ひらり

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日常で想ったことや考えたこと、小説、音楽や映画など趣味についてなど、色々書きます 映画/小説/音楽(邦ロックなど)/野球/ライブ・フェス/アニメ…

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    ショートショートや詩を書いてみてます。まだまだ勉強中!

  • 雨下の迷い者たち

    初連載小説です!!

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    大好きな読書体験を記録します。2024年4月から

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【初投稿】ヨルシカ聖地巡りまとめ

こんにちは☀ 「ひらり」と申します! 書くことが好きすぎて、NOTEを始めてみました。 現在大学生で、ド田舎の実家から通っています。 さて、私の話はこのくらいにして、 初めての投稿は、「ヨルシカ聖地巡りまとめ」です!! ヨルシカとは、作詞作曲家のn-bunaさんと、ボーカルのsuisさんプラスサポートメンバーで結成されている、まだ若い日本のアーティストです! 最近は、「晴る」とか有名ですよね。 私高校のころから大好きで、全曲カラオケで歌えるんです(自慢) 大好きすぎるの

    • 雨色哀唄。

      過去のアルバムを漁る。あの頃の僕らは まるで夏の終わりの風のようで 本当に、怖いものなんてきっとなかった 汗が心地よくて、涙が苦しくて 渇いた喉はすぐソーダが潤してゆく それは、分からないほうがよかった ずっと、気付かないほうがよかった 終わってしまったあの頃の 眩しいスカートに揺れた、子守唄 怖くなかったから、辛くても楽しかったから また、僕はここで。 帰ろう! 切り取った1センチで全部分かった気がしたみたいだ。 見つかるのは、いつもそんな暗い部分で また誰かが責め立て

      • #9 雨下の迷い者たち

        「なんか、イズくん変だったね」 理科室から出て廊下を歩きだす。テンは少し後ろを振り返ってから、あーあ、と疲れたように声を出した。 「いつもはさ、優しくて、おとなしい子だよ、見た目通り。いつもみない焦り方だったなあ。ていうかなに! 雨降らせたいなんて人、あたしたち以外にいる⁉ そうならあたしに頼んでくれたら一瞬なのにい」 ぶつくさと文句を言うテン。まあまあ、と今度は僕がなだめる。 「あ、ユウくん!」 その時、昨日の、それこそほんとに晴れのような、お日様のような声がした。この声は

        • ずとまよライブに行ってきた in Kアリーナ横浜

          バスと電車を乗り継いではるばる横浜へ。 「中華喫茶 愛のペガサス」という印象的すぎる題名の、ずとまよライブに参戦するためにやってきたーーー! そもそも横浜駅についてのが昼過ぎで、そこからラーメン屋で腹ごしらえなんかしてたもんだから、会場に着いたのは16時ごろで、その人の多さに圧倒された。 何処を見渡しても、ずとまよのグッズを身に付けている人ばかり。 おしゃれに着こなす人たちを見て、グッズが欲しくなった私は、とりあえずガチャガチャ販売の列に並んだ。 ずとまよのグッズっておし

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        記事

          #8 雨下の迷い者たち

           理科室の中は、異空間だった。  ものづくり部は、見たところ五、六人しかいない(不良のような恰好の人はいないようだ)。そして、その人数以上に、たくさんの機械が置かれていた。  ロボットがお茶を運んでいたり(メイド服を着ている)、ペットロボットがウールにちょっかいをかけていたり。飛行機のはねみたいなのを作っている人もいれば、ドラマでしか見たことないようなマスクをつけて、火花を散らしている人もいる。ビーカーの中のカラフルな液体も、けむりをぷかぷかふかせている。 「こ、これ……」

          #8 雨下の迷い者たち

          #7 雨下の迷い者たち

          「てか、ここ立ち入り禁止だろ?」 屋上のドアから校舎内に入って、自分たちが校則を破っていたことを思い出した。赤い文字にびくっとする。いつのまにか猫の姿に戻っていたウールが、またその看板を軽々しく飛び越えていく。 「あたしはおテンさまだよ! 許可とってあるからいーの! なるべく空に近い方が、雨ふらしの力は存分に発揮できるから!」 ふふん、とまた自慢げに話すテン。二人で立ち入り禁止の看板をまたぎながら、ふと僕は、外の雨音を聞く。雨ふらしって言ってたな、と窓の外を見た。廊下もじとじ

          #7 雨下の迷い者たち

          ずとまよライブ行ってきたーー!また感想書くと思うけど、楽しすぎたセトリも全然変わってて嬉しかった明日から日常頑張れそう!

          ずとまよライブ行ってきたーー!また感想書くと思うけど、楽しすぎたセトリも全然変わってて嬉しかった明日から日常頑張れそう!

          或る少年の唄

          例えば明日世界が終わるなら 最後の樹の下で 泥だらけの君の手を取って ふたり 心臓の音を聞こう 守るべきもののために 失っていくものがある 時間をかけて創ったものの中に 無駄がある 隠された命のはじまりに 人々は目を瞑り 誰かの吐いた憂いを 何処かの少年が拾う 大きい塊を 深く押し込めて 同じ空気を吸って 何の為かなんてくだらない そんな問いかけをする 変わるな 思いよ 無くすな 力を 誰かに嗤われる度に 消えそうになっても 掴めよ 夢を 守れよ 希望を そんな唄歌って

          或る少年の唄

          #6 雨下の迷い者たち

          「なあに? おテンさまにいってごらん?」 僕は、今までにあったこと、助けた女の子の話をした。合唱コンクールの伴奏者がいなくて困っていたこと。ピアノなんて弾けないくせに、引き受けてしまったこと。  話しながら、テンとか、周りにいたかえるやカタツムリの様子が変わっていくことに気が付いた。なんか僕、変なこと言った? 悪いことを言ってしまったような、そんな空気になった。え、でも別に、おかしなこと言ってないのに。かえるたちはいつの間にか僕の周りから逃げて、テンの後ろに隠れていた。震えて

          #6 雨下の迷い者たち

          #6 雨下の迷い者たち

           水色のふわりとしたレインコートをかぶり、黄色い長靴を履き、手には杖と、もう片方の手には青色のじょうろを持っている。ありえないことが起きているってことだけはわかった。まるで、ヒーローの変身シーンのようだ。  シユは杖で地面に円を描き、その真ん中に立つ。それから足元にじょうろで水をたらし、こう叫んだ。 「レフヨメア! レフヨメア!」 その瞬間に、目の前が薄暗くなった。どこからともなく、雨の降る前のにおいがする。そしてシユが両手を広げると、ぽたぽたと雨が降ってきた。 「すご!」

          #6 雨下の迷い者たち

          #5 雨下の迷い者たち

          「あ! ウール! 連れてきてくれたんだ!」 扉を開けたとたん、そんな舌足らずでかわいらしい声が聞こえた。小柄な女の子が屋上に立っている。ほかの子と比べて茶色な髪を肩くらいまでのばし、鼻の上にそばかすがちっているのが見えた。僕だって、背はそんな高い方じゃないけど、それでもこの子はすごく小さい背丈をしている。名札の色が赤色なのが見えて、学年は一つ下の一年生だとわかった。 「こんにちは、あたしは、天ノ宮シユっていうの」 あ、この子が天ノ宮さん? そう、隣にいるウールにたずねようと

          #5 雨下の迷い者たち

          羊文学フクダさん休養だって、、、 フクダさんの存在が羊文学の雰囲気をより羊文学にしてたのに、あと声かっこいい とりあえずゆっくり休んで欲しい、帰ってくることを願ってます

          羊文学フクダさん休養だって、、、 フクダさんの存在が羊文学の雰囲気をより羊文学にしてたのに、あと声かっこいい とりあえずゆっくり休んで欲しい、帰ってくることを願ってます

          オッペンハイマー見てきた、 衝撃作すぎた、、 賛否あるみたいやけど、アメリカ側の世界を描いていることに関して、私はあんまり違和感は無かった 心が痛くはなったけど とにかく考えさせられる映画やなって あとノーラン見る度に理系やったらなって思う

          オッペンハイマー見てきた、 衝撃作すぎた、、 賛否あるみたいやけど、アメリカ側の世界を描いていることに関して、私はあんまり違和感は無かった 心が痛くはなったけど とにかく考えさせられる映画やなって あとノーラン見る度に理系やったらなって思う

          夏の溺れ方

          ねえ、六月の雨に打たれながら 君が言ったこと ねえ、僕は今も覚えているんだ 今年も夏が来た ねえ、知らないほうがいんでしょ 溶けた絵の具が空の色じゃないって 言わなくてもいいのに きっと思い出せないことが 心深く根を張っていて それにすら気付かないから いらない枝をのばすふり だから、今はすべて投げ捨てて 群青の空へ飛び立とう 傷ついた僕の翼は 赤く紅く染まる そして、夜にぶつかったとき 僕は今日も君の歌を歌う 夏に 咲いた ひまわりがキレイだ ねえ、わかんないくらいが

          夏の溺れ方

          #4 雨下の迷い者たち

           とりあえず、特定の日に、故意に雨を降らせることができるか、それを調べるため、次の日の放課後、僕は図書室にいた。天気は昨日とうって変わって、晴れ。しかも、快晴。あたたかな日差しの当たる席で、僕は本のページをめくる。  人工的に雨を降らせること、できなくはないらしい。例えば、雲の中にドライアイスとかヨウ化銀をまいて温度を下げ、雨のもとになる結晶作るとか。北京オリンピックのときには、そのヨウ化銀をまくことで先に雨を降らせて、当日を晴天にした、なんていう話もあるらしい。なんだできる

          #4 雨下の迷い者たち

          青春が終わる。

          冷え切った手で 追い越していく背中掴もうと 投げ切ったはずの憂いが 小さな渦を巻いていた 始まりの合図は一緒 いつの間にこんな遠くに 何も間違ったはずはない ただ生きていただけ 辛いことだらけって ヒーローはそんな言葉さえ やっつけてくれるのかな 日の当たらない部屋の隅で 今日も変わらずギターを弾く 濡れた髪を乾かさないまま 今日が終わる 夢に歌っていた日々は 暗い夜の底に沈んでいった エピローグのない物語は 始まりさえしなかった 嗤っていた奴らの顔がちらつく あざだらけ

          青春が終わる。