見出し画像

神護寺展から地獄絵図▶youco

東京国立博物館に行ってきました。
お目当ては、今現在開催中の特別展「神護寺」です。
神護寺は、空海が活動の拠点とした寺院で、真言密教の始まりの地となりました。

今回の特別展は、神護寺創建1200年と空海生誕1250年を記念して開催され、寺外初公開のご本尊・薬師如来立像をはじめ、神護寺の貴重な宝物が公開されています。

神護寺の歴史は、空海が活動していた平安時代と、いったん荒廃したのち、平安後期~鎌倉時代に再興した二期に分けられます。

空海時代の宝物として、空海が筆を入れたと伝えられる【両界曼荼羅】(国宝)や、灌頂という密教の儀礼が初めて行われた際の名簿【灌頂暦名】(国宝)が公開されています。

【灌頂暦名】は、三筆(三大能書家)の一人として名高い空海が書いたものです。
もちろん拝見しました。驚きました。ピカソのデッサンを観た時と同じ衝撃を受けました。

といってもそこは凡人である私の感想なので…【灌頂暦名】の説明文の中に「名筆の書に学びつつも自由闊達」と記載してあったことだけお伝えしておきます。

その他にも、【五大虚空蔵菩薩坐像】など貴重な仏像(ここで拝覧できる仏像は全部で23体!)や空海や最澄の書や巻物など、見ごたえのある宝物が展示されております。ご興味がおありの方は是非。9/8まで開催されております。

私は、今回の特別展限定グッズの中から、曼荼羅チャートノートブックを購入しました。マンダラチャートノートは、大谷翔平選手も高校時代に活用したそうですよ。
私が購入したノートは、表紙に神護寺の曼荼羅がどーんと印刷された渋いノートです。これを活用できれば、私も夢を掴むことができるかもしれません。

ところで今回、久しぶりの東京国立博物館来館でしたので、本館の展示にもいくつか初見のものがありました。私がピンポイントで観に行ったのは、国宝室に展示してあった【六道絵(畜生道)】です。いわゆる地獄を描いた絵です。

六道には以前から興味があり、今回畜生道の絵を見たことで、ついこんな本を買ってしまいました。


以前の投稿でも書きましたが、なぜか東京国立博物館というのは、私が欲しくなるような本を置いているんですよ。

この本の著者・加須屋誠先生は、日本美術史がご専門の先生で、今回私が購入した「地獄絵 ARTBOX」は、「病草紙」の解説本や「地獄めぐり」という地獄のガイド本などの著作があります。ちょっとずつ買いそろえられたらいいな、と思っています。

真言密教の宝を観て、地獄の本を買って帰る…。

こんな休日の過ごし方も素敵なのでは?

皆さまの参加を心よりお待ちしております。
横浜読書会KURIBOOKSー好奇心を解き放とう
~参加者募集中~

【投稿者】youco

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?