袖振り合うも他生の縁
【袖振り合うも他生の縁】
道を行くとき、お互いに見知らぬ人同士が袖を触れ合ったり、
擦り合ったりする程度のことにも、
前世からの深い因縁があるということ。
行きずりの人との出会いや言葉を交わすことも
単なる偶然ではなく、縁があって起こるものである。
「他生」とは現世を基点に前世、来世をさす。
「多生」と書く場合は、六道の間で何度も生まれ変わることを意味する。
【躓く石も縁の端】
偶然つまずいた路上の石にさえ、その人とは何かの因縁がある。
すべての物事に前世の因縁があることを強調した例え。
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