【🎏】ときめいた画伯ちゃん / MainLine10のカツ丼の後に見た風景【メロディックハードコア⚡️🎸😎】

2018年4月。
画伯ちゃんは"東心斎橋"を彷徨っていた。

当時、病気/障害の症状は今よりも芳しくなかった。
他人の視線、電車、狭い場所に感じる恐怖。

呼吸がうまくできず、汗をかいてしまう。

どんな外出先にもヘルパーさんに付き添ってもらっていた。
もしくは障害者施設の友達と一緒じゃないと不可能だった。

施設への通所や、友達との待ち合わせ場所まで、自転車に乗っていくだけが精一杯な日々。

それでも"これは1人で頑張っておきたいな"と思うことが舞い込んでくる。
それを"やる"か"やらないか"は自分次第。

正解も不正解もない。
ただ選択肢が増えそうな方を、なるべく選んでいきたかった。

そう思え始めていたんだ。

2018年4月。
画伯ちゃんは東心斎橋にいた。

"選んだのは、こんな行動"

過去のライブ記事↓↓↓

おんがくまとめマガジン↓↓↓

がはくの音楽｜がはく｜note

ベースオントップ東心斎橋店

4月28日。
バンドが練習で使うリハーサルスタジオとして有名な『ベースオントップ』の東心斎橋店の近くにやってきた。

音楽スタジオ ベースオントップ - 大阪・兵庫

1人でここまで来ることができた。
やればできるんだと、少しだけ自信が顔を覗かせる。

許可されていない量の抗不安薬をのんで、汗を止めるプロバンサインも倍量ほど飲んではいたけれど。

繁華街や電車から受ける恐怖は計り知れない。
動けなくなることを逆算して行動していたので、1時間ほど早く到着していた。

目的は『Main Line 10』というバンドの来日ライブを観るため。

ある日、Twitter/Instagramで知り合った方がオススメしていたのをチェックして衝撃を受けた。

・来日がスタジオライブだという衝撃
・音源のクォリティの高さへの衝撃
・高速メロディックハードコアなパンクはこうだよねという10代の頃を思い出させてくれる衝撃

それらが詰まっていた。ふんだんに。

そして、
知り合った方がライブへ見に行くというのも大きかった。

画伯ちゃんと似ていて、1人でライブを見に行くことが少し苦手そうな面持ちの方だったので、自身も挑戦しようと思えた。

最寄り駅から心斎橋駅まで、
そして駅から東心斎橋まで1人で歩いてこれた。

"自分って、まだこんなふうに感じることができるんだ"

達成感も恐怖感もごちゃ混ぜになっているとはいえ、感情を感じることができたことへの喜び。
薬で現実はとろけていたけれど。

オープンまで時間はあるし、知らないお店に入るマインドは無いし。
時間潰しも兼ねて、コンビニでお酒を買った。

ゆっくり座って飲むところが見つからなくて、知らないお寺の前でハイボールを流し込んでいく。直立不動。

1本。2本。3本。
何もかもがとろけていった。

空が少し夕暮れていく。

立ちっぱなしですでに筋肉痛。
引きこもりには厳しい体力面。

おしっこをしたくなったが、トイレのある場所を見つけられずに、ベースオントップの前まで向かった。もう少しでオープン。

ベースオントップはビルの5階。
1階に従業員専用みたいなトイレを見つけ、なんとかおしっこちびりで泣く羽目になるのは避けることができた。

やればできる男。少し残尿。

Main line 10のライブ

オープンしたとはいえ、目的のバンドのライブまでは時間があったので、他の対バンを1番前で見たりしながら過ごしていた。
スタジオのロビー？は人が多くて、1人で過ごすのは厳しかったため、ずっと会場の中。狭いスタジオの中。

スタジオライブだから会場に入れる人が少なかったのもあるし、そもそもお客さんがそこまで来ていなかったので、まだ楽に過ごせた。

画伯ちゃん含めて10人くらいだったはず。そこに対バンや企画者が混ざって20人くらいが観ていた。

スタジオだから、ロビーにはバンドマンばかり。
みんなが楽しそうに話している開放的な場所より、薄くBGMが流れた会場でバンドがセッティングしているのを見ている方が気楽だった。

そして次は『メインライン10』の出番。
楽しそうにセッティングする姿を見ていた。

(ライブ直前の彼らの写真から想像してみてね↓↓↓)

過去に画伯ちゃんが外国人と対バンしたときや、イベントで共演したときにも思ったけど、会話や笑顔が日本人より多い気がする。

陽キャな感じというか。
見た目は陰キャな人らも多いけど。

元々のベースの感覚が日本人より社交的に見えたなぁ。
来日するくらい行動力のあるバンド共通の感じなのかな？

メインライン10はその中でもずば抜けて明るかった。

画伯ちゃんが抱える恐怖や不安なんて、そのセッティング姿を見てすでに消えていた。

大事なことを思い出しかけていた。

音楽に対する気持ちだって。
生きていく気持ちだって。

"あぁ、なんかヤバい"

いい意味でそう感じていた。

そしてライブが始まる。

ドラム、ベース、ギター、声。
どの音も完璧。

１音目で掴まれる心。
人生で全てを忘れるくらい興奮できたバンドって案外少ない。

有名なバンドだとHi-STANDARD、ハイロウズ。
対バンしたバンドだと、ミドリ、NOW OR NEVER、URBANフェチ、エニクスパルプンテ(後のユナイテッドモンモンサン)などなど。(各バンド名のところにURLリンク貼っています)

どれも10~20代前半頃に感じたキラメキ。
舞台の上から吹き付ける、甘いトキメキ。

それを出せる表現者を画伯ちゃんは本物だと思うし、救われるとも思うし、信じることができる。

１音目から最後の音まで、無我夢中だった。
周りの誰のことも知らないのに、笑顔でモッシュして走り回った。飛んだ。汗を混ぜあった。

会場の誰とも会話してないし、存在もよく知らないのに。
一緒に泥団子を作って遊んだような気持ち。それからキスをしたような。抱きしめ合いながら泣きあったセラピーの後のような。

おんがくってなんなん？
ひょうげんってなんなん？

画伯ちゃんはどうなりたいん？
君は何者なん？君はそんなんなん？

自分というものを最大値に持って、相手への敬意も最大限に払う。

そう。
それだけで。

きょうふってなんなん？
ふあんってなんなん？

もう思考なんて
とろけてしまって。

そして...

"バンドしたい"

そんな気持ちに溢れていた。

"俺はバンドをしたいという気持ちと、そんな人間になりたいという気持ちと、誰かを最大に笑わせたい"という

そんな気持ちに溢れていた。

《そのとき肩を叩かれた》

振り返る画伯ちゃん。

「あの..インスタの...画伯さん..ですか...？」

Twitter/Instagramで知り合った方がそこにいた。
Mainline10が始まって少ししてから到着したらしい。

小柄で美人な女性だったことに衝撃を受けつつ、ハイテンションの残り香でなんとか会話をする画伯ちゃん。

相手の少し後ろには、ご家族の方も付き添いでいてらっしゃった。
その方も美人だったので、ここにきてその日1番の緊張。

自分の最大値を何ひとつ出せず。
ハイテンションから、凄まじい陰キャおじさんに戻っていった。

熱気や残り香は、スタジオの空調に吸い込まれ、剥き出しの画伯ちゃんがブルブルと震えていた。

物販を購入しにいった相手に、(帰る挨拶したほうがいいんかな。ちゃんとしておかないとな)と思いながら買い終わるのを待っていた。

その待つ姿を、後ろでご家族の方が見てらっしゃる構図。

見てる人が見られてる、挟まれた画伯ちゃん...

そのすぐ近くでは、ハイ・コミュニケーションをしているメインライン10のメンバー。

各メンバーが、お客さんや企画者と楽しそうに話していた。

緊張の画伯ちゃんは、その世界の狭間を垣間見ながらうろちょろ。

おいおい〜！ダサすぎんか〜！

メインライン10と話したり、企画者に「他にもイベントしてるんですか？」って聞いたり、お客さんと「さっきのモッシュ最高に楽しかったですね」とか、知り合った相手と一緒に物販を見るなり、ご家族に挨拶するくらいの気持ちは無いのか〜！

じぶんってなんなん？
こうりゅうってなんなん？
きんちょうってなんなん？

"お家に帰ろう"

知り合った相手の肩を叩き「お先に失礼しますね〜😊」と挨拶をして、ご家族の方には会釈っぽい会釈をしてスタジオを出ていく。

5階から1階へ。
また従業員専用のトイレへ。

残尿。

スタジオでは緊張してトイレにも行けなかった。情けない。
そのままコンビニでハイボールを買い、出てすぐに飲みながら休憩。

完全に夜になっていた。

ゆっくりと歩き、東心斎橋から地下鉄心斎橋駅前へ。
中国人観光客に、幾度となくぶつかられながらも到着。

心斎橋駅前の花壇コンクリートに座り、またしてもハイボールをグビっと飲む。

汚い街と星空を見ていた。

"知り合いでも通らないかな。誰かと話したいな"

"いろんな人がいるな。汚い存在と思われていないかな"

"寂しいな。自分を最大に持てる場所、見せる場所、受け入れてくれる相手がほしいな"

"やっぱりバンドがしたいな"

さらに抗不安薬を足して、自宅へと帰っていった。
なんて寂しそうな後ろ姿。

Mainline10の動画

ライブ見に行くキッカケになった『好きな曲』↓↓↓

画伯ちゃんが見に行ったツアー時に撮影されたMV↓↓↓

かつ丼

時は流れ、2020年4月27日。
コロナ禍で世界は混乱に陥っていた。

バンドマンもいろんな想いを各自抱いていたんだろうな。

Main line 10がYouTubeを更新した。
クソかっこいいリハーサル模様の動画をupした。

こちら↓↓↓

この動画の途中で不思議な字幕が映った。

かつ丼レコーズ！？

どういうこと！笑
可愛すぎない？

カッコ良さの後に見たから、急なカツ丼字幕で大爆笑した。笑

元気でたよ。ありがとう。
2018年も今も。

奮い立たせてくれてありがとう。

皆さんもYouTubeを見たり、彼らの音源を聞いてみてね！
最高に素敵なバンドだから。

ハイパーポジティブになれる。
間違いなく。

あとがき

いろんな不安があるし、あったし、世界も混沌としていた。

そんな中でも日常の何気ない瞬間や、過去の記憶からの振り返り、未来へのマインドの持っていきかたで、"自分"というものを最大値に持たせていきたいよね。

どんな始まりかた、どんな終わりかたでもいいから。
"自分が何者か"だけは、この手に持ち続けていたい。

それから君が"何者か"っていうのも、見つめ続けていきたいな。

メインライン10の記憶、かつ丼レコーズの笑い。
そして...

通りかかったお家の"大漁旗や鯉のぼり🎏"が舞っているのを翌日に見て、力強く生きようと思ったんだ。

記憶を作っていかなくちゃ。記憶を残さなくちゃ。記憶を思い出さなくちゃ。

"生きていかなくちゃって"

だから今ここにいる。
noteを書いている。

君と出会えて嬉しいよ。
いつもありがとう。

ほんと、ありがとうな！

この直前の4月24日に
精神科で正式に『統合失調感情障害』の診断がついた

MainLine10視聴して購入してみてね！
今度来日した時は、画伯ちゃんと一緒に見にいこうや🤗

Sharks [Explicit]

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

▶︎Twitterはこちら↓(フォローお願いします！)

▶︎YouTubeはこちら↓(チャンネル登録よろしくお願いします！！！)

▶︎Instagramはこちら↓

▶︎⚡️PUNKバンドしませんか？メンバー募集中です！⚡️ 

⭐️参考音源です↓(過去のバンド〜最近まで)⭐️

▶︎ギター・鍵盤さん募集しています！

・女性コーラスが欲しいので女性大歓迎です！
・大阪で活動しています。連絡ください！
・梅田、十三、心斎橋あたりで練習できる方だと嬉しいです。 

Hi-STANDARD / NOFX / BEATLES / PIXIESなどが好きです！！！ 

▶︎連絡先はこちら

何か用件がありましたら「クリエイターへの問い合わせ」もしくは「get_up_punks@yahoo.co.jp」へご連絡お願いします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

#note #がはくのリハビリぶろぐ #毎日 #毎日投稿 #毎日更新 #毎日note #毎日更新倶楽部 #note毎日更新 #クリエイター #日記 #ブログ #日常 #エッセイ #人生 #統合失調感情障害 #精神疾患 #統合失調症 #双極性障害 #写真 #画像 #表現 #art #アート #芸術 #マインド #オリジナル #体験談 #過去 #思い出 #暮らし #好き #スキ #スキしてみて #note初心者 #コメント #フォロー