- 運営しているクリエイター
2021年6月の記事一覧
2-07-7【毒に蓋して毒の扱いを学ばぬ社会は毒が出る】
2-07-6のつづき
→本著の概要と目次
■心配という名の脅迫■
良かれと思って道徳を説き、他者を支配する仕組みを作る・・・これは広義に『主体律』の問題とも言え、道徳を印象や観念に置き換えても同様になる。下手に主体を出すと、正しいことが間違っていく。過剰な薬は毒に化ける。
例えば他者への心配は、時に脅迫や支配、暴力になることもある。「登山したい」と言った子に、漠然と「山は危険だ」と印象的で観念的
2-07-6【善と偽善の間〜善意は時たま相手の価値観を否定する+SDGs批判】
いろんな善の価値観を並べて、批判的に比較してみると、「偽善ってこうやって発生するんじゃない?」ってのが観えてくる。ここまで人間関係を論じてきたけど、やっぱ善意が変な方向へズレていく問題も論じないといけないと思うの・・・
2-07-5のつづき
→本著の概要と目次
■善意は時たま相手の価値観を否定する■
では世界と私の繋がりを作業する『利他主義』はどうあるべきか?そこにも上手い?下手?がある。つま
2-07-5【「ゼロを目指してバカになる者」と「バカになってゼロから始める者」】+ちょいエヴァ考察
2-07-4のつづき
→本著の概要と目次
■無為を目指すな!無為から始めよ!■
私とあなたの関係とは、中身をカラッポにした「私というサークル(殻)」と「あなたというサークル(殻)」を線でにじり寄らせるよう繋げていくから『人間関係』が成立すると説明した。『縁』の繋ぎ方は文化場で訓練されると論じた。「己と的をひとつにする」と申す『弓道』『合気道』『禅ZEN』の思想もこういうことだ。『阿吽の呼吸』もコ
2-07-4【ひとりの人間の苦悩の終わりが、続く者へ託すことに繋がる奉納文化】
前回は信頼関係の構築プロセスを、『縁起×PDCAサイクル』にして論じた。
①Pドリブン『L→中空←R』『信じ』
②Dドリブン『L←中空→R』 『分かち』
③Cドリブン『L↓中空↓R』『受け入れ』
④Aドリブン『L 中空 R』『示し合う』
を繰り返し、『共感』を掴んで、その繋がる線に『頼る』ことで『L↑中空↑R』の上昇気流へ一気に乗り『信頼関係』になる。それは自己の変化と同じでもある・・・と論じた。
2-07-3【信頼関係の構築プロセス=縁起×PDCAサイクル】
さて『縁起×PDCAサイクル』の構造を統合したところで、次はそいつを使ってみる。「異質な人間同士の信頼関係の構築プロセス」がそっくりそのまま論じられる。
2-07-2のつづき
→本著の概要と目次
■信頼関係の構築プロセス=縁起×PDCAサイクル■
この縁起プロセス『縁起×PDCAサイクル』は、「信頼関係の構築プロセス」とまったく同じ意味を成す。縁起の発生は、人間関係そのものを構築していく。
そ
2-07-2【仏教の根幹『縁起』とは何か?を『PDCAサイクル』で説明し統合する】
2-07章①のつづき
→本著の概要と目次
■縁起とは何か?■
異なる者同士、異なる概念同士が、共に何かを創造していくとはどういうことか?この章は前章【①主体律の秩序】で論じた理論を創造的に破壊する。「異質な概念同士を結び、背景の文脈を編集する為に、我々はどう具体的にしていけばいいか?」を論ずる為だ。
ひとりの人間の『主体律:長期記憶』の中でぐるぐるまわる円環が、2人以上になって『客体律:行為』
2-07-1【言語思考を非言語思考へ解体すれば二元論の対立を突破できる】
本著は「人類文明の変革」と「変革を迎え撃つ姿勢」をテーマにする。
世界史と思想史を論じて課題抽出しつつ「姿勢の哲学」を構築して、「未来のビジョン」に落とし込もうと試みる。
『四律』というフレームを使って世界史を切り刻む。
『因果律⇄社会律⇄客体律⇄主体律』(例:環境⇄法律⇄行為⇄心理)
私は、過去の文脈をごっそり四律に当て嵌め、「この秩序バランスが崩れて歴史は動いてきた」と論じ、「じゃぁ整合させれ
【情報革命と姿勢の哲学】本著の概要と目次(企画書)
《ごあいさつ》
「人類文明の変革」と「変革を迎え撃つ姿勢の哲学」を論じた本を書きあげた。
文明史や思想史を論じ、未来のビジョンを構築する。
10年かけて書きあげた。
発表するのはココが初めて。
実験的に本文の一部をUPしていこうと思う。
といっても70万文字の長文なので時間はかかる。
今まで全文削除と書き直しを10回はやっている。
だからココも途中で閉鎖する可能性もある。
途中で飽きる可能性もある