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沢山の本を読んできた作家とあまり本を読まない作家、あなたはどちらの作品を読みたいですか?▶KURI

沢山の本を読んできた作家とあまり本を読まない作家、あなたはどちらの作品を読みたいですか?

個人的には、世界中の名著を読み漁り文学を知り尽くした人の書く小説に興味はあります。ウラジミール・ナボコフなどがその一例なのかな。

どのような生い立ちで誰の作品に影響を受けたのかなど、作家の経歴は作品にとても影響することも読書会で学びました。

沢山の本を読んできた作家の小説は作品に深みが増すことは間違いないと思っています。ですが、私の読みたい本は「面白い本」です。

読書の経験が浅くても、語彙力がありセンス良く文章に落とし込める才能の人や、時代の流れに敏感でオリジナリティを持って豊かに物語を創造できる人はあまたにいます。

そんな訳で、沢山の本を読んできた作家とあまり本を読まない作家、あなたはどちらの作家の作品を読みたいですか?と聞かれたら、私の答えは、今のところ「面白いのであればどちらでも構いません」です。

そして、名著だから売れた本だからといって、自分にとっての面白い本とイコールになるわけではないことも何となく理解しています。たくさん書く人が増えて、たくさんの作家が増えて、たくさん面白い小説が世の中に増えることを渇望します!

実際、最近の傾向として、NOTEをはじめ、小説家になろう(小説投稿サイト)や文学フリマ(文学イベント)などを利用して、コンテンツとして小説等を販売している方も増えているようです。

そんな方には、もう一歩勇気を出して、新人賞などに応募して欲しいと思っています。

”何でもいいよ!小説書けたら送ってみて!” 

Xより 文學界新人賞選考委員・金原ひとみさんのコメント

新人賞を主催する側も、魂を燃やして小説を書け!完成された作品しか受付けない!という考えは、もう古いのかもしれません。

金原さんの言う通り、先ずは小説が書けたら、粗削りな作品でも良いから新人賞にチャレンジするのが良いと思います。今の世の中は、その勇気を受け入れてくれる寛容さがあると思っています。

先日「本好きなKURIさんだから文章が下手くそなわけがない。」と言われました。私もそう思いたいですが、残念ながらそうじゃないです。読むと書くは別のものだ、と断言します。

沢山活字に触れているからボキャブラリーも豊富だと思ったのかな。残念ながら一歩歩くと一つ忘れる記憶力なもので、たくさん読んでも直ぐに忘れてしまいます。

想像力があってもそれを文章で表現する能力に乏しく、私の妄想は活字になることはなく、平和に頭の中で完結しています。

だからこそ、文才のある人はたくさん小説を書いて、新人賞に応募して欲しいと思っています。あなたの作品が日の目を浴びるその日まで…横浜読書会KURIBOOKSでお待ちしております。

一緒に文学界を盛り上げていきましょう!私は読む側からハッスル全開で応援したいと思います。

【投稿者】KURI


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