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海を越える積読▶︎チャーリー
アメリカ英語の俗語に honcho (ハンチョウ) という単語があるそうです。
意味はリーダー、ボス、責任者、、、などで、日本語の「班長」から来ています。第二次大戦中に日本の捕虜となった米兵が「班長」という言葉をアメリカに持ち帰ったのが起源だそうです。
他にも日本語起源の英語には karaoke(カラオケ)、sush(寿司)i などが有名ですね。
そして、なんと、tsundoku (積読)を
もういない君へ/城山三郎▶Yuning
こんにちは、Yuningです。
急に涼しくなって秋らしくなり、なんだかものかなしい気分になっております。例えるならば、森山直太朗の「夏の終わり」でしょうか。
「追憶は人の心の傷口に/深く染み入り/
あれからどれだけの時が/徒に過ぎただろうか」と――。
***
そんな気分で、城山三郎の『そうか、もう君はいないのか』を手に取った。小説家である著者が妻・容子との出会いから別れまで、生涯
いつかあなたに出会ってほしい本・後編▶youco
前回の続きです。
11『桜のような僕の恋人』宇山佳佑・著
読後、号泣。病のせいで容貌は変わっても、それを受け止め、飲み込んで、恋人への愛を貫いた主人公。
本当の美しさって何だろう…の答えを知りたいあなたへ。
12『検察側の罪人』雫井脩介・著
映画化もされています。それぞれの正義。それぞれの信念。人は皆、異なる価値観を持っていて、だからこそ様々な軋轢が起こり、正しいことが何なのかわからなくな
夏の終わりに▶nori
今年はよく台風に当たっています。。。
詰め込んでいた予定は無くなりましたが気兼ねなく本を読める時間ができてちょっとうれしいです。
今回は夏の終わりにピッタリな本を紹介したいと思います。
背筋著「近畿地方のある場所について」
AmazonのSF・ホラー・ファンタジー部門のランキングで現在も2位でした。
この本はライターである作者と小沢くんが集めた近畿地方の「ある場所」についての情報をまとめていま
いつかあなたに出会ってほしい本・前編▶youco
「いつかあなたに出会ってほしい本」田村文・著という本に出会いました。未読ですが。今回は、この本のタイトルのみをお借りして、私が読んだ本の中から「いつかあなたに出会ってほしい本」を抽出して、ご紹介させていただきます。
私事ではありますが、この横浜読書会に参加させていただくようになった2020年から書き始めた読書ノートが、ついに3冊目に突入しました。
そこで今回は、第1冊目から「いつかあなたに出会っ
『違国日記』を読む▶︎チャーリー
皆さん、マンガ読みますか?自分は時々取り憑かれたようにマンガを読みます。今日はそんな中から最近読んだ一作をご紹介。
卒業式を控えた中学3年生の女性:田汲朝(たくみ あさ)は交通事故で唐突に両親を失う。
葬儀の場では一人残された朝をどうするのか、当事者の前で親戚たちがあからさまに困ったように話をしている。そんな中で朝の母のことを心底嫌いだったと言っていた母の妹、少女小説家の高代槙生(こうだい まき
■第145回朝の横浜読書会レポート
皆さま、こんにちは。
朝の読書会(カフェ開催)のファシリテーターをしているyuuu_yです。
そろそろ朝夕に虫の音が聞こえてきましたね。
暑くても季節は過ぎているんだなぁと、しみじみ感じます。
さて今回は第145回の朝読(通称「あさどく」)の様子をレポートします。
■2024年8月18日(日) 10:10-12:00
■参加者10名(男性3名、女性7名)初参加の方3名
1.『天路の旅人』
ショートショートの難しさ▶youco
ここのところ、読むもの・観るものファンタジーが続き、ちょっとミステリーが恋しくなったので、「道具箱はささやく」長岡弘樹・著を読みました。
長岡弘樹さんは、ドラマ化された「教場」のシリーズを書いてらっしゃる方です。私が初めて読んだ長岡さんの作品は、「傍聞き」でした。今回読んだ「道具箱はささやく」が、私にとっては10冊目の長岡作品です。
長岡さんの作品は、短編や連作がほとんどです。どの本を取ってみ
■第144回 朝の横浜読書会レポー▶OKA
朝の横浜読書会KURIBOOKS(カフェ開催)のファシリテーターを担当していますOKAです。
第144回の朝の横浜読書会(通称「あさどく」)の様子をレポートします!
■2024年8月3日(土) 10:10~12:00
■参加者7名 (男性2名、女性5名、初参加2名)
■本のテーマ:フリー
月に2回開催の朝の読書会です。
朝の読書会は、課題本などはなく、参加される方々がそれぞれ持ち寄った本を紹
百年の孤独/消えた初版本▶Yuning
Buenas noches!
今日は畏れ多くもあの有名本について書きたいと思います。
1972年の邦訳刊行から半世紀以上もたって、今年の6月に初の文庫版が発売されることになったガブリエル・ガルシア=マルケスの『百年の孤独』。
単行本の累計部数は52年間で約30万部でしたが、文庫版は「発売前重版」がかかる状態で(もはや言葉として意味がわかりませんね)、すでに7刷29万部以上の売れ行きとなってい
第17回ノンフィクション読書会▶まだ会社員
横浜読書会KURIBOOKS - 知的好奇心を解き放とう~参加者募集中~
こんにちは。まだ会社員です。
7月のノンフィクション読書会KURIBOOKSが開催されました。
参加者7名(男性3名、女性4名)でした。参加ありがとうございました。
紹介本は以下の通りです。
準備せよ スポーツ中継のフィロソフィー 文藝春秋 田中 晃 (著)
著者はテレビマンでスポーツ番組を長く制作してきた方で、番組制作
初めての歴史テーマの投稿
こんばんは
横浜読書会KURIBOOKSの参加者、noriです。
漫画から歴史を学ぶ機会が最近また増えてきたと感じています。
昔は「三国志」横山光輝、「あさきゆめみし」大和和紀などがメジャーでしたが今まで取り上げられることが少なかった時代や人物に焦点を当てつつ、非常に楽しいストーリーを構成している漫画家の方には頭が上がりません。
今回は鎌倉時代末期から南北朝時代、北条家最後の当主北条時行にス
神護寺展から地獄絵図▶youco
東京国立博物館に行ってきました。
お目当ては、現在開催中の特別展「神護寺」です。
神護寺は、空海が活動の拠点とした寺院で、真言密教の始まりの地となりました。
今回の特別展は、神護寺創建1200年と空海生誕1250年を記念して開催され、寺外初公開のご本尊・薬師如来立像をはじめ、神護寺の貴重な宝物が公開されています。
神護寺の歴史は、空海が活動していた平安時代と、いったん荒廃したのち、平安後期~鎌
○○賞作品を読みますか?▶︎チャーリー
芥川賞とか直木賞、毎回話題になり、受賞者のインタビューがテレビのニュースで流れたりしますが、みなさん気にされてますか?
候補作や受賞作を読まれたりしてます?
直木賞、正確には「直木三十五賞」。現在の直木賞は中堅作家の「大衆小説」を対象としているそうです。
ただこの「大衆小説」、「大衆文学」というジャンルが微妙で、大衆に受け入れられている作品という意味であり、言い換えると新規のジャンルのものはまだ