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■第128回 横浜読書会KURIBOOKSレポート

■2024年6月15日(土)16:00-18:00 晴れ
■参加者12名(初参加者1名)でした。

今月のテーマは「主人公が人間じゃない本」です。

様々なジャンルの本が集まり読書会を彩りました。紙の本だけでなくオーディブルからの紹介もありました。

ご紹介いただいた本「主人公が人間じゃないもの」をざっくり挙げると、

最上川→『最上川と舟運』
ウマ娘→『ウマ娘 プリティダービー 新時代の扉』
物理理論→『新物理の散歩道』
絵画→『画家とモデル』
鳥→『ちゃんトーク』、『鳥人体系』
タヌキ→『有頂天家族』
幽霊→『光が死んだ夏』
鉄腕アトム→『PLUTO』
試験問題→『予備校のいちばん長い日』
妖怪→『けんかはよせ はらが減るぞ』
虫→『変身』
アパートの一室→『三の隣は五号室』など、です。

皆さんはあっと驚く発想で本を選んでいました。確かに主人公は人間じゃないです。

そして、なぜかおまけで紹介した本『世界のシェー!!』に人気が集まりました。

『世界のシェー!!(よりみちパン!セ)』


「シェー」とはアニメおそ松くんのイヤミというキャラクターのギャグです。右手をあげて、左手を胸にもっていき、右足を曲げて体を伸ばし、「シェー」と叫ぶ。そのギャグを世界中の人にしてもらうというコンセプトの写真集です。

読書会の雰囲気が和んだことはもちろんですが、「シェー」から沸き上がる気持ち(?)は世界共通なのだということがわかりました。写真集の中の人たちはみなさん笑顔で写っていました。そしてイヤミの生みの親である赤塚不二夫の偉大さを再認識しました。

 余談ですが、私は時間に余裕があればポール・ギャリコ(著)『雪のひとひら』も紹介するつもりでした。

『雪のひとひら』

『雪のひとひら』は主人公の雪のひとひらがひらりひらりと地上へ旅をするところから物語は始まります。さまざまな経験して、結婚して、子供を産んで、子供が独立し、夫に先立たれ、自分もひっそり死んでいくお話です。美しい文章で儚さが漂います。女性の一生のメタファーなのでしょうか。

機会があればぜひ読んでみてください。

以上、読書会ではたくさんの本をお持ちいただきました。

日が落ちる時間帯の静かなカフェで、素敵な時間が過ごせました。
大変楽しかったです。ご参加いただきました皆様ありがとうございました。
また読書会でお会いしましょう。

知的好奇心を解き放つ出会いの場として ぜひ横浜読書会KURIBOOKSへ遊びに来てください。

 【投稿者】KURI

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