を読んだ話をします。 この本を読む…

【読書記録】九段理江さんの『しをかくうま』を誤読する。

九段理江さんの『しをかくうま』を読みました。 この小説は、とても難しいです。 一度読んで…

【読書記録】『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読んだ話

『検証 ナチスは「良いこと」もしたのか?』を読んだ話をします。 この本、『〈悪の凡庸さ〉…

【読書記録】森永卓郎さんの『書いてはいけない』を読んでみた話

森永卓郎さんの『書いてはいけない 日本経済墜落の真相』を読んでみた話をします。 話題本で…

【読書記録】『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』を読んだ話

2023年に話題となった『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』を読みました。 この本…

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【読書記録】トーマス・マンの『魔の山』を誤読する。

トーマス・マンの『魔の山』を読んだ話をします。 この記事は、いわゆるちゃんとした解説記事…

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【読書記録】倉本一宏さんの『紫式部と藤原道長』を読んで考えたこと

倉本一宏さんの『紫式部と藤原道長』を読んで考えたことを、書きます。 この本は、NHK大河『光る君へ』の下敷き本というか、骨格本というか、大河が歴史創作ファンタジーに走っている分、そのもととなる史実はこちらですよ、という案内本です。 昨年から、いろんな大河関連本が出ていますが、そもそも一次資料が限られているので(『御堂関白記』『権記』『小右記』『紫式部日記』がメイン)、正直どの本を読んでも、大まかな部分は大同小異という気がしないでもないんですよね……(というか、ビギナー向け

【読書記録】『平安貴族とは何か』を読んで考えたこと

倉本一宏さんの『平安貴族とは何か 三つの日記で読む実像』を読みました。 読みやすいこの本…

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【読書記録】真保裕一さんの『百鬼大乱』を読んで考えたこと

真保裕一さんの『百鬼大乱』を読みました。 太田道灌を主人公にした、歴史小説です! 昨年、…

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【読書記録】安部公房の『けものたちは故郷をめざす』を読んで考えたこと

安部公房の『けものたちは故郷をめざす』を読んで考えたことを書きます。 恥ずかしながら白状…

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【読書記録】『内戦の古代日本史』を読んで考えたこと

倉本一宏さんの『内戦の古代日本史』を読み終えた話をします。 個人的に、この本はすごく面白…

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【読書記録】岸田奈美さんの『飽きっぽいから、愛っぽい』を読んで考えたこと

若い作家さんのエッセイ本は、ついつい親目線で読んでしまいます。 すみません、そういう年齢…

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【読書記録】『紫式部と清少納言が語る平安女子のくらし』を読んで考えたこと

鳥居本幸代さんの『紫式部と清少納言が語る平安女子のくらし』を読みました。 基本的に『源氏…

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【読書記録】中村真一郎さんの『源氏物語の世界』を読んで考えたこと

今年は『源氏物語』と日本古代史を深める年! というのを、個人的にやっています。 なので、まだまだ関連本を読んでます。 今回は、中村真一郎さんの『源氏物語の世界』です。 まず、この本は1968年の本で、著者は1918年生まれ。1997年に亡くなられています。 私は不勉強で、中村真一郎さんを存じ上げなかったのですが、小説家で文芸評論家で詩人というすごい方だったんですね。 今年のNHK大河が『光る君へ』じゃなかったら、書店にこの本が平積みされてなかったら、手に取ることはなかったか