横浜読書会KURIBOOKS

横浜を中心に活動をしている読書のコミュニティです。 おかげさまで9年目をむかえます。読…

横浜読書会KURIBOOKS

横浜を中心に活動をしている読書のコミュニティです。 おかげさまで9年目をむかえます。読書会の回数420回以上、延べ参加者数は4500人を超えます。 ご興味のある方は、ぜひ遊びに来てください。 https://kuribooks.com/

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横浜読書会KURIBOOKS▶KURI

「横浜読書会KURIBOOKS」の存在を知ってもらいたくて ブログを始めよう!と思い立ちました。 ゆるく、長く、続けることが目標です。 横浜読書会KURIBOOSの主宰者、KURIです。 よろしくお願いします。 横浜読書会KURIBOOKS - 知的好奇心を解き放とう~参加者募集中~ さて、そもそも読書会とは何?と言う話になるのですが、 読書会とは、 「本好きが集まっておすすめの本を紹介し合うコミュニティ」 のことを言います。 ですので、横浜読書会KUR

    • 『成瀬は〜』で考える、好きな小説を語る難しさ▶ナガオ

      成瀬ですよ成瀬、『成瀬は天下を取りにいく』。自分の読んだ本、好きな作品が本屋大賞を取ると嬉しいですね。おめでとうございます。 ところでNHKがその受賞を伝えていまして、 すごい!面白くなさそう!いやもちろんNHKニュースに求められている説明としてはこれが100%正解なんですけれども、正確に筋をなぞることと、作品の面白さを伝えることは違うなあと改めて思った次第で。 難しいですよね、小説を紹介するのって。とりあえず読んでよ!読んでくれたらわかるからさ!と思いつつ、でもエピソ

      • 魂のあとがき▶Yuning

        みなさま、春の雨の日にこんにちは。 今日は、再び中山可穂さんの話をしようと思います。 少し前に『感情教育』のレビューを書いたが、今回は第14回山本周五郎賞に輝いた『白い薔薇の淵まで』を取り上げたい。と言っても、本編も素晴らしいが、注目すべきはそのあとがきだ。今日はひたすら、私が心を持っていかれた「あとがき」の話をしようと思う。ああ、早くこの話を書きたくてうずうずしていたのです。 『白い薔薇の淵まで』には3冊の本がある。2001年に集英社から刊行された単行本(Aとする

        • 大人の私が買う絵本▶youco

          読書会に参加される方の中には、絵本や写真集を持参される方もいらっしゃいます。その1冊に出会い、購入に至ったインスピレーションやセンスに憧れを抱きながら、プレゼンを拝聴しています。 そんな私が大人になってから買った絵本。 それがこのjunaidaさんの絵本です。 junaidaさんの作品と出会ったのは、昨年1月のこと。 家族から「今度、この展覧会に行く」とjunaida展の画像を見せられ一目惚れ。私も行きたい!といてもたってもいられなくなり、教えてくれた家族よりも先に行ってしま

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        横浜読書会KURIBOOKS▶KURI

          美味しい本▶︎チャーリー

          横浜読書会KURIBOOKSの映画祭の司会を担当していますチャーリーです。 あなた 何を 挟みますか? 本のページの間に挟む栞のこと? ちがいます。 本棚の奥の方の分厚い本と本の間に挟んで隠した昔の恋人の手紙のこと? ちがいます、あれはベットのマットレスの下に移動しました。 その前にベットのマットレスの下に挟んでいたへそくりのこと? ちがいます、あれは今は、、、それはここでは明かせません。 「挟む」といえば、サンドイッチです。 パンに何を挟む?ということです。 実

          美味しい本▶︎チャーリー

          第13回ノンフィクション読書会▶まだ会社員

          横浜読書会KURIBOOKS - 知的好奇心を解き放とう~参加者募集中~ こんにちは。まだ会社員です。 4月のノンフィクション読書会が開催されました。 葡萄牙料理 ピリピリ|横濱馬車道のポルトガル料理店 (piripiri.jp) で美味しいお酒を飲みながら楽しい読書会です。 貸し切りなのでどんなジャンルの本でも他のお客さんに迷惑がかからないのはうれしいですね。今回は以下の本が紹介されました。 「移動図書館ひまわり号」 前川 恒雄 (著) わたしたちは本を読むという目的

          第13回ノンフィクション読書会▶まだ会社員

          ■第126回 横浜読書会KURIBOOKSレポート

          横浜読書会KURIBOOKSの補佐を担当していますOKAです。 よろしくお願いします。 今回は第126回の横浜読書会の様子をレポートします! 横浜読書会KURIBOOKS - 知的好奇心を解き放とう~参加者募集中~ ■2024年4月13日(土) 16:00~18:00 ■参加者13名 (男性4名、女性9名) ■本のテーマ:「朗読」 「別冊太陽 小泉八雲 日本の霊性を求めて」 「十六桜」小泉八雲(著) ⇒トップバッターの参加者から、いきなり見事な朗読で皆の度肝を抜きまし

          ■第126回 横浜読書会KURIBOOKSレポート

          『三体』を読もう!▶KURI

          これから『三体』を読みたい!と思っている方へ。 『三体』を読む前に知っておくと、より楽しめるポイントを私なりに考えてみました。よろしければ参考にしてみてください。 SF小説をあまり読まない私が解説しているので、他のSF作品との比較や類似点などは語れないのですが、『三体』は大変面白い小説なのでたくさんの方に読んで欲しいと思い、勇気を出して筆を取りました。 そんな私の個人的な考察になります。本書を深く掘り下げて知りたい方は専門家の解説を参考にしてくださいね。 『三体』の内

          『三体』を読もう!▶KURI

          読書会で取り上げる本の選書基準 ▶KURI

          ノーマ・ジーンの本棚なのか、マリリン・モンローの本棚なのか。 小説、医学書、哲学書といったありとあらゆるジャンルの本を読んだと言われるモンローの本棚一覧430冊を見つけました。 430 Books Found In Marilyn Monroe’s Library | BOOKGLOW http://www.bookglow.net/430-books-found-in-marilyn-monroes-library/ モンローといえば映画『七年目の浮気』の風に白いスカ

          読書会で取り上げる本の選書基準 ▶KURI

          感想を聞きたくなる本▶youco

          カツセマサヒコさんの『明け方の若者たち』を読みました。 MY積読棚に入れるより早く、我が家の若者が食いつき、一日で読了していました。私も読み始めたらあっという間、一日で読了です。 ちなみにこのカツセマサヒコさん、大手一般企業から小規模の編集プロに転職し(今は独立)、「タイムラインの王子さま」と呼ばれるほど若者の中では著名な方だそうで。 …といったプロフィールはネットで拾ったものなのですが、この『明け方の若者たち』は、そんな彼の大学時代と就職してからの数年間を彷彿とさせるお

          感想を聞きたくなる本▶youco

          彼女も猫語を話せる理由▶︎チャーリー

          横浜読書会KURIBOOKSの映画祭の司会を担当しています チャーリー です。 「エッセイ」ってお好きですか? 小説のように長くはありませんが、短いが故に要素を絞り込み、読者に「あ、なるほど」とか、「そうなんだ」と強い印象や共感を呼び起こさないといけないので、エッセイというのは文章がうまくないと書けないと感じます。 一方で、エッセイはそもそも文筆業が本職じゃない人が書くことも多いと思います。きっと取り上げるテーマがその人の専門領域で、部外者である作家には無い視点を持てる

          彼女も猫語を話せる理由▶︎チャーリー

          ■第136回朝の横浜読書会レポート

          皆さま、こんにちは。 朝の読書会(カフェ開催)のファシリテーターをしているyuuu_yです。 今回は第136回の朝読(通称「あさどく」です)の様子をレポートいたします! ■2023年3月17日(日) 10:10-12:00 ■参加者8名(男性5名、女性3名) 1.『うどん陣営の受難』 津村記久子(著) ⇒紹介者が香川県出身で、香川といえば「うどん」ということで手にした一冊だとか。うどんの話で盛り上がりました。 2.『ハイファに戻って/太陽の男たち』 ガッサーン・カナフ

          ■第136回朝の横浜読書会レポート

          夜更かししながら考えること▶︎いと

          以下、ほぼ同時に読み終えた3冊。 脳内の散らかりようが可視化されるようで、微妙な気持ちになる。 『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬 『松下幸之助に学ぶ部下がついてくる叱り方』 江口克彦 『「普通の人」のためのSNSの教科書』 徳力基彦 さて、投稿をどうしよう。 いちばん衝撃的だったのはやっぱり、『同志少女よ、敵を撃て』なのだ。 Amazonレビューは5000件超。 今さら語るのもおこがましいのは重々承知なのだが、超ロングスリーパーの私が2時間も夜更かししてしまったの

          夜更かししながら考えること▶︎いと

          シリーズものの呪縛▶youco

          新年度が始まりましたね。学生の方々はもとより、社会人の皆様にとっても何となく気忙しかったり、そこはかとなく漂う新しい空気に心躍る時期ではないでしょうか。残念ながら私の周辺は、新年度だからといって変わった動きなど何一つないのですが。 そんな毎日だからでしょうか。 ここのところスランプです。読了本が増えません。 さらに、花粉症を警戒してあまりおでかけもしていないので、生活に新鮮味がなく、この投稿のネタに困ってしまっている今日この頃です。 読書会のブログですから、私個人としては

          シリーズものの呪縛▶youco

          お墓参り▶KURI

          春のお彼岸。 文豪「開高 健」が永眠する松嶺院までお墓参りに行ってきました。 心を鎮め、整えるため、です。 通い続けて10年目になるでしょうか。 開高さんは1930年大阪生まれです。 1952年に詩人・牧羊子と結婚しています。 後、寿屋(現サントリー)宣伝部で洋酒のコピーライターとして一時代を画し、『裸の王様』で第38回芥川賞を受賞しています。 この時、惜しくも芥川賞を逃した作家は大江健三郎でした。 また、南ベトナム軍に従軍し、凄烈な体験を基に書かれたルポ『ベ

          起点になる本▶ナガオ

          いよいよ四月、新生活ですって。新しい環境での学びや暮らしが始まる方も多くいらっしゃるのでしょう。わからないこと盛りだくさん、不安と期待と入り交じる頃ですね。 これが読書の話でも、新しいジャンルに手を出そうとすると「どんな作品が良いんだろう」「自分に合う作家が見つかるかな」と戸惑ったりしませんか? どこにでも飛び出せて何でも楽しがれる、ある意味では無敵の時期。しかしそうはいっても何らかのガイドが欲しくなるのが人情。「先達はあらまほしきことなり」と七百年前に兼好法師も言ってい

          起点になる本▶ナガオ