折原さゆみ

小説を投稿しています。 小説家になろう、カクヨム、エブリスタ、アルファポリス、魔法のi…

折原さゆみ

小説を投稿しています。 小説家になろう、カクヨム、エブリスタ、アルファポリス、魔法のiらんど で活動中。 note でもいろいろ投稿していけたらなと思います。

記事一覧

固定された記事

結婚したくない腐女子が結婚しました 第一話

本編 「紗々(さしゃ)、いつになったら結婚するんだ。そろそろお見合いでも何でもいいから結婚相手を探した方がいいぞ。」 「まあ、紗々がいいなら別にいいけど、結婚し…

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結婚したくない腐女子が結婚しました 第12話

3デートに出かけました~イケメン歩けばなんとやら①~ たまたま、今は10月で東京の夢の国もハロウィンのイベントがやっていた。そんな時期に行ったら絶対にすごい人ごみ…

折原さゆみ
2か月前
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転校生をバカにすることなかれ 第1話

「えにし、すまないがまた引っ越しだ。」  もうこれで何度目の転校だろうか。だがそれにももう慣れた。父の仕事の都合で転校してばかりの私だが、転校するのはやはり寂し…

折原さゆみ
10か月前
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新百寿人(しんびゃくじゅびと)第2話

「ここは……」 「オメデトウゴザイマス。あなたは無事に【新百寿人(しんびゃくじゅびと)】として生まれ変わりました」  とはいっても、あなたに今までの記憶はないと…

折原さゆみ
10か月前

「旦那がメガネになりました」企画書

メガネによって殺されたのに、メガネになって戻ってきたメガネによる物語。 第一話  私の旦那が死んだ。死因はメガネによる窒息死。だが、旦那はまだ生きている。私を一…

折原さゆみ
10か月前
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新百寿人(しんびゃくじゅびと)第1話

第1話【新白寿人」「100歳の高齢女性、突然若返る」  このニュースが報じられたのは今から10年ほど前のことだ。日本では平均寿命が100歳近くまで伸び、超高齢社…

折原さゆみ
11か月前
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結婚したくない腐女子が結婚しました 第11話

2私の趣味~週末の過ごし方③~   それは、私がいつものように土日完全引きこもりを実施していた時のことだった。 「紗々さんは、いつも週末は家にいますけど、誰かと…

折原さゆみ
11か月前
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最高の出会いが待っています!~結婚相談所にぜひ、ご入会下さい~

1プロモーション漫画 「私が、プロモーション漫画の原案を考える?」 「そうそう、うちもだいぶ大きくなってきたでしょう?大手には敵わないけど、地元では名の知れた結…

折原さゆみ
11か月前
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結婚したくない腐女子が結婚しました 第10話

2私の趣味~週末の過ごし方②~  大学生には暇な時間がたくさんある。  もともと、本を読むのが好きだった私は、暇な時間を本を読もうかと考えていた。しかし、本を1…

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結局、派遣は派遣でしかない

現在、他の小説投稿サイトで連載中のエッセイの最新話です。 noteは結構、エッセイを載せている人が多いので、私も載せてみようかなと思いました。  久しぶりの投稿にな…

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理想の美がはびこる学校に転校した女子高生の話し 第二話

クラスメイトの容姿 ここで、全身磨き上げられた彼女たちの容姿を上から順に説明していくとしよう。  まずは、髪の毛。女子高生特有の文化か知らないが、半数が黒髪スト…

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異世界転移をした彼女は異世界の常識を変えようと試みるが、勇者がくそ過ぎて困りました 第五話

本物の聖女が現れました 「コンコン。」  カナデとユーリの口論は部屋のノックで中止された。とっさに今までの声が部屋の外に聞こえていないかユーリに確認するカナデに…

理想の美がはびこる学校に転校した女子高生の話し 第一話

プロットもどき 1異常な教室 「転校生を紹介します」 「隣の県から引っ越してきました『平和子(たいらかずこ)』です。よろしくお願いします」  私は親の仕事の都…

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結婚したくない腐女子が結婚しました 第九話

2私の趣味~週末の過ごし方①~ 一緒に住むことになっても、私は自分の趣味をやめることはない。それ込みで結婚を了承したのだから構わないだろう。  世間一般の会社員…

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30歳処女、不老不死になりました  第一話

1三十路を迎えた 「とうとう、この年まで処女となってしまった」  栄枝実乃梨(さかえみのり)は、本日元旦、めでたく、三十路の誕生日を迎えた。  そこから、彼女の…

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汐留一家は私以外腐ってる 第五話

汐留家の日常~双子②~ カラオケに着いた私は、いまだに何を歌おうか悩んでいた。そもそも、なぜ、私は彼女たちとカラオケで遊ぶ約束をしてしまったのだろうか。そのきっ…

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結婚したくない腐女子が結婚しました 第一話

本編
「紗々(さしゃ)、いつになったら結婚するんだ。そろそろお見合いでも何でもいいから結婚相手を探した方がいいぞ。」

「まあ、紗々がいいなら別にいいけど、結婚したいなら考えた方がいい年ごろよ。」

 両親に言われて、仕方なく結婚相談所に登録した。本日、お見合い相手と初めて会うことになっている。果たして、私の考えを理解してくれる相手に出会えるだろうか。

 私は世間一般から「腐女子」と呼ばれる人間

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結婚したくない腐女子が結婚しました 第12話

3デートに出かけました~イケメン歩けばなんとやら①~

たまたま、今は10月で東京の夢の国もハロウィンのイベントがやっていた。そんな時期に行ったら絶対にすごい人ごみだろうと思っていたが、私の予想は大当たりだった。

 デート当日の土曜日は、10月というのに汗ばむような暑さだった。天気は快晴で、絶好のデート日和である。

 私の服装はいつもの通り、ジーンズに上はTシャツに長袖のチェックシャツという色

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転校生をバカにすることなかれ 第1話

「えにし、すまないがまた引っ越しだ。」

 もうこれで何度目の転校だろうか。だがそれにももう慣れた。父の仕事の都合で転校してばかりの私だが、転校するのはやはり寂しい。短かったとはいえ、ともに学んだクラスメイトや「恋人」と別れるのはつらい。とはいえ、今回も私の目的はすでに果たされたのだから、別れがつらいとはいえ、特に未練は残っていない。むしろ、早く次の学校に行きたいという思いの方が強かった。

「別

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新百寿人(しんびゃくじゅびと)第2話

「ここは……」

「オメデトウゴザイマス。あなたは無事に【新百寿人(しんびゃくじゅびと)】として生まれ変わりました」

 とはいっても、あなたに今までの記憶はないと思いますが。

 鈴木明寿(すずきあきとし)は自分の今の状況を理解できないでいた。明寿は100歳の誕生日を施設で迎える予定だった。誕生日前日の深夜、急に身体に痛みを感じてベッドわきにあるコールボタンを押そうとしたところまでは覚えているが

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「旦那がメガネになりました」企画書

メガネによって殺されたのに、メガネになって戻ってきたメガネによる物語。

第一話

 私の旦那が死んだ。死因はメガネによる窒息死。だが、旦那はまだ生きている。私を一人残して成仏はできなかったらしい。私のメガネに憑依して、現在は私と共に生活している。私のメガネとなって。

 私と旦那はどちらも近視がひどく、メガネかコンタクトなしでは日常生活を送ることはできない。私はコンタクトをしているが、旦那はメガ

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新百寿人(しんびゃくじゅびと)第1話

第1話【新白寿人」「100歳の高齢女性、突然若返る」

 このニュースが報じられたのは今から10年ほど前のことだ。日本では平均寿命が100歳近くまで伸び、超高齢社会に突入していた。少子化も進み、人類は新たな進化を遂げた。

 21○○年、特別老人ホームに入所していた女性が100歳の誕生日を迎えた。しかし、女性の誕生日が祝われることはなかった。女性は誕生日当日、突如として10代後半くらいの姿に変貌し

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結婚したくない腐女子が結婚しました 第11話

2私の趣味~週末の過ごし方③~ 
 それは、私がいつものように土日完全引きこもりを実施していた時のことだった。

「紗々さんは、いつも週末は家にいますけど、誰かとどこかに出かけたりはしないのですか。」

 突然、家で一緒に昼食を食べているときに大鷹さんに尋ねられた。どう答えようか考えているうちに、さらに続けて質問される。

「ええと、こんなことを聞いてもいいのかわかりませんが、もしかして、今までも

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最高の出会いが待っています!~結婚相談所にぜひ、ご入会下さい~

1プロモーション漫画

「私が、プロモーション漫画の原案を考える?」

「そうそう、うちもだいぶ大きくなってきたでしょう?大手には敵わないけど、地元では名の知れた結婚相談所になりつつあると思うの。だから、今回、もっと登録者を呼び込むために、プロモーション漫画を依頼することにしたわけ。その原案を考えて欲しいの」

「広報担当者でもない私では、役不足です」

「いやいや、会社の未来は社員全体で考えない

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結婚したくない腐女子が結婚しました 第10話

2私の趣味~週末の過ごし方②~ 
大学生には暇な時間がたくさんある。

 もともと、本を読むのが好きだった私は、暇な時間を本を読もうかと考えていた。しかし、本を1冊読むのは結構な時間がかかる。それに比べて漫画なら本よりは時間がかからない。

 漫画コーナーをぶらついて目についたのが、少女漫画であった。興味を持ってあらすじを読んでみて、どうしようかと思い悩んでしまった。それでも絵がきれいで可愛らしい

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結局、派遣は派遣でしかない

現在、他の小説投稿サイトで連載中のエッセイの最新話です。
noteは結構、エッセイを載せている人が多いので、私も載せてみようかなと思いました。

 久しぶりの投稿になる。今年の夏も暑すぎるわけだが、皆さまどのようにお過ごしだろうか。私はいまだに無職であり、家でエアコンをつけて、相変わらずダラダラと過ごしている。

 前回の投稿が7月3日で、3週間ほどこのエッセイを投稿していなかったわけだが、小説投

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理想の美がはびこる学校に転校した女子高生の話し 第二話

クラスメイトの容姿 ここで、全身磨き上げられた彼女たちの容姿を上から順に説明していくとしよう。

 まずは、髪の毛。女子高生特有の文化か知らないが、半数が黒髪ストレートのサラサラな髪を自慢げに肩より長く伸ばしてなびかせている。残りの3割は、プリンのように頭頂部が黒くなっていない、明るい茶髪。こちらはボブくらいの長さだが、同じようにサラサラとしているのが目で見てわかる。そして最後の2割は、ボブと同じ

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異世界転移をした彼女は異世界の常識を変えようと試みるが、勇者がくそ過ぎて困りました 第五話

本物の聖女が現れました

「コンコン。」

 カナデとユーリの口論は部屋のノックで中止された。とっさに今までの声が部屋の外に聞こえていないかユーリに確認するカナデに、ユーリは首を横に振る。

「とりあえず、オレ達の声は外に漏れることはない。部屋に入る際に、防音魔法をかけておいたからな。」

「あっそ。もといた世界でそんなことを口走っていたら、中二病を患っている痛い人だったでしょうね。」

「誰です

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理想の美がはびこる学校に転校した女子高生の話し 第一話


プロットもどき

1異常な教室

「転校生を紹介します」

「隣の県から引っ越してきました『平和子(たいらかずこ)』です。よろしくお願いします」

 私は親の仕事の都合で引っ越しをすることが多い。高校2年生のGW明け、新しい学校での生活が始まった。小学校のころから繰り返されてきた教壇前での自己紹介にも、すっかり慣れてしまった。

「では、真ん中の一番後ろの席が空いていますので、そこに座ってくださ

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結婚したくない腐女子が結婚しました 第九話

2私の趣味~週末の過ごし方①~ 一緒に住むことになっても、私は自分の趣味をやめることはない。それ込みで結婚を了承したのだから構わないだろう。

 世間一般の会社員と同じように、私も週末の土日が休みである。銀行という職柄、お盆はないし、年始年末の休みは少ないが、それでも、土日が休みなことに変わりはない。大鷹さんも、世間一般の会社員中に含まれている。つまり、土日が休みということだ。

 人それぞれ休み

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30歳処女、不老不死になりました  第一話

1三十路を迎えた

「とうとう、この年まで処女となってしまった」

 栄枝実乃梨(さかえみのり)は、本日元旦、めでたく、三十路の誕生日を迎えた。

 そこから、彼女の不可解な体質の苦悩が始まることとなった。

「これは、さすがに異常事態だわ……。まさか、ね」

 十年後、実乃梨は四十歳となる。彼女はこの年になっても独身を貫いていた。恋人も作らず、のんきに自由を満喫していたら、自然と独身となってしま

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汐留一家は私以外腐ってる 第五話

汐留家の日常~双子②~ カラオケに着いた私は、いまだに何を歌おうか悩んでいた。そもそも、なぜ、私は彼女たちとカラオケで遊ぶ約束をしてしまったのだろうか。そのきっかけとなった会話を思い出してげんなりする。

『ね、ねえ、私の家はダメだけど、カラオケくらいなら一緒に行ってもいいよ。私の家はダメだから埋め合わせとして』

「家に来なくなったのはいいけど、よりによって、どうしてオタクがばれそうなカラオケに

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